二重・一重・奥二重の違い
人の顔を見るときに受ける印象で目の印象は強いものがある、と言われています。そんな目ですが、「二重」や「一重」、「奥二重」という風にまぶたの形が人によって違っていますよね。二重、一重、奥二重はどう違うのか比較して見てみましょう。
二重まぶた
二重の人は、はっきりとまぶたのところに二重のラインが見えます。このことにより、目元がよりハッキリと目が大きく見えることから、一重や奥二重の女性の中にはハッキリした二重にしたい、という人が少なくありません。明るい印象を与えるという特徴があります。
一重まぶた
一重の人の場合は、二重と違ってまぶたにラインがありません。こちらの画像の方のように、すっきりとしたまぶたが特徴です。日本人の中では、割合が比較的多めと言われていますよ。
奥二重まぶた
奥二重の人の場合は、二重の人と比較してまぶたが二重になっている部分があまり目立たないという特徴があります。そのため、奥二重の人の中には一見して一重のように見える奥二重という人もいます。
【二重と一重】まぶたの構造の違い
人のまぶたは皮膚や筋肉、脂肪でできています。このうち、二重や一重、奥二重になるかどうか影響するのは「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」と呼ばれる、まぶたを開くときに使われる筋肉です。
二重や奥二重の人はこの「眼瞼挙筋」が瞼板と皮膚の2つに枝分かれしているため、二重や奥二重を形成します。この時のライン位置やまぶたの脂肪の厚さによって奥二重になったり、二重になったりします。一重の人の場合は、「眼瞼挙筋」は枝分かれせずに皮膚にはつながっていないため、まぶたが一重になっていると考えられています。
【二重と一重】日本人の割合
それでは、実際に日本人の一重・二重の割合はどうなっているのでしょうか。実は、日本人は7割程度が一重であると言われています。これは日本人に限らず、他のアジア系の人々も同じような割合となります。
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/model10211021_TP_V.jpg
欧米の人たちは日本人と比較すると二重の割合が多いのですが、この違いは祖先がどのように過ごしてきたのかが影響しており、日本人などのいわゆる黄色人種の場合は比較的寒い地域で過ごしてきたために、まぶたが分厚くなったと言われています。現在にいたっても、天然の二重の日本人は3割弱しかいない、ということになります。
【二重と一重】奥二重の見分け方
一重と二重の場合は、見分け方は簡単でまぶたのラインがあるかどうかですぐに分かります。見た目だけで分かりにくいのは奥二重で、普通に見ただけでは一重に見える、という人もいます。
奥二重の見分け方
奥二重の見分け方ですが、目頭の位置には二重がはっきり見えるのに目尻にいくとラインがあいまいになっている人や、横から見たときにまつげの根本が見えない、見えにくい人は奥二重と言えるでしょう。
二重にするマッサージは効果があるのか
まぶたにマッサージをして二重にする、というマッサージが流行っていますよね。このマッサージをして二重になった、という人も実際にいらっしゃるのですが、そういう人は元々二重であった可能性があります。元々二重なのだけど、ラインがはっきりせずに一重に見えていた、というタイプです。
元々が一重の人の場合は、マッサージをしても逆にまぶたが分厚くなってしまうことがあると言われています。二重目的でマッサージをするのは、向き不向きがありあまりオススメできません。
自分に合うメイクをする
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/IMARI20160806340818_TP_V.jpg
二重にあこがれる女性は多いですが、実際には日本人らしい一重の女性や奥二重はやわらかい感じがする、と男性に人気があったりします。大事なのは、自分のまぶたは一重なのか二重なのか、それとも奥二重なのかを知ってその目に似合うメイクをすることです。