猫は玄関や窓からの脱走の名人!

猫は少し油断した隙に玄関や窓から逃げ出してしまう脱走の名人!困った経験のある飼い主さんはいませんか?少しの隙間でもうまくスルッと外に出てしまいます。特に、保護された猫や元々野良猫であった猫は、外で暮らした経験があるため、どうしても外に出たがる傾向があります。自力でドアや窓、網戸まで開けて外に出てしまう猫もいるので注意しなければいけません。
猫が玄関や窓から脱走したら戻ってくる?
猫は外の世界に興味津々で好奇心旺盛な性格です。いつも家でゆったり快適に過ごしているはずだと思っていても、外に出るタイミングを待ち構えている場合があるのです。室内飼いの猫は特に、一度外に出てしまったらパニックになり帰ってくることができなくなることがあるのです。油断せず、細心の注意をしないと、あなたの大切な猫を危険に晒してしまいます。

猫は完全室内飼いが推奨されている?!
環境省は猫の完全室内飼いを推奨しています。外で飼っている猫や野良猫は交通事故に遭い、命を落とすことが多いのです。また、感染症にかかる危険もあるし、猫同士の喧嘩や他の動物に襲われることもあり、室内飼いの猫よりも10年以上も寿命が短いと言われています。また、猫の糞尿などでご近所トラブルになることもあるのです。さらに、猫の虐待などの被害もニュースになっていますね。飼い主がそういった危険から愛猫を守ってあげる必要があります。ぜひ完全室内飼いを徹底しましょう。

また、猫をこれから飼う予定の方は、猫のベッドやトイレなど準備するのと同時に「脱走防止対策」をすることが何よりも大切です。そこで、家中のポイント別に対策方法をご紹介しますので、万全の対策をおすすめします。
猫の脱走防止おすすめ対策その① ~玄関では猫の動きに気をつけよう~
猫が脱走しやすい第1位は、やはり開閉の多い玄関。家族の人数が多いご家庭では、危険度がかなり高くなります。また、突然の来客などドアを開ける機会は多々あるため、脱走のタイミングを狙っている猫もいるかもしれません。 玄関のドアを開ける前には猫が近くにいないか必ず確認するようにしましょう。また、ドアを開けたらきちんと閉め、半開きにならないように気をつけましょう。帰宅時は特に要注意。猫が玄関前で待っているかもしれません。

玄関で宅急便の受け取り時にも猫に注意!
宅急便が届いたときにも猫の存在に注意しましょう。大きな荷物が届いたときなど、大きくドアを開けたときなどは特に要注意です!
猫の脱走防止おすすめ対策その② ~首輪や迷子札をつけよう~

玄関に脱走防止柵を設置しても万全な方法とはいえず、逃げてしまうことがないとは言えません。外に出てしまったときでも慌てずに。そんな時頼りになるのが首輪です。首輪をしているということで。まず野良猫と思われず、保健所に連れて行かれる可能性が低くなります。首輪に飼い主さんの情報を記しておくと、連絡をもらえる可能性もあります。しかし、首輪をしていても何かの拍子に外れることもあります。万全を期すならばマイクロチップの導入をおすすめします。保健所ではマイクロチップの確認をしてくれますので、万が一の保険になりますね。


