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ホワイト業界はどこだ!就職・転職先におすすめの最新職種10選!【理系・文系】

2024.02.25

就職や転職をする際には、ホワイト業界に進みたいと考えるのは当然のことです。そこで今回は、就職や転職におすすめのホワイト業界と職種についてお話しします。理系・文系では業界や職種が異なるので、それぞれにおすすめのものとその理由もご紹介します。

  1. ホワイト業界って何?
  2. ホワイト企業の共通点とは?
  3. ホワイト企業を見つける方法はある?
  4. 理系・文系ともにおすすめの地方公務員
  5. 文系・理系別おすすめ業界はコレ
  6. 理系におすすめのホワイト業界①インフラ
  7. 理系におすすめのホワイト業界②化学系
  8. 理系におすすめのホワイト業界③石油・石炭
  9. 理系におすすめのホワイト業界④輸送用機器
  10. 理系におすすめのホワイト業界⑤電気・ガス
  11. 文系におすすめのホワイト業界①航空
  12. 文系におすすめのホワイト業界②元国営企業
  13. 文系におすすめのホワイト業界③情報・通信
  14. 文系におすすめのホワイト業界④私立大学職員
  15. ホワイト業界への就職・転職を目指そう!
就職や転職をするなら、ブラック企業ではなく、ホワイト企業がよいに決まっています。ホワイト企業について、厚生労働省は「労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定を受けた企業」と定義しています。また、それを認定する制度として「安全衛生優良企業公表制度」も設けています。文系・理系問わず、就職や転職を考えているなら、応募企業がホワイト企業かどうか、リサーチしてみることをおすすめします。
厚生労働省の安全衛生優良企業公表制度に認定されているホワイト企業には、共通する特徴がいくつかあります。まず、福利厚生が充実していることです。産休・育休・介護休暇制度はもちろん、住宅手当や昼食補助、割引制度などさまざまな福利厚生があります。次に、労働時間が適正であることです。労働基準法で定めている労働時間は1日8時間、1週間に40時間が基本で、それを超えた場合には残業手当を支払うのが原則です。これが守られているかどうかが、一つの基準となります。そして、年収が安定している、または高いことです。労働時間を年収が比例しているかどうかが見極めのポイントです。
さらに、離職率が低いことです。退職者が少ないということは、定着率が高いこととイコールですので、社員の満足度が高いと考えられます。合わせて、有給休暇の取得率が高いことです。厚生労働省の安全衛生優良企業公表制度に認定されるためには、直近3年間の有給取得率が80%を超えなくてはなりません。最後は、女性の待遇がよいことです。特に女性の管理職登用が多い会社は、ホワイト企業といえます。就職や転職を考えている企業については、この6つのポイントを調べてみましょう。
ホワイト企業に就職あるいは転職するためには、まず応募企業の情報を収集しなければなりません。ホワイト企業を探したいなら、まず会社四季報と応募を検討している企業のホームページをチェックしましょう。そこで、前章で紹介した福利厚生や実労働時間、離職率、平均勤続年数、有給休暇取得率、社員に占める女性管理職の割合をチェックすると、ホワイト企業かどうかが見えてきます。
また、就職あるいは転職しようと考えている企業に友人・知人がいる場合や、大学のOB・OGがいるなら、直接話を聞く機会を設けてもらうことをおすすめします。条件はよさそうでも、実際に働いてみるとブラック企業という例もあります。公開されている情報だけを鵜呑みにするのではなく、しっかりリサーチしましょう。
就職や転職をするうえでホワイト企業に勤めたいと思うなら、地方公務員を目指すのがおすすめです。国家公務員より労働時間管理が徹底されているだけでなく、年金や保険、手当は民間企業より充実しています。
ただし、地方公務員の場合は勤務地によっては、今後年収が下がる可能性があります。というのも、地方公務員の給料は税金でまかなわれているため、人口減少にともない税収が減ることで、これまでのような昇給が見込めなくなる可能性が高いからです。長期的な視点で、検討しましょう。
それでは、文系・理系別におすすめの業界をリストします。紹介する文系・理系おすすめ業界リストを参考に、文系・理系問わず、大学生の皆さんはとくに参考にしてください!
