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ボボボーボ・ボーボボは週刊少年ジャンプで連載されていたギャグバトル漫画です。
連載が終わって10年がたつのですが、それでもなおギャグ漫画としては爆発的な人気を誇っており、時折パロディされたイラストも上がってくるほどです。
理不尽で意味不明で展開の読めない作風は、当時の読者にとって非常に中毒性の高く刺激的な面白さでした。
一度ハマるとクセになってしまう。ボボボーボ・ボーボボはそんな作品です。
ボボボーボ・ボーボボ 5 (SHUEISHA JUMP REMIX)
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ジャンプの中でもギャグ漫画としては特に目立っており、作者の澤井さんも「笑いのために何でもやる」というスタンスでボーボボを連載していたそうです。
特に印象に残っているギャグといえば、やはり人気投票でしょうか。
実はボーボボでは連載3回目から人気投票が行われていました。
これは完全にギャグとしての人気投票で、なんと票が全てボーボボ、1位から10位まで全てボーボボという訳の分からない人気投票になっていました。
ページ一杯のボーボボが「投票ありがとう」「ボーボボに負けたっ!」「妥当な順位ですね」などと言っており、これまでに見たことのない人気投票に見事に腹筋を持っていかれた読者は多数います。
この人気投票を元ネタにしたパロディも読者の間では人気で、未だにボーボボにおける代表的なギャグの一つです。
また、Blu-rayボックス宣伝用のアカウントでもアンケートの回答が全て「ボボボーボ・ボーボボ」という、この人気投票を思い出させるアンケートが実施され、かつてのボーボボファンを楽しませていました。
ボボボーボ・ボーボボ (1) (ジャンプ・コミックス)
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首領パッチはハジケリストで、ボーボボたちの仲間として同行しています。
見た目は太陽のような、金平糖のような形をしたものに顔が付いていて、それに手足が生えているキャラクターです。
先祖はシゲキXという毛の王国のアイドルです。
本人が言うには「アルプス山脈の純粋な水にのみ棲息する妖精」とのことです。絶対に嘘だと思います。
体の大きさを変えられるため、身長や体重が一定ではありません。
また年齢に至っては2024年で還暦を迎えるとのことです。
単純計算した場合、連載開始当初の年齢は36歳になります。良い年してぶっとび過ぎだと思います。
見た目から昨今のゆるキャラのような雰囲気を感じますが、首領パッチはかなりの目立ちたがり屋で、主人公のボーボボやヒロインのビュティを一方的に妬んで、いつも目立とうとしています。
自分勝手なところが目立ちますが、なんだかんだ言いながらボーボボのことを認めていたり、ビュティのピンチには必死になって助けるいいやつです。
名前の元ネタはシューティンゲームの「首領蜂」です。
弾幕シューティングゲームといわれるゲームで、画面を埋め尽くさんばかりの弾丸を避けつつ敵を倒す人気ゲームです。
ボボボーボ・ボーボボ (10) (ジャンプ・コミックス)
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ボボボーボ・ボーボボに登場するキャラタクターの中では特に人気のあるキャラクターで、4回連続1位を獲得しているほどの人気ぶりです。
特に第一回では票数の4割から5割を独占するという異常な結果になっています。
そもそもボーボボが主人公としてのカッコよさに欠けており、首領パッチはマスコットキャラ的なイメージもあり、絵としても映えることが多いです。
他に考えられるのはボーボボは鼻毛真拳を使いますからちょっと下品すぎる、顔だけで言ったら首領パッチの方がカッコよく見える、というところでしょうか。
二人とも魅力的なキャラクターなんですが……どちらかというと首領パッチの方が、読者としても受け入れやすいでしょう。
ボボボーボ・ボーボボ爆闘ハジケ大戦―ハドソン公式 (Vジャンプブックス―ゲームシリーズ)
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首領パッチはハジケリストという真拳使いとは別のタイプのキャラクターです。
