右脳と左脳の働きとは?
右脳と左脳では役割や働きに違いがあります。右脳の働きは、感性や記憶を司り、ひらめきや直感力などに関わっています。右脳の働きが活発な人は、「イメージ脳」「感覚脳」「芸術脳」と言われることが多いようです。左脳の働きは、論理的・理論的な思考をもち、物事を冷静に分析し判断する能力などに関わっています。左脳の働きが活発な人は、「倫理脳」「デジタル脳」などと言われることが多いようです。
右脳の働きが活発な人の特徴は?
右脳の働きが活発な人の特徴は、「喜怒哀楽が豊か」「感性が鋭い」「直感が冴えている」「想像力が豊か」「記憶力や暗記力に長けている」「空間認知把握力に長けている」などが挙げられます。芸術家や音楽家、クリエイティブな才能を開花させている人の多くは、右脳の働きが活発と言えるでしょう。
必ずしもそうであるわけではありませんが、一般的に男性よりも女性のほうが右脳の働きが発達していると言われています。男性は倫理的に物事を考えるのに対し、女性は感覚や感情で物事を考える傾向にあるため、そのように言われています。
右脳を鍛えることで得られる効果は?
大人よりも子供のほうが右脳の働きが活発で、大人は左脳の働きが発達している傾向にあります。しかし、大人でも右脳を鍛えることで、あらゆる効果を得られることができます。
【右脳を鍛えることで得られる効果①】想像力の向上
右脳を鍛えることで、想像力を向上させることができます。想像力が向上すると、感性が豊かになりクリエイティブな才能や能力を大きく伸ばすことが期待できます。感性が豊かになり喜怒哀楽が自然にしやすくなると、ストレスを溜め込みにくくなります。自分の感情に素直になることができるので、生きていくのが楽になる嬉しい効果もあります。
また、状況や状態を把握し、物事を想定することができるようになります。想像力が向上すると、芸術や音楽、文学などの仕事はもちろん、企画や編集、ライティングなど多くの仕事に役立ちます。
【右脳を鍛えることで得られる効果②】判断力の向上
右脳を鍛えることで、判断力を向上させることができます。判断力が向上すると、的確な判断を下しベストな答えを導くことができるようになります。また、直感が冴えたり、危険を瞬時に察知したりすることもできるようになります。
生きていくうえで、「判断力」はとても重要です。特に仕事では判断力が求められることが多いのではないでしょうか。右脳を鍛えて活性化させると、判断力を大幅にアップすることができるので、判断力がないと悩んでいる方は右脳を鍛えてみましょう。
【右脳を鍛えることで得られる効果③】記憶力の向上
右脳を鍛えることで、記憶力を向上させることができます。右脳を鍛えると、イメージで物事が捉えられるようになるので、記憶力が向上します。言語で記憶するよりも、イメージで記憶するほうが印象を残すことができるので、記憶に残りやすいと言われています。
1度脳に焼き付けたイメージは忘れにくいです。言語ではなくイメージ化して覚える方法を身につければ、勉強や仕事で役立ちます。また、右脳は左脳に比べて記憶容量が大きいのが特徴で、処理スピードや能力が高いです。
右脳を鍛えるデメリットはあるの?
右脳を鍛えると、さまざまな効果が期待できメリットがたくさんありますが、デメリットも存在します。右脳を鍛えると感受性が豊かになって能力や才能が高まりますが、心が脳の発達に追いつかず、些細なことで傷ついてしまったり、感情のふり幅が激しくなってしまったりすることがあります。精神力が高くなければ、精神を病んでしまう可能性があるので注意が必要です。
右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法は?
幼児の頃から右脳を鍛えるのが効果的とされていますが、大人になってからでも右脳を鍛えることは可能です。今回は、大人になってからでもできる、右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法を5つご紹介します。
【右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法①】読書をする
読書をすることは、物語を楽しんだり知識を深めたりすることだけではなく、右脳を鍛えることもできます。文字を読み、情景を想像したり登場人物の感情を考えたりすることで右脳が鍛えられます。
また、「速読」をすることで効率的に鍛えることができます。速読はキーワードを拾い全体を把握しながら速いスピードで読む方法です。物事を関連付け、イメージを捉える能力が必要になり、右脳を刺激し鍛えることができます。
【右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法②】音楽を聴く
音楽を聞くと右脳が活性化するので、右脳を鍛えることができます。中でも、クラシック音楽が効果的です。クラシック音楽をただ聞くだけではなく、音楽のイメージや情景を想像することで、より右脳を鍛えることができます。歌詞入りの音楽だと左脳も反応してしまうので、右脳を鍛えるときはなるべくクラシック音楽を聴くようにしましょう。
【右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法③】絵を見たり描いたりする
右脳には、感性や物事をイメージで捉えたりする働きがあるので、絵を見たり描いたりすると、右脳を鍛えることに繋がります。美術館で絵画鑑賞をしたり、美術本を眺めたり、自分で絵を描いたり、「芸術」に触れることで右脳を活性化させることができます。自分で絵を描くことは想像力を高めることもできるので、とてもおすすめのトレーニング方法です。
【右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法④】体の左半身を使う
体の左半身は右脳がコントロールしています。そのため、体の左半身を意識して使うことにより、右脳を鍛えることができます。左利きの人はすでに右脳が鍛えられていて、創造性や独創性の高い人が多いです。右利きの人も、右半身ばかりではなく意識的に左半身を使うことにより、右脳を鍛えることができます。左手で箸を使ってみたり、字を書いてみたり、意識して左半身を使ってみましょう。
【右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法⑤】パズルやブロック遊びをする
幼児期にパズルやブロック遊びをすると右脳教育になると言われていますが、パズルやブロック遊びは大人になってからでも右脳を鍛えるのに効果があります。パズルやブロック遊びをすると、空間認知能力を高め、右脳を活性化させることができます。プラモデルでも同じ効果が期待できるのでおすすめです。
自分が「右脳派」か「左脳派」かを調べる方法は?
「右脳派」と「左脳派」自分はどちらのタイプなのかご存知ですか?自分がどちらのタイプなのか簡単にテストできる方法をご紹介します。
「両手の指を組んだとき上になる手」「腕を組んだとき上になる腕」この2点をチェックしていきます。両手の指を組んだとき上になる手が「左手」だった場合、「右脳の働き」が発達していて、腕を組んだとき上になる腕が「左腕」だった場合、「右脳の働き」が発達している右脳派タイプになります。右手、右腕が上だった場合は左脳の働きが発達している左脳派タイプになります。
手と脳はそれぞれ対角線上に結ばれた側同士の影響を受けるようです。右利きの人は左脳が発達、左利きの人は右脳が発達している場合が多いようです。しかし、必ずしもテスト結果や利き手がすべてではないので、あくまで参考程度にとどめておきましょう。
まとめ:右脳を鍛えて能力や才能をアップしよう!
今回は、右脳を鍛えることで得られる効果や右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法などについてご紹介してきました。いかがでしたか?右脳は大人になってからでも鍛えることができ、生活や仕事に嬉しい効果をもたらすことができます。今からでも、能力や才能をアップしたいと考えている方は、右脳を鍛えるおすすめのトレーニング方法をぜひ試してみてください!