壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!
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エアコンを新しく取り付けたり、キッチンでの調理中に「ここにコンセントがあったら良いのに!」と思った経験のある方も多いのではないでしょうか。コンセントが遠い場所にしか存在せずに、コンセントの近くまで必要な家電を持っていくのは大きなストレスになりますよね。
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理想的なのは自分が設置したい場所に家電が設置できるようにコンセントが存在していることです。しかし、コンセントの数は実際にそう多くはないことがほとんど。自分でコンセントを取り付けることができれば、インテリアの配置や家事を自分好みに進めることができるようになるでしょう。今回は自宅でコンセントの増設をdiyで行う方法について詳しくご紹介していきます。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:コンセントの増設は自分でできる?
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まず、大前提の問題になりますが、コンセントの増設は「電気工事士法」と言う法律によって電気工事士の資格を持っている人以外行うことができません。コンセントの増設はたとえ簡単な作業でも、一歩間違えれば死亡事故に直結する非常に危険な工事です。
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ここからご紹介するコンセント増設の方法は、電気工事士の資格を持っている方のみが実践できることなので、資格を持っていない方はくれぐれも自らで実践するようなことはせず、あくまでも参考程度にとどめておくようにしてください。資格を持っていないけどどうしてもコンセントの増設が行いたい!という方は、電気工事士の資格を持っている友人・知人に相談するか、業者に直接工事を依頼するようにしましょう。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:事前に配線の構造を調べておく
コンセントの増設をdiyで行うには壁の中に配線を通してつなげる方法と、壁の外に配線をむき出しにさせてつなげる方法の2通りがあります。ここからはそれぞれの配線の方法についてご紹介していきます。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:壁の中に配線を通す場合
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壁の中に配線を通す場合は当たり前ですが、配線を壁の中に引けるような場所でなければいけません。そのためには本来存在するコンセントの近くに、新たなコンセントを増設することがもっとも効果的で簡単です。しかしこの方法を取ると、使えるコンセントの容量が分岐元のコンセントと合算という形になるので注意が必要です。
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コンセントが近くにない場所にコンセントを増設したい場合は、遠くのコンセントから配線を引いてくるか、本来あるコンセントとつながっている配線を見つけてそこからつなげるか、ブレーカーから直接つなげるかの3通りの方法しかありません。一戸建ての場合は屋根裏や1階と2階の間に忍び込んで配線を見つけることも可能です。壁の中に配線を通すのであれば、増設したい場所と設置方法を良く吟味する必要があるでしょう。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:配線を露出させて設置する場合
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壁の中に配線を通す場合は場所や構造によって設置方法が変化するので大変なこともありますが、配線を壁に通さず外に露出させて設置する場合はコンセントの増設がかなり楽になります。壁の中の構造を気にする必要がなく、単純に配線を外から引っ張って持って来れば良い話なので、お好みの場所に簡単にコンセントを増設できます。
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しかし、配線がむき出しになってしまうため、使用中は壁の中に配線した場合と比べて感電の危険が圧倒的に高まります。これを防ぐためには配線にプラスチックの配線用ケースを取り付けて、直接配線が体に触れることのないようにすると良いでしょう。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:壁の素材や構造を確認する
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コンセントを増設する前に壁の中の構造をチェックしておくことはとても大切なことです。特に前述の通り壁の中に配線することを考えている場合は、壁の構造の確認は特に必要な作業となるでしょう。壁に取り付けられているコンセントはツメで引っ掛けられて配置されているので、コンセントの隙間に指の爪を入れて軽く引っ張れば簡単に外せます。外した後は壁の中の構造やコンセントの配線を良くチェックしておきましょう。
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壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:コンセントの増設に必要なものは?
ここではコンセントの増設に必要なアイテムをご紹介していきます。
差込型コネクター
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増設するコンセントと配線をつなげるためのコネクター。画像は4端子ですが、5端子のものや3端子のものなどのあります。用途に合ったものを選びましょう。
ELPA 差込型4端子コネクター P-4H
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スイッチボックス
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増設するコンセントを壁に取り付けるために必要なアイテムです。簡易的な作りになっているものもありますが、コンセントの位置がずれてしまうことがあるため、しっかりとしたボックス型のものを取り付けることをおすすめします。
未来工業 高耐候性露出スイッチボックス 防水コンセント用 コネクタ付 ベージュ PVR16-BC1GJ
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¥ 463
コンセント・コンセントプレート
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コンセントの増設にはコンセントが必要不可欠です。コンセントとコンセントプレートが一体化しているものを買うのがおすすめですが、それぞれ別で取り揃えることもできます。
パナソニック(Panasonic) コスモワイド埋込トリプルコンセント WTP13033WKP 【純正パッケージ品】
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¥ 401
パナソニック(Panasonic) アドバンスシリーズ コンセントプレート2連用 5個用 WTL7005W
価格
¥ 691
VVFケーブル
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配線用ケーブルとして使うVVFケーブルはさまざまな長さのものが販売されていますが、コンセントの増設に使うのであれば幅1.6mmのもので問題ないでしょう。
ELPA VVFケーブル 1.6mm^2 * 2芯 5m VA-5AH
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¥ 1,182
引き回し鋸(カッターナイフ)
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壁に穴を開ける際に引き回し鋸があるとスムーズに作業できます。多少時間はかかりますが、カッターナイフで代用することも可能です。
藤元 本職用 挽廻し鋸 160mm
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壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:作業前には必ずブレーカーを落とす
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コンセントの増設は電線を直接取り扱う作業であるため、万が一の際は死亡事故につながる恐れもあります。そのため、作業時には必ずブレーカーを落として電源をシャットアウトしましょう。作業を開始する前にはブレーカーの電源が落ちているかどうか必ず確認するようにしてください。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:手順その① 壁に穴を開けていく
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増設したい場所を決めたらその場所の壁に引き回し鋸かカッターナイフで穴を開けていきます。壁に穴を開ける前に壁の中に配線が通っていないか、柱が設置されていないかをチェックしておきましょう。柱を誤って切断してしまっても、配線を切断してしまっても取り返しのつかないことになってしまいます。事前に図面を確認したり、下地探しで柱の有無の確認をしておくと良いでしょう。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:手順その② パネルボックスを固定
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壁に穴を開けたらVVFケーブルを中に通してコンセントにつなげていきます。コンセントにつなげる配線は白と黒の2種類がありますが、アルファベットで「W」と書かれている方に白の配線をつなげます。配線をコンセントにしっかりと取り付けたらネジで固定して、コンセントプレートの土台も同様にネジで固定。最後にプレートをはめれば作業は完了です。
壁の配線を分岐させる方法は?コンセントの増設をdiyで!エアコン・キッチンでできる方法をご紹介!:まとめ
コンセントの増設をdiyで行う方法についてご紹介しました。コンセントの増設は電気工事士の資格を持っていないと行うことはできませんが、知り合いに電気工事士の方がいれば業者に頼まずとも簡単にコンセントの増設を行ってくれるので、ぜひお願いしてみてはいかがでしょうか。