【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】犯罪史上最悪の事件
犯罪史に残るほど冷酷な残虐方法で人を殺害した「横浜港バラバラ殺人事件」をご存知でしょうか?この横浜港バラバラ殺人事件は2009年6月に被害者を監禁し、チェーンソーでバラバラに殺害して、1300万円を奪うという強盗行為も行っています。
池田容之らが生きたままチェーンソーで被害者の首を切断したという犯罪史に残るほど残虐な方法で人を殺めた極めて卑劣な殺人事件です。今回はこの横浜港バラバラ殺人事件の概要や犯人の池田容之の生い立ちや現在について紹介致します。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】事件概要「生きたままチェーンソーで」
横浜港バラバラ殺人事件は2009年6月18日から19日にかけて行われました。犯人の池田容之とその共犯者は麻雀店で元暴力団員の経営者の男性を2人千葉県船橋市内にあるホテルに呼び出し監禁をしました。
被害者の男性は「家族に電話させてほしい」「殺さないでください。せめて殺してから切ってください。」と懇願したそうですが、池田容之は「動いちゃダメだろ。切れないじゃないか」と生きたままチェーンソーで首を切断し殺害しました。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】事件概要「別件で逮捕」
共犯者には切断された被害者を見て「人形みたいだろ」と話していたそうです。二人を殺害した後は遺体を解体して、横浜港や山梨県の山に遺棄しました。
そして、池田容之は別の事件で覚醒剤取締法違反などで逮捕され、2009年10月15日に死体遺棄容疑で再逮捕されました。被害男性を殺害した後に一人の被害男性から1300万円を奪ったとして2009年11月11日には強盗殺人容疑で再逮捕されています。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】なぜ殺したのか?
被害者の男性殺害の計画をたてたのは池田容之ではありませんでした。殺人事件を計画をしたのは池田容之よりも6歳年下の近藤剛郎で、年下ではありますが地位は近藤剛郎の方が高かったそうです。その近藤剛郎が経営していた麻雀店の経営権を被害者男性の奪われたそうで、その麻雀店を取り戻すために被害者男性が近藤剛郎にとっては邪魔な存在だったそうです。
近藤剛郎は覚醒剤の密輸を生業としており、麻雀店の経営権でもめている時に被害者男性に密告すると言われ焦ったいたそうです。被害者男性の口封じを何としてもしたかった近藤剛郎は池田容之に二人の殺害を依頼しました。池田容之は犯罪組織の中での地位を持つためにも殺害を依頼された時に率先して実行することを決めたそうです。つまり、池田容之はこの被害者男性らとは初対面で全く知らない人物を生きたまま殺害したということになります。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】池田容之という男
池田容之は兵庫県で生まれましたが、育ったのは事件現場でもある横浜市です。父親は銀行員ということもわかっており、割と裕福な家庭で育ったようです。池田容之の少年時代を知る人は明るい性格だったと語っています。
中学時代では生徒会長まで務めたこともあったそうで、当時を知る知人はバラバラ殺人事件を起こすとは想像もしてなかったようです。池田容之は高校も卒業しており、22歳の時に結婚し娘も授かりましたが、離婚しています。離婚した池田容之は養育費の支払いに追われていたそうです。
職も転々としており、ホストとして働くようになりました。その後暴力団にも所属し事件当時は岩盤浴の店長をしていたそうです。職を転々とする中で近藤剛郎と出会い、覚醒剤の密輸グループに所属するようになりました。池田容之は映画「アメリカン・ギャングスター」という映画にかなり影響されたそうで、麻薬王に強い憧れを抱くようになりました。犯罪グループで活動する中で麻薬王になるために地位が欲しかった池田容之は近藤剛郎に殺害を依頼されすぐに承諾し、犯行を実行しました。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】判決は?
極めて卑劣な殺人事件を犯した池田容之は9つの罪で起訴されました。当初は先ほども紹介したように覚醒剤取締法違反で逮捕されましたが、池田容之が被害者男性を殺害したことを自供したことで殺人、死体遺棄、強盗などの罪で再逮捕されることになっています。この事件が起きた2009年は裁判員裁判が行われたばかりでした。
裁判員裁判で池田容之には死刑が言い渡され、裁判では遺体の写真など衝撃的な写真が公開され、素人である裁判員たちの精神面も大きかったと話題になりました。結果的に池田容之の判決は死刑で、日本で初めて裁判員裁判で死刑判決が出たという事件としてもメディアで大きく扱われました。池田容之以外の逮捕された共犯者に対しては懲役10年以下の判決が下されています。しかし、殺人事件を企画した近藤剛郎だけは逮捕されておらずに海外に逃亡していることもわかっています。2019年現在も近藤剛郎は逮捕されておらず、国際指名手配されています。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】近藤剛郎は?
事件から約10年が経過しています。近藤剛郎は未だに逮捕されておらず、現在はタイに潜伏しているのではないかと言われています。覚醒剤の密輸を行っていた近藤剛郎は東南アジアからの密輸も行っていたので太いパイプを持っており、現地の犯罪者にかくまってもらっている可能性が高いようです。現在でも捜査は行われていますが、10年経った今でも逮捕に至っていないので警察もかなり苦戦を強いられているのではないでしょうか。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】現在の池田容之
池田容之は死刑判決が下り、控訴を取り下げたので2012年には死刑が確定されていますが、現在でも死刑の執行は行われていません。なので池田容之は現在も拘置所に収監されており、死刑の執行を待つ日々を過ごしているようです。
死刑囚は刑務所とは違い刑務作業などは行わずに死刑によって罪が償われることになっています。収監されている今でも死刑囚である池田容之を生かすために国民の税金が使われて生きています。事件から10年以上も経過していますので被害者家族のためにもなるべく早い刑の執行を望むばかりです。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】死刑判決が下った瞬間の池田容之
死刑が求刑された池田容之は全く表情を変えなかったそうです。裁判員が池田容之に「時間が戻るならどこに戻したいか」という質問をした際には「学生時代にもっと本を読んだりしていればと思う」と供述しました。
生徒会長まで務めていた池田容之に対して「どこで道を外れたのか?その理由もわかれば」という質問に対しては「自分の私利私欲であり、周囲の人の影響ではない」と答えています。
被害者については「毎日午前と午後に二人に『申し訳ありませんでした。成仏してください』と祈っている」とも話しています。
【横浜港バラバラ殺人事件!生きたまま殺害した】まとめ
今回は生きたままチェーンソーで首を切って被害者2人を殺害した池田容之が起こした「横浜港バラバラ殺人事件」について紹介しました。池田容之は麻薬の密輸の犯罪グループに所属しており、近藤剛郎の依頼されてこのような卑劣な事件を犯しました。池田容之には死刑判決が下っておりますが、現在も刑は執行されていません。
また、殺人事件を計画した近藤剛郎は現在も逮捕されておらず国際指名手配がされており、警察によって捜査が行われています。刑の執行と近藤剛郎が早急に逮捕されることを祈るばかりです。