「津田（つだ）コトミ」は主人公の「津田 タカトシ」の実妹で、茶髪に茶色い目のツインテールという現実にもいそうな外見のかわいい女の子です。

性格は明るく兄のことが好きな妹という感じで姉弟仲は良いですね。しかし、『生徒会役員共』のキャラクターに共通して言える下ネタ・エロ発言が多く、そのレベルはヒロインの「天草（あまくさ）シノ」に匹敵するか、時にはそれ以上かもしれないくらいです。

序盤は登場回数が比較的少なかったものの受験で桜才学園に入学してからは登場回が増え、際どい発言で存在感を増していきました。

ヒロインの天草シノは頭の中の90％がエロで出来ているような思春期まっさかりの少女ですが、もしかしたら作中一のエロ脳を持っているキャラかもしれません。コトミがいるとシノや「七条（しちじょう）アリア」すらまともに見えるくらいのエロ発言をすることが多く、作中でも屈指のボケキャラですね。

兄のタカトシと小学校六年生まで一緒にお風呂に入っていたことを暴露したり、お風呂が狭いからアレが入りそうだったとかドキドキ発言をし、シノとアリアを赤面させた程です。

全く恥ずかしげもなく下ネタを連発し、一緒にお風呂に入っていたことからタカトシの局部の特性や性感帯である乳首のことを正確に把握しており、シノも興味津々でした。

桜才学園に入学したコトミは、明るい性格もあってスグに沢山の友達ができたようです。しかし、その中で一番の友達になったのは、男っぽい雰囲気の不良娘「時 カオル」通称トッキ―でした。それには生徒会の面々も最初はやや引いていましたね。

コトミとトッキーは性格が正反対で、コトミが誰とでも気軽に話しかける明るく気さくな女の子ですが、トッキーは反抗心が強くクールな女の子なので、一見すると共通点がありません。しかし、変わり者のコトミはトッキーのそういう所を気に入ったのかもしれません。

コトミとトッキーは一緒にいることが多く、低俗な下ネタを連発するコトミに対しトッキーがやむなく付き合っているという感じの関係ですが、仲の良さが伺えます。

津田コトミの声優は、『はねバド!』の「芹ヶ谷 薫子（せりがや かおるこ）」や『私がモテてどうすんだ』の「中野（なかの）あまね」の声優と務めた「下田 麻美（しもだ あさみ）」さんです。

下田さんは『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』の「猿渡 銀兵衛 春臣（さわたり ぎんべえ はるおみ）」等のショタっぽいキャラクターも演じられる声優で、微妙な変化を出せる方ですね。

コトミはちょっと変なかわいい妹という感じのキャラクターですが、外見が茶髪のツインテールという妹キャラにありがちな属性を持っていて、下田さんの声ともマッチしていたので良キャラでした。

津田コトミは『生徒会役員共』の中でも特に強烈な下ネタを連発する妹キャラで、シノが数打つタイプだとすれば、コトミは一撃必殺のような破壊力がある問題発言をするタイプでしたね。

中盤以降は出番も増え、強烈な下ネタを自然に吐いていて存在感を出していたコトミですが、兄のタカトシは距離を取りながらもコトミを大事にしていて、商店街のおじさんにもカップルに間違えられるくらい仲の良い兄妹だということを見せつけてくれました。

かわいい妹キャラ多しといえども、コトミほど下ネタを連発する妹キャラは少ないと思うので、そこがコトミの見所であることは間違いなさそうです。