ボボボーボ・ボーボボはかつてジャンプで連載されていた不条理ギャグバトル漫画です。
訳の分からないぶっ飛んだギャグが有名で、当時の週刊少年ジャンプの代表的な作品として流行っていました。
あまりの意味の分からなさや、ぶっ飛び過ぎたギャグは未だに根強い人気を誇っています。
この作品はアニメ化もされており、声優も有名どころが多くて非常に豪華です。
作品の内容が凄まじいせいか、一部では「声優の無駄遣い」と言われていることもあります(良い意味で)。
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ボーボボの最大の魅力といえば「真拳」と呼ばれる技を持ったものたちのバトルです。
ボーボボの絵柄はやたらと劇画チックでインパクトがあるので、ギャグ漫画の割に迫力があります。
ギャグのほとんどはボーボボたちから展開されていき、敵味方関係なく巻き込まれていくのがいつものパターンです。
ツッコミしながらやられていくシーンは毎度ながらシュールで面白いものに仕上がっています。
ボボボーボ・ボーボボにはパロディネタが多く使われています。
その当時連載されていた漫画や過去の作品、はたまたジャンプ以外の作品や映画からなど、使えるものを全て使って面白い作品を作っていました。
特にすごかったのは、ボーボボのアフロの中から遊戯王の武藤遊戯が出てきたところです。
遊戯の作画は作者の高橋和希さんが担当しましたが、召喚されたオシリスの天空竜は澤井さんが描いたものでした。
その時のツッコミが「悲しいことに澤井の画力が追いついてねーーー!!!!」というもので、当時の読者にとっては非常に印象的な場面だったでしょう。
ジャンプキャラクターが戦うジャンプアルティメットスターズには遊戯とボーボボの協力技として「澤井版オシリスの天空竜」が登場しました。
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ソフトンは非常に冷静沈着で真面目な性格をしています。
ボーボボたちのおふざけが過ぎた行為に対しても特に声を荒げることもなく、クールなキャラを貫いています。
特技はバビロン真拳とソフトクリーム作りで、ソフトクリーム屋も経営しているというできる男。
好きな物はバビロン神、嫌いな者は志なき者ということで、これだけ見るだけでもボーボボたちとはまったく毛色の違うキャラクターであることが分かります。
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ソフトンの特徴と言えばなんといってもあの独特な顔の形です。
初めて彼が登場した時には驚いた方も多いのではないでしょうか。
どう見ても「アレ」の形をしていますし、特に小学生が見つけたら真っ先に喜びそうな顔をしています。
実はソフトンの顔は漫画とアニメでは異なっていて、漫画は茶色、アニメはピンクになっています。
アニメで色が変わっていたのは視聴者への配慮、つまりソフトンから「アレ」を連想させないためだと思われます。
ボーボボたちもソフトンを見たときにはとぐろ状の「アレ」と呼んでイジり倒していました。
漫画だと直接的ですが、アニメでは「ピンクぐるぐる頭」「とぐろ」と遠回しな表現になっています。
あんまり意味がないんですけどね。
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ソフトンはバビロン真拳という技の使い手です。
「ボボボーボ・ボーボボ」におけるバビロンとは神様のことで、千手観音のように複数の手が生えています。
バビロン真拳は聖地バビロンで修行を積めば習得できる神聖な真拳であり、ボーボボには珍しく真面目な技ばかりです。
そんなわけもあって、バビロン真拳の技はどれも高威力で実用的な奥義が目立ち、
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ソフトンの初登場はコミックス2巻。
ボーボボが戦っている組織、毛狩り隊のCブロック基地「漆黒の間」の番人として登場しました。
実は最初は敵キャラだったんです。
戦う前に解毒剤を渡し、存分に戦えるように配慮するなど、登場時から高潔な精神を持っていました。
ちなみに毛狩り自体には興味がないようです。
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ボボボーボ・ボーボボの劇中ではソフトンの素顔を見ることができます。
あのとぐろの下はどんな顔かというと、ビックリするほどイケメンです。
なぜあんなとぐろ顔を被っているのかはサッパリ分かりませんが…。
そしてソフトンの素顔が明かされた時、ビュティの兄であることが発覚します。
ソフトンの髪の色はピンクですので、兄妹だから髪の色が似ていると考えれば何となく納得がいきます。
ソフトンは今まで旅に同行していたにも関わらず、ビュティに正体を告げてはいません。
明かしたのは「バビロン予知夢」という最悪の未来で、ビュティの身に危険が及ぶことを知った時でした。
そんな状況になるまで自分の正体を明かせない事情が、ソフトンにはありました。
と言いたいところですが、まったくありません。
「この作品はギャグ漫画だから」という理由で作者の澤井さんから一蹴されており、具体的な真相はまったく分かりません。
とてもボーボボらしいですよね。
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ソフトンの声には聞き覚えのある方も多いでしょう。
声優を務めているのはグリリバこと緑川光さん。
ソフトンのあの顔からとんでもないイケメンボイスが飛び出てくるので、凄まじいギャップを生み出しています。
ソフトンがクールなキャラクターなので演技は比較的落ち着いている方ですが、本人は人を振り回したり遊び心が目立つ人です。
例えば他作品のラジオでメインパーソナリティーを務めていた時には、他にいた二人のパーソナリティーを振り回しまくったり、罰ゲームを持ち前の色気たっぷりのボイスで回避したり、スタジオから出て行ったりやりたい放題していました。
ボボボーボ・ボーボボはただでさえ爆発寸前なのに、そこにガソリンと火種を注入してしまったら……それはそれで面白そうですが、振り回される人が大変だったかもしれません。
他の役としてはリトルバスターズ!の棗恭介、新機動戦記ガンダムWのヒイロ・ユイ、テイルズオブデスティニーのリオン・マグナスなどが有名ですね。
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顔が「アレ」でもカッコいい。素顔はもっとカッコいい(一部から不評)ソフトンですが、ネタに走ることもあります。
昔「ボボボーボ・ボーボボ 爆闘ハジケ大戦」という、ボボボーボ・ボーボボに登場するキャラクターを使ったバトルを楽しむゲームが発売されました。
どんな願いでも叶うという謎のトーナメントを勝ち抜くストーリーモード。
使用キャラ、対戦相手、ステージを決めて自由に戦える対戦モード。
この二つやその他のミニゲームを楽しめるゲームです。
もちろんソフトンも登場するのですが、キャラクターセレクトでこんなセリフを叫びます。
「ウ○コォォォォォォ!!」
あの真面目なソフトンが全力で叫ぶのでとても貴重です。
※キャラクター崩壊を見たくない人にはオススメしません。
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今回はボボボーボ・ボーボボのソフトンについてまとめました。
ボーボボに登場するキャラクター例に漏れず、インパクトはありますが精神面では屈指の常識人です。
またバビロン真拳も他のキャラクターのようなギャグに走った無茶苦茶な技ではなく、聖地バビロンで習得できる実用的かつ高威力のカッコいい技が揃っています。
顔はウン……ですが、それをカバーするカッコよさや魅力のあるキャラクターとして人気も実力も高い優秀なキャラクターです。
漫画でもアニメでも活躍の場は多いので、ぜひその眼でソフトンの魅力を味わってください。
読んでいただきありがとうございました。
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