【男女別年齢別身長別平均体重と標準体重の計算方法】BMIの計算方法を知ろう
BMIってよく聞く言葉だと思いますが、どういう意味か説明できる人は案外少ないんじゃないでしょうか? BMIとは、Body Mass Indexの略。人の肥満度を示す一番よく使われている指数です。
BMIは、だいたい体重(kg)を身長(メートル)で2回割ることで求められます。例えば体重50㎏、身長が1.6mの人なら、50÷1.6÷1.6で求められ、その答えは約19.5となります。
日本肥満学会の定義では、BMIが18.5未満は痩せすぎ、18.5~25が普通。25以上が肥満となっています。ただし、肥満の定義は男女差、年齢差、民族差があるので、一概にBMIがいくつ以上で太っているかは言えません。
【男女別年齢別身長別平均体重と標準体重の計算方法】平均体重・標準体重・美容体重の違い
ここで抑えとかなけれないけないのが、平均体重・標準体重・そして美容体重の3つの体重です。ダイエットをするなら、この3つを知らないとゴール設定ができません。
平均体重というのは、名前の通り日本人の平均の体重です。全員の体重を足して人数で割っただけの単純な数字ですね。そうなると集団のなかに極端に重い人や軽い人がいると、平均も変わってきます。例えば背が高いと体重も重くなるし、一般的に女性よりも男性の方が重いですよね。そのため、平均体重は男女別、年齢別、身長別で示されることが多いです。
一方標準体重は、どれくらいの肥満度であれば健康かということを示す体重で、一般にBMI22が標準体重だと言われています。別名「理想体重」。「世の中の平均はどうであれ、これくらいのBMIだったら健康と言えますよ」という目安が標準体重ですね。
最後は美容体重です。こちらも普通はBMI20以下を指します。健康かどうかよりも、見た目が美しいかどうかを表すのがこの美容体重です。
俗にBMIが18でシンデレラ体重、17でモデル体重と呼ばれています。ろくにごはんも食べさせてもらえずこき使われてきたシンデレラよりもモデルの方が軽いんですね。世界中のモデルさんが心配になりますが、それはさておき、とにかく見た目がキレイになりたいのなら美容体重、とりわけモデル体重を目指すということになります。
【男女別年齢別身長別平均体重と標準体重の計算方法】平均表・男性編
平均表とは、日本人の年齢別の平均身長と平均体重を表した表です(2016年度のデータ)。
詳細は下のURLをご覧ください。
国民健康・栄養調査 平成28年国民健康・栄養調査 | ファイルから探す | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
各府省等が登録した統計表ファイル(Excel,CSV,PDF形式)を検索し、閲覧・ダウンロードすることができます。また、データベース化された一部の主要な統計では、表示項目の選択、表の組換え、グラフ作成等を行うことができます。
まずは男性からです。
20~29歳の平均身長は171.5cm、平均体重は67.6kg
30~39歳の平均身長は171.5cm、平均体重は69.2kg
40~49歳の平均身長は171.4cm、平均体重は70.9kg
50~59歳の平均身長は169.8cm、平均体重は69.7kg
60~69歳の平均身長は167cm、平均体重は66.6kg
70歳以上の平均身長は162.1cm、平均体重は61.6kg
中年太りの人が多いのがよくわかりますね。
【男女別年齢別身長別平均体重と標準体重の計算方法】平均表・女性編
続いて女性の平均表です。
20~29歳の平均身長は158.1cm、平均体重は52.3kg
30~39歳の平均身長は158.1sm、平均体重は53.6kg
40~49歳の平均身長は157.9cm、平均体重は55.5kg
50~59歳の平均身長は156.7cm、平均体重は55.2kg
60~69歳の平均身長は153.4cm、平均体重は53.9kg
70歳以上の平均身長は148.8cm、平均体重は50.5kg
こちらも中年太りの傾向がよくわかります。
【男女別年齢別身長別平均体重と標準体重の計算方法】まとめと注意
いかがでしたか? ダイエットを目指す方は、目標とする体重がだいたい分かったかと思います。ただし、標準体重が絶対ではありませんし、ましてや美容体重=健康というわけではありませんので、くれぐれもご注意ください。無理なダイエットは様々な健康被害をもたらします。ぜひぜひ「健康に」痩せてください。