パソコンが動かなくなることはよくあること?
いつも使っているノートパソコンが、突然起動しなくなるというトラブルは実はよくあります。ノートパソコンを長く使っている人なら、パソコンが起動しないというトラブルを経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。
パソコンが黒い画面のまま起動しない原因は、外的な要因や内部の問題、メモリやファンなどの状態で判断することができる場合があります。ノートパソコンが起動しないというトラブルで困っている方は、ぜひ対処を試してみましょう。万が一、対処法を試しても改善しなかった場合は修理するしかない場合もあります。
ノートパソコンが起動しない①電源が入らない場合
まず、ノートパソコンが起動しないといってもどのレベルで起動しないのかが問題です。電源を入れても電源が入らない、あるいは電源は入るけれど黒い画面のまま起動しないというパターンがありますが、あなたのノートパソコンはどちらのタイプでしょうか?
そもそも電源が入らない
ノートパソコンのスイッチを入れても黒い画面のまま、よく見たら電源マークすらつかず起動しないという場合は、ケーブルやバッテリーに問題がある場合があります。ケーブルをはずして差し直しましょう。バッテリーにも寿命があるため、バッテリーを外した状態で電源が入るかどうか確認してみるのが手っ取り早いですが、不安なら修理に持ち込みましょう。
ノートパソコンが起動しない②電源が入る場合
電源は入るけれど黒い画面のままという場合には、ノートパソコンのメモリやファンなど内部の部品に問題がある場合があります。ファンが回っている音はする、というような場合は熱や電気がたまっている可能性があります。ファンがあっても、ノートパソコンは熱が発散しにくいためこういうトラブルは起こりがちです。
放電の仕方
対処するには、ノートパソコンに繋がっているUSBメモリやケーブル、バッテリーなどを全部はずして何もついていない状態にして、数分放置する必要があります。5分程度放置した後でつなぎ直し、起動するかどうか確認しましょう。
ノートパソコンが起動しない③電源は入るけれどロゴが出ない
ノートパソコンを起動したら、まずメーカーのロゴが表示されるはずです。このロゴが出ないで黒い画面のままの場合、ノートパソコンのハードディスクが動いているかどうかを缶のようなランプで確認しましょう。ランプが動いているのにロゴが出ない場合、液晶の不具合である可能性があります。対処としては他に液晶を用意し、そちらにつなぐことで使えるようになることもあります。
ノートパソコンが起動しない④ロゴは出るけど起動しない
ロゴマークに切り替わったのに黒い画面になって動かなくなり、ノートパソコンが起動しないという場合にはWindowsの起動に失敗している可能性が高いです。USBメモリで「回復ドライブ」を作成して使ってみるという対処もありますが、実はWindowsは起動に3回失敗すると「自動修復(スタートアップ修復)」を行ってくれるため、たいていはこれで直ります。
それでも起動しなかったら?
「自動修復(スタートアップ修復)」を行った、あるいはUSBメモリの「回復ドライブ」を使っても起動しないで黒い画面のままという場合は、「セーフモードで起動する」という対処もあります。最悪の場合、セーフモードなら起動する場合がありますので、大事なデータを保存してから修理に出すなど対処しましょう。
パソコンには寿命がある
ノートパソコンが起動しないというトラブルの対処について紹介してきましたが、ノートパソコンも他の家電製品と同じく寿命があります。3~4年程度は故障しなくても、5年以上使っていれば故障する可能性は高くなってしまうものです。そしてノートパソコンの場合は、故障した部分だけを取り換えるというのが非常に難しかったりします。
備えが大事
大事なデータは細目にバックアップをとっておくこと、Windowsの「回復ドライブ」を作っておくなど、日ごろから万が一パソコンが故障した時に備えておくことをおすすめします。