番茶とほうじ茶の違いについて知ろう!
番茶とほうじ茶、どちらも似たようなものというイメージを持っている人も多いでしょう。実は、この二つには様々な違いがあります。今回は、効能や作り方そして成分にカフェインという4つのポイントに絞って違いを紹介していきます。
ちなみに、番茶とほうじ茶と聞くと番茶はお茶っ葉が緑、ほうじ茶は茶色のイメージで判断している人がほとんどだと思います。これだけで番茶とほうじ茶の違いを判断するのはとてももったいないことです。それぞれの細かな部分の違いまで、きちんと把握するのがベストです。
番茶とほうじ茶の違い①:効能・成分の違いについて
番茶とほうじ茶の違いでまず知っておきたいのが、効能の違いです。まず番茶の効能についてです。番茶の効能は、2つあります。1つ目は、血糖値が高くなるのを抑制する効能が期待できます。そして2つ目に、ダイエットへの効能が期待できます。これは番茶に含まれるポリサッカライドという成分が大きく関係しています。
一方で、ほうじ茶の代表的な効能はくつかあります。まず1つ目に、ほうじ茶は美肌になる効能を期待することができます。ほうじ茶には、カテキンという成分が多く含まれていてそれが上手く作用することに繋がります。
2つ目に、殺菌作用の効能もあるとされています。これは先程と同じでカテキンの成分の役割が大きいです。最後に3つ目に、冷え性を楽にしてくれる効能を期待することができます。これには、ピラジンという成分が大きく関係しています。
番茶とほうじ茶の違い②:作り方の違いについて
番茶とほうじ茶には作り方の違いもあります。まずは番茶ですが、番茶は秋から冬に摘まれるお茶のことを指すことがほとんどで緑茶に比べると葉っぱ自体のサイズもかなり大きいです。カテキンも入ってはいますが口当たりはあっさりしています。
一方で、ほうじ茶は番茶などのお茶を焙じているお茶のことを指します。焙じるとはつまり、200度くらいのお湯で番茶などを炒ることを指します。そのため、カテキンの苦みも無くすっきりとした飲みやすいお茶ということで有名です。
番茶とほうじ茶の違い③:カフェインの違いについて
番茶とほうじ茶に含まれるカフェインの量も違います。何となくお茶を炒っているということもあって、ほうじ茶の方がカフェインは少ないのではと思う人もいるでしょう。しかし、実際には番茶の方がカフェインは少ないと言われています。
渋みにもなるカテキンの成分は、ほうじ茶よりも番茶の方が多いです。カフェインが少しでも少ないお茶が飲みたいという人には、番茶がおすすめです。ちなみに、ビタミンCやアミノ酸は番茶の方が多いので成分のバランスを気にするという人にも番茶がおすすめです。
地域によっては番茶の呼び方が違うことも?
これはあまり知られていないことですが、地域によってはほうじ茶を番茶あるいは煎茶を番茶というところもあります。自分が住んでいる地域が当てはまれば、ピンとくるのではないでしょうか。
どちらを飲むかは自分次第
今回は、番茶とほうじ茶の違いについて紹介しました。効能や作り方、成分やカフェインの量にポイントを絞りながら違いについてお伝えしました。口当たりはどんなお茶が良いのかや、どんな効能を求めてお茶を飲みたいのかを考えながら自分にピッタリな方を飲むようにしましょう。