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Windows Embeddedとは?メリットや使い方を解説!

2024.02.25

Windows embeddedとは、どのようなOSか知っていますか?一般的には、あまり使うことが少ないかもしれませんが、実は様々な便利な点があるOSです。今回はWindows embeddedの概要や、メリット、具体的な使い方について紹介します。

  1. Windows embeddedの概要や、メリット、使い方について紹介します。
  2. Windows embeddedとは?
  3. Windows embeddedの種類
  4. Windows embeddedの使われ方① 病院の情報管理用に
  5. Windows embeddedの使われ方② 店舗などの受付用として。
  6. Windows embeddedの使われ方③ デジタルサイネージ用として。
  7. Windows embeddedを使うメリットとは?
  8. Windows embeddedは通常のPCで使えるの?
  9. Windows embeddedの購入方法について
  10. Windows embeddedの概要や、メリット、使い方について紹介 まとめ。
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Windowsは、世界中のPCで使われているオペレーションシステム(OS)です。最新のWindows10がリリースされ、そのシェアはますます増加傾向にあります。
Net Applicationsから2018年7月のデスクトップOSシェアが発表された。2018年7月はWindowsがシェアを増やし、Mac OSはシェアを減らした。Windowsをバージョン別で見ると、Windows 10とWindows 8.1、Windows 8がシェアを増やし、Windows 7とWindows XPがシェアを減らした。LinuxはUbuntuがシェアを増やしている。

このように、家庭用、企業用と、場所・用途を問わず使われているWindows搭載PCですが、Windows OSには、別の種類として、「Windows embedded」という種類のOSがあります。普段はあまり聞きなれない名前のOSかもしれませんね。今回は、Windows embeddedとはどのようなOSなのか、Windows embeddedを使用して受けられるメリットとは何なのか、そしてどのような使われ方をされているのかを紹介します。
引用: http://www.elbacom.com/wp-content/uploads/2016/05/WES7_1-1024x768.png
引用: https://www.madameriri.com/wp-content/uploads/2014/02/Top_5_Survey_Question_Examples.jpg
まずは、Windows embeddedとはどのような種類のOSなのかを紹介します。
Windows embeddedとは、一般的に販売されているPCに搭載されているWindowsとは異なり、専門性の高い用途に使われる機器などに搭載されているOSのことです。一般的なWindows OSであれば、Microsoft Officeが使えたり、いろいろなアプリを使用出来たりと、使い方の幅が広いのが特徴です。しかし、Windows embeddedは、ある1つの用途に特化して使えるように設計されているため、使える機能は、一般的なWindows OSのそれとは少ないのが特徴です。
Windows Embedded(ウィンドウズエンベデッド)とは、組み込み機器を対象にMicrosoftが開発・提供しているリアルタイムオペレーティングシステムの総称です。

マイクロソフトは1996年11月、組込み開発向けに提供された、複数のCPUアーキテクチャに対応するWindows CE 1.0のリリースにより、公式に「組み込み」市場に参入しました。今では様々な業種に応用できるように現在のポートフォリオになっています。

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引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSQuulFrjSYd20m2itPOlJXGWuIptvSZXH331dAt5X_muBMOf3CbA
一般的なWindows OSにも8や10など異なる種類があるのと同様に、Windows embeddedにもいくつかの種類があります。ここでは、Windows embeddedの種類について紹介します。
現在のところ、Microsoftからリリースされていて、ダウンロード購入ができるWindows embeddedの種類は、「Windows Embedded 8 Standard」、「Windows Embedded 8.1 Industry」、「Windows Embedded 8.1 Pro」のWindows Embedded 8シリーズと、「Windows Embedded Compact 2013」、「Windows Embedded Automotive 7」からなるWindows Embedded Compactシリーズの2種類と、その他にも、Windows Server用に開発された、「Windows Server 2012 R2 for Embedded Systems」などがあります。
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/d/d0/POSReady.PNG/300px-POSReady.PNG

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引用: https://www.pc-koubou.jp/web_images/img/embedded_os_001.jpg
ここからは、実際にWindows embeddedがどのような使い方をされているのかを紹介します。ここで紹介する事例を見ると、より具体的にWindows embeddedの使用用途が分かり、そして、通常のWindows OSとの違いが把握できるでしょう。
まず1つ目のWindows embeddedの使い方は、病院内の情報管理です。紙ではなく、電子カルテで患者の情報を管理したい時に、管理用PCに、Windows embeddedをインストールして、その大量の情報を管理しています。
電子カルテの閲覧や回診用など特定の業務でシンプルに利用したい、コストを抑えて数を揃えたい、といった用途に。

