【ドラゴンボールGT】大人気漫画『ドラゴンボール』とは?
『ドラゴンボール』は、原作漫画:鳥山明が描く作品で、日本を代表する漫画です。本作はもともと『週刊少年ジャンプ』の1984年の51号から1995年の25号まで連載されていた作品で漫画の単行本は全42巻が発売されています。
本作は完結後も人気が留まるところを知らず、その後も『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボール超』などのシリーズ作品を排出しており、現在でも世界で大人気の作品になっています。
また本作は1986年からフジテレビ系列でTVアニメが放送されて以降、世界の80カ国以上の国々で放送されており、劇場版のアニメやさらにはハリウッドの実写映画が制作されるなど、もはや漫画の域を遥かに超えた作品にまで成長しています。
原作漫画の単行本の累計発行部数は国内のみで1億6000万部以上を記録しており、世界の累計発行部数では2億5000万部を記録してます。実際にこの記録は日本の漫画の歴史の中でも5番目に位置しており、本作が末永く愛されていることが分かります。
また、ゲーム作品においては現在までに10本以上のミリオンセラー作品を排出いているタイトルで、カードゲームである『スーパードラゴンボールヒーローズ』は、カード累計出荷枚数6億枚を記録しているデジタルキッズカードゲームにおいて圧倒的な人気を誇ります。
【ドラゴンボールGT】TVアニメ『ドラゴンボールGT』について
TVアニメ『ドラゴンボールGT』は、大人気漫画『ドラゴンボール』を原作としたTVアニメオリジナル作品であり、『ドラゴンボールZ』除く編にあたります。本作は前作までのストーリーとは異なり、原作者である鳥山明さんがシナリオを手がけておらず、アニメのオリジナルストーリーで展開されます。
『ドラゴンボール』を原作としたオリジナルストーリーは、海外のファンなどが作ったものが有名であり、こちらでも『ドラゴンボールZ』以降のストーリーが展開されていますが、本作『ドラゴンボールGT』は鳥山明さん公認の公式ストーリーになりますので、分けて考えることをオススメします。
本作のタイトルに付いている「GT」の意味ですが、これは「Grand Touring」となっており、このタイトルに関しては鳥山明さん自身が命名したものです。ファンの間では「(続編を作って)ごめんなさい、鳥山先生」の意味ではないかというブラックジョークも噂されましたが、これは誤りで鳥山先生自身も前向きに取り組んでいたようです。
【ドラゴンボールGT】『ドラゴンボールGT』のあらすじ【最終回】
前作で魔人ブウの純粋な魂が善人に転生した人物ウーブですが、孫悟空はウーブとの出会いから5年が経っていました。孫悟空はウーブが高い戦闘能力を秘めていることから、ウーブがこれからの地球を守っていくものだと考え、日々ともに修行していました。
そして、ウーブとの修行の旅の終わり修行の最終試験を行っているときでした、「究極のドラゴンボール」が収められている神殿にピラフ一味が襲来し、究極のドラゴンボールの危機にさらされます。
究極のドラゴンボールを使い赤い神龍を呼び出したピラフ一味ですが、そこに孫悟空が駆けつけます。ピラフ一味の願いを勘違いした神龍は、孫悟空を子どもの姿に変えてしまいます。
そして、究極のドラゴンボールの願いは、一年以内にもう一度究極のドラゴンボールを集めなくては地球が滅ぶという魔力が秘められておりました。孫悟空たちは宇宙に分散しているドラゴンボールを探す旅に出る事になりました。
【ドラゴンボールGT】本作の孫悟空について【最終回】
『ドラゴンボールGT』における孫悟空はこれまでの『ドラゴンボール』シリーズにおける孫悟空とは少し異なっており、殆どが子供の姿で活躍することになります。これは物語の序盤で究極のドラゴンボールの力により子供の姿になってしまったからです。
また、瞬間移動が使えなくなったり超サイヤ人3になれる時間が短くなっていたりと、これまで仕えていた能力が少し弱くなっていますが、本作で初登場となる超サイヤ人4への覚醒などこれまで以上の強さを見せる場面もあります。
また、本編の最後では神龍とともにどこかへ去っていき、孫悟空のその後が語られていませんが、これに関しての明確な公式の回答はなく、ドラゴンボールファンの間でも物議を醸しています。
【ドラゴンボールGT】『ドラゴンボールGT』の最終話について【最終回】
『ドラゴンボールGT』の最終回は、意味深な描写が多く、放送当時これまでにないほどの話題を呼びました。この最終話では普通にTVアニメをみただけでは理解できない部分も多く、様々な考察がされています。