正式名称を「インフラストラクチャー(infrastructure)」というインフラは、産業や社会生活の基盤という意味です。そのため幅が広く、道路や上下水道から電力、通信施設、教育施設、医療施設まで含めるケースもあります。
とはいえ、人間が生活していくうえで必ず必要な職種であり、異業種からの参入がしにくい業界でもあります。そのため、競合他社が少ない分、高い年収と厚い福利厚生が用意されているのが基本です。
化学系業界とは、化学反応で素材をつくっているメーカー企業の集合体をいいます。具体例をあげると、樹脂やゴム、合成繊維などです。石油や天然ガスを原材料にした素材を製造メーカーに販売し、それが一般消費者に使う商品に使われているのです。
理系の人に化学系業界をおすすめする理由は、業績や雇用が安定している企業が多く、平均年収も高めのところが多いからです。さらに社員の平均勤続年数が長い企業が多く、取引先が企業であることから、消費ニーズの変動を受けにくい点もメリットです。
石油や石炭といったエネルギーを扱う企業は、日本には少ししかありません。異業種からの参入がしにくい業界なので、給与水準が高く、完全週休二日制の企業がほとんどです。
天然資源に左右されることを懸念する人も多いですが、長い歴史のなかで培われたノウハウと従事するための環境、将来を見据えた新エネルギーの開発・研究を行う基盤があるので、ホワイト業界といっても過言ではないはずです。
輸送機器業界では、人や物を運ぶための乗り物を製造しています。輸送と聞くと陸路で使用する自動車や鉄道をイメージする人が多いと思いますが、海で使う船舶、空で使う航空機も含まれます。
輸送機器業界のランキングを見ると、1位にトヨタ自動車、2位に本田技研工業、3位に日産自動車と、そうそうたる企業名が並びます。車離れが叫ばれている現代でも、一般の自動車だけでなく、建設用車両が世界的シェアを誇っており、ホワイト業界といえます。
電気・ガス業界も、生活になくてはならない仕事を担っています。電機業界であれば、「発電」「送電」「配電」「営業」の4つの事業で成り立っています。ガスは家庭用と業務用に大別されており、都市ガスやプロパンガスなどがあります。
電気小売りやガスの自由化により、競合他社が多い業界ではありますが、生活になくてはならないものを供給しているので、それを取り扱う企業は安定しています。
文系の女性に人気が高い航空業界も、ホワイト業界の一つです。職場に女性が多いことから、産休・育休制度や退職金などの福利厚生が充実しているところが多いです。
ただし、日本ではJALとANAのシェアが大きく、この2社に就職・転職する場合は福利厚生が充実していますが、航空料金の安さを売りにしている会社の場合、給与や福利厚生の内容が下がるケースが多いので、十分なリサーチが必要です。
そもそも国や地方公共団体が経営していた会社を、民間企業に改組あるいは運営を委託された企業が、元国営企業にあたります。明示までさかのぼると、その範囲は「鉱業・鉄鋼業」「紡績業」「海運業」「エネルギー関連」など、多岐にわたります。
戦後に民営化した元国営企業には、NTTグループやJT、JRグループ、日本郵政グループ、高速道路株式会社、東京メトロなどがあげられます。こうした会社は給与も福利厚生も水準が高いことで知られています。
情報・通信業界と聞くと、インターネット関連をイメージする人もいそうです。実際には、テレビ局や出版社、通信会社と多岐にわたります。年収だけでみると、テレビ局がダントツで高いのですが、離職率の低さや有給休暇取得率の高さをみると、通信会社やシステムインテグレータの方が水準が高いといいます。
情報・通信業界の年収ランキングを見ても、有名企業がズラリと並んでいます。コンプライアンスがしっかりしている企業が多いので、ホワイト業界をいえるでしょう。
職種としての認知度は高くありませんが、私立大学の職員もホワイト業界の一つといえそうです。それは、国公立大学の職員と比べると給与が高いうえ、学生の長期休業期間などを活用して、有給休暇を取得しやすい環境があるからです。
ただし、少子化が進み大学の統廃合が心配される世の中ですから、就職・転職するにあたっては有名私大を狙うのが基本です。学生募集が安定している私立大学を中心に、情報収集してみましょう。
今回は、就職や転職におすすめのホワイト業界についてと、文系、理系別におすすめ業界を紹介しました。文系・理系ともに、就職や転職にあたって、企業研究をしっかりしておくと、ホワイト企業がどうかの見極めができます。今回紹介した文系・理系別おすすめ業界リストを参考に、ホワイト業界のなかでも、さらに自分にあう企業がないかどうかをリサーチし、長く働ける会社を見つけてくださいね。