猫の脱走防止おすすめ対策その③ ~玄関に柵を設置する(市販品)~

もともとのお家のつくりで玄関の前にもう一枚ドアがある場合は、玄関を開ける前にそのドアを閉めているかどうか確認して開ければ大丈夫です。そうでない場合は対策が必須です。具体的な方法として、まずは玄関前の廊下に開閉可能な脱走防止柵を設置しましょう。これでほとんどの脱走を防止できます。
猫の脱走防止柵は購入すると結構なお値段がします。比較的安く販売されているペットガードでは、軽々ジャンプして飛び越えてしまうので要注意です。天井までの高さ、廊下の幅に合わせた柵を購入するとセミオーダーになることも。価格は安くて4万円程度、高いものは8万円程度ですが、質の良いしっかりしたものを購入することができます。
しかし、人気があるので注文してから2~3ヶ月ほどかかることもあるようです。これから猫をお迎えする準備をされている方は、猫がお家にやってくるまでに間に合わないかもしれませんね。もし、これを100均で買える安い材料で自作してみてはいかがでしょうか?
猫の脱走防止おすすめ対策その④ ~玄関用脱走防止柵をDIYで自作しよう(ワイヤーネットタイプ)~
安い材料で簡単にDIYで猫脱走防止柵を作る方法をご紹介します!しかも材料の大部分が100均で買えるもので作ることができるのです。市販品を購入するよりも、半額以下の安い金額で作ることができ、頑張って自作する価値がありますね!
100均DIYで自作してみよう! 玄関用脱走防止扉の作り方
次は、猫脱走防止フェンス作成開始! pic.twitter.com/AZFLlOTH38
— 迦燐🐻ポケモンX始めました。 (@azainagamasa99) July 24, 2018
100均で買うもの→①ワイヤーネット②結束バンド③ワイヤーネットホルダー(折りたためるようにする場合)
ホームセンターなどで買う物→突っ張り棒2本(玄関前の天井までの高さに合わせたもの)
玄関なので出入りしやすくするために、開閉可能であるワイヤーネット型ドアを目指します。ネットホルダーでワイヤーネットをつないで、折りたためるようにするとドアのようになり便利です。その方法は、玄関前の高さと幅に合わせてワイヤーネットを結束バンドで固定していきます。大きさと玄関の幅に合わせた枚数を作ります。次につないだワイヤーネットをネットホルダーで可動するように留めます。あとは、突っ張り棒に固定して、玄関に設置して出来上がりです。
その際、天井との隙間、突っ張り棒と廊下の壁との隙間は5センチ以下にすることが大切です。それ以上空けてしまうと猫がすり抜けてしまう可能性があるので要注意です。市販品よりも半額以下の安い金額で自作することができますよ。
猫の脱走防止おすすめ対策その⑤ ~玄関用脱走防止柵をDIYで自作しよう(すのこタイプ)~
100均のすのこを組み合わせて素敵な格子戸ができるんですね!とても100均DIYで自作したものとは思えません。工夫次第でオリジナルの格子戸を、簡単に安い値段に抑えて自作することができるのですね。ぜひお手本にしたいものです。
猫の脱走防止おすすめ対策その⑥ ~窓からの猫脱走防止方法~

玄関に次いで脱走が多い場所は「窓」や「ベランダ」です。洗濯物をベランダに干すときにスルリ…!掃除で窓を開けたりした瞬間、さっと飛び出ようとするなど、やはり開け閉めの多いベランダ・窓もしっかり対策をしなければなりません。 まず、手軽にできるのが窓やベランダに窓防犯グッズのウインドウロック。少し隙間を空けてロックすれば、猫が勝手に窓を開けることはできません。

網戸のおすすめ対策
次に心配なのが網戸。網戸を閉めているから安心し、窓やベランダを開け放し、猫が網戸を開けて出て行ってしまうことがあるのです。そんなときにおすすめなのは「網戸用ストッパー」です。


また、網戸ストッパーをしているからといっても安心できません。猫が爪でネットを破って出て行くことがあるのです。そんなときに備えて、猫用のネットに網戸を張り替えておきましょう。
網戸を張り替えるもの大変なので、その場合は突っ張り式で固定できるフェンスもあります。


猫の脱走防止おすすめ対策その⑦ ~窓用脱走防止柵をDIYで自作しよう~

窓やベランダも数が少なければ購入してもいいかもしれませんが、窓数が多いご家庭などは各部屋に設置するとなると結構な金額になることも。できるだけ安い金額に抑えたいところですね。これもまた、玄関用と同じようにDIYで自作できるのです。
100均DIY 窓用脱走防止柵の作り方
材料:ワイヤーネット、結束バンド(100均で購入できます)、突っ張り棒(ホームセンター、通販などで購入)
ワイヤーネットの大きさと窓の大きさに合わせて、ワイヤーネットを結束バンドで固定していきます。大きさが余る場合は重ねて固定します。それを突っ張り棒に結束バンドで固定し、あとは窓枠に突っ張り棒を固定して完成です!
猫の脱走防止おすすめ対策その⑧ ~危ない場所にも脱走防止柵を~
玄関や窓用の逃亡防止柵を手作りできるようになると、猫が入ってきたら危ないところや、いたずらされたくない場所にも簡単に設置できるようになり便利です。例えば、火を使うキッチンは危ないのでぜひ設置したい場所です。
猫の脱走防止おすすめ対策 ~まとめ~

ここまで、猫の脱走防止対策がなぜ必要なのか、またその対策方法をお伝えしてきました。100均を利用することで安い費用で、購入するよりもアレンジ自在でニーズを満たした柵の作成が可能になります。飼い主様の大切な愛猫のために、ぜひDIYで脱走防止対策を万全にしてみませんか?