『ドラゴンボールGT』の最後の戦いは邪神龍たちの親玉である一星龍との戦いです。一星龍との戦いにおいて孫悟空が元気玉を打つクライマックスのシーンがあります。ここでは死んだはずの孫悟空が現れますが、この時から孫悟空の言動が少しおかしくなっています。
あくまで一説ですが、孫悟空はこの時点で復活したのはドラゴンボールとの契約によって一時的に復活したのであり、半分死んでいるような特別な存在になっていたのではないでしょうか。
それを裏付ける台詞かは少し曖昧ですが、孫悟空の孫であるパンがこのとき「おじいちゃん、神様になったみたい」と言っており、ドラゴンボールとの契約で神に近い存在になったのかも知れません。
【ドラゴンボールGT】孫悟空の最後とその後【最終回】
最後の戦いを終えた孫悟空ですが、もとにもどったドラゴンボールから神龍が現れます。それをみて孫悟空は「もうそんな時間か」とつぶやきます。この意味深な台詞ですが、ドラゴンボールと時間指定で何らかの契約をしていたのではないかと考察できます。
たとえば一星龍を倒すために一時的に復活したのかも知れませんし、のちのち自身の命を捧げる代わりに地球を救う力を得ていたのかも知れません。この点は考えてしまうとキリがないですが、いつもは「出でよ神龍」と言わなきゃ出てこない神龍が突如現れたのには並々ならぬ理由がありそうです。
そして最後に孫悟空は神龍の背中に乗ってどこかに行ってしまいます。孫悟空がこの時死んでいたと考えるとあの世に旅立ったのかも知れませんし、もしかしたら神龍と一緒にこれからもあり続けるかも知れません。
【ドラゴンボールGT】孫悟空が最後に消えた理由【最終回】
孫悟空は、『ドラゴンボールGT』の最終話にて神龍に乗ってどこかに行ってしまいますが、この時クリリンやピッコロなどの馴染みが深いキャラクターたちのところに少しだけ立ち寄ります。
この時、他のキャラクターたちと少し話した後、いつの間にか消えてしまいます。少し不思議な描写ですがこれには理由があると思われます。ファンの間で最も有力な説は、このとき孫悟空はすでに死んでいるというものです。
本作の最後の戦いで、謎の復活を遂げた孫悟空ですがこの時、ドラゴンボールと何かしらの契約を交わし、最後のシーンではすでに死んでいる状態に戻ったのでは無いでしょうか。
現実の世界でも人間は死ぬ間際に親しい人に挨拶に回るため、身の回りの人が不思議な体験をすることが多々あります。この親しいキャラクターのもとを周りすぐに消えるこの描写は、視聴者に孫悟空がすで死んでいることを伝えたかったのでは無いでしょうか。
【ドラゴンボールGT】最終回について公式の回答【最終回】
様々な考察がされている『ドラゴンボールGT』の最終話ですが、これについて本作の脚本を手がけた前川さんから少しだけコメントされています。前川さんが言うには、最終話で孫悟空は死んだかも知れないし、そうでないかも知れない。本作を見たファンの方々の想像におまかせします。と言っています。
また、DVD特典におけるスタッフ談によると最後にクリリンやピッコロと会うシーンでは孫悟空はすでに死んでいて、それを視聴者にわかりやすくするため、あのようなシーンを挟んだという裏話をされています。
【ドラゴンボールGT】「GT」ってどんな意味?【最終回】
『ドラゴンボールGT』の「GT」というアルファベットですが、TVアニメが放送された当時、このアルファベットの文字が何を表しているのか公表されていませんでした。そのため、ファンの間では様々な考察がされ話題を呼びました。
様々な考察の中でも最も有力とされていたのは「ごめんなさい、鳥山先生」の略なのではないかという説です。なぜこの説が最も有力になったかというと、ファンの間で『ドラゴンボールGT』がこれまでのシリーズに比べ酷評を受けているという背景があります。
そもそも『ドラゴンボールGT』はこれまでの『ドラゴンボール』とは違って原作者である鳥山先生がシナリオに携わっていません。そのため鳥山先生の原作が好きなファンから見たら、本作のストーリー展開が気に入らない部分も多く、ブーイングの嵐が起こってしまいました。
そのため、「GT」が何の略かを考えた時、鳥山先生に不本意な『ドラゴンボール』の続編をスタッフのワガママで作ってしまって「ごめんなさい」という意味なのでは?と揶揄されたわけです。
【ドラゴンボールGT】『ドラゴンボールGT』最終回まとめ
この記事では大人気TVアニメ『ドラゴンボールGT』について、様々な考察がなされている最終回についてまとめてみました。
『ドラゴンボールGT』の最終回の考察に関してはTVアニメが終わって20年ほどたつ現在でも様々な考察がされており、その話題は終止符が打たれることはないでしょう。個性豊かなキャラクターたちが登場する『ドラゴンボールGT』が気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。