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引用: https://www.pc-koubou.jp/web_images/img/embedded_os_002.jpg
2つ目の使い方は、店舗での情報管理用です。レストランや、ホテルなどの、受付で使用される端末にもWindows embeddedがインストールされている場合が多いです。
施設の受付やPOSレジ、会計、在庫管理など基幹システムとの連動、専用アプリを搭載したKIOSK端末のご利用に。

このように情報管理に特化した端末を操作したい時にWindows embeddedが使われるケースが多いですね。
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引用: http://natrium.la.coocan.jp/shakujii/2015/201510/20151006-01.jpg
3つ目の使い方は、デジタルサイネージの広告管理です。現在では駅や街中で、沢山のデジタルサイネージを見るようになりましたよね。そのデジタルサイネージの画面に表示されている広告を管理するOSにも、Windows embeddedが使われています。
Windows Embedded搭載カスタムパソコンを導入することで既存のアプリケーションと連携することができます。 ユーザーインターフェイスも市販されているOSと同じインターフェイスなので操作も簡単に行えます。店頭での販売促進や施設での広報、案内表示。工場での目標や進捗状況のリアルタイムな更新&伝達等に。

引用: http://seascape.up.seesaa.net/dc_img/shizuoka_digital_signage_1.jpg
引用: https://docs.toradex.com/100292-001-start-manage-gn-638x452.png
ここからは、Windows embeddedを使うメリットとは何なのか。という点について紹介します。
Windows embeddedを使う代表的なメリットは、コスト削減と、操作の簡単さが挙げられます。今までは、ある機械を管理、操作するためには、独自のソフトを1から制作する必要がありました。これでは、時間も費用も掛かってしまい、あまりお得とは言えませんよね。そこで、Windows embeddedを開発し、それぞれの機器の用途に特化したOSにすることで、1からソフトを制作する手間が省け、また、ソフト制作費も削減出来ました。これにより、企業は大きなメリットを受けたと言えます。
次のメリットは、容易な操作性です。それぞれの機器に、オリジナルのソフトをインストールしていたら、そのソフト別に操作方法を覚える必要があり、使う方が難しくなってしまいます。しかし、Windows embeddedであれば、一般のWindows OSとインターフェースが共通しているため、使い方もさほど難しくなく、より素早く操作に慣れられます。Windows embeddedを使うメリットは、この2つが挙げられます。
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引用: https://www.pc-koubou.jp/upload/save_image/n250pu_solution_gallery_01_600d.jpg
Windows embeddedは、もちろん通常のPCでも使用できます。例えば展示会のブースなどで、不特定多数の人々が使うPCに、Windows embeddedをインストールしておけば、ユーザーに使ってほしい部分だけを操作可能な状態にしておいて、見られたくないところは、操作できないようにしておく。といった使い方が、Windows embeddedをインストールしておけば可能になります。
引用: https://www.avnet.co.jp/~/media/Images/integration/maker/manufacture/Microsoft/product/inst10/inst02.ashx?la=ja-JP
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQm-CRNMmJbjWNHGKsyd1Aqxlg-MMMcnJkfrqNomBEWecR5zlr33g
Windows embeddedは、OS単体ではなく、Windows embeddedを組みこんだ機器と購入するのが基本になります。そのため、自分、若しくは、企業がどのような機会を探しているのか、そしてその機械にはWindows embeddedはインストールされているのかという点を把握しておくのが大切です。
そして、パソコンショップには、Windows embeddedをインストールしたPCも販売されています。Windows embeddedは、通常のOSとは異なり、メールや天気など、デフォルトでインストールされているアプリは使えません。また、Windowsストアなども使えないため、その点は注意が必要です。
引用: https://thinkit.co.jp/sites/default/files/articles/166101.png
引用: https://c.s-microsoft.com/ja-jp/CMSImages/1920_Panel7_4up_Laptops.jpg?version=ef8f772c-6ba1-d007-d150-e94a0e5d02f1
ここまで、Windows embeddedの概要や、メリット、使い方について紹介しました。Windows embeddedは、主に家庭用のOSではなく、何かの製作機械や、企業の情報管理システムなど、より専門性が高い場面で使われているOSです。Windows embeddedは、紹介した通り、上手な使い方をすれば様々なメリットが受けられます。是非覚えておいてくださいね!
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出典: http://image.itmedia.co.jp/mn/articles/1006/15/ay_std7_fig01_02.gif