ハジケリストとは、いかにハジケられるかを…要するにどれだけテンション上げてぶっ飛んでいけるかを競い合う者たちのことです。
首領パッチは「ハジケ組」という組織のリーダーでもあり、ハジケリストとして相当な実力を持っています。
首領パッチは普段はボーボボと一緒になってふざけたりボケ倒したり、時には自分が目立とうとボーボボたちの邪魔をしたりと、悪ふざけを生き物にしたかのようなキャラクターです。
しかし、その潜在能力はすさまじく、強敵とも互角に渡り合いますし、首領パッチソード(ネギ)というすさまじい武器も持っています。
またボーボボと融合すれば、融合戦士という強大な戦士に生まれ変われるので、ボーボボ一行の中でもかなり実力は高いです。
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実は首領パッチは変身できます。
色々な形状に変化できる首領パッチの中でも特に人気なのが、怒りによって目覚める「怒んパッチ」です。
自分を庇って倒れたハンペンから「お前はどの食べ物よりハンペンを好いていた」と言われ、昨日の夕飯でハンペンを捨てたことを思い出し、そのことが許せなくてこの姿へと進化しました。
怒んパッチになるとオレンジ色の体が黄色に輝き、雰囲気もかなり真面目になります。
また自分への怒りを思い出せばさらに強くなるので手が付けられず、怒りが貯まると翼も生えるうえに些細な怒りまで吸収し始めるため、さらに手が付けられなくなる厄介な存在です。
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担当声優は小野坂昌也さんです。
ハジケまくる首領パッチにはピッタリの配役で、終始高いテンションで首領パッチを演じて視聴者を楽しませてくれます。
意味不明なギャグも全力で演じてくれているので、見るだけでも爆笑必須です。
ボーボボ役の子安さんからは「小野坂くんは、この役をやるためだけに生まれてきた」とまで言わしめるほどのハマり役でした。
実際にアニメを見ていると首領パッチと小野坂さんの声は神の采配とも呼べるほど相性が良く、もはや小野坂さん以外の声では満足できないと思わせるほどです。
実は小野坂さんは声優仲間の小西克幸さんと一緒に「ニューヤングTV」というチャンネルをやっています。
こちらではお二人のハジケっぷりを存分に楽しむことができるので、首領パッチから小野坂さんを知った人にはぜひ見ていただきたいです。
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ボーボボと首領パッチが繰り広げる意味不明すぎるラップで使われたセリフです。
アニメ版だとボーボボ役の子安さんと、首領パッチ役の小野坂さんの掛け合いが聞けるのですが、まさにボボボーボ・ボーボボといえるだけのカオスな時間を体験できます。
頭を空っぽにしておかないと、異様な光景に呑まれてしまいます。
何かと生贄にされる首領パッチ。
強敵であるOVER戦では、大砲で空中へと飛び罠が仕込まれている地面へと叩き落す勝負をしていました。
サービスマンが破れてしまったため、ボーボボは首領パッチを指名し戦うように激励をしてきます。
声を掛けられた当の本人は、つまらなさそうな顔で鼻をほじるばかり。
「いやどうせ負けるし」と死んだ目でボーボボに返事をしました。
そんな抵抗も虚しく空へと発射される首領パッチ。
予想通り叩き落された首領パッチが待っていたのは、彼に噛みつこうと口を広げる罠でした。
ガブリと噛まれた首領パッチは、悟ったような顔で「はい、これもパターンですっ」と開き直ります。
首領パッチが犠牲になるのはボーボボの定番、と印象付けるようなセリフでした。
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今回は首領パッチについて紹介してきました。
ボーボボに並ぶ主人公格で、人気はボーボボよりも上。
おふざけすることが多いものの怒んパッチになればカッコよくなったりと、人気の理由が明らかになりました。
実は首領パッチが主人公のスピンオフも出ていたりします。
こちらでも首領パッチのハジケぶりは、すこーし控えめですが見ることができます。
真説ボボボーボ・ボーボボ 7 (ジャンプコミックス)
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