そもそもトースターでアルミホイルって燃えるの？
「金属だし何となく燃えないイメージがある…。」という人も多いアルミホイルですが、実は燃えます。もちろん金属なので、耐熱温度は高いのですが、その温度を越えると穴が開き溶けてしまいます。とはいえ、家庭で使用する程度の温度ではなかなか燃えないので、トースターの使用によりアルミホイル自体が燃えるということは可能性としては低いです。万が一、アルミホイルが燃えたという状況になったら、それ以外に原因があることが多いのです。
オーブントースターを正しく把握しよう！
最近、高機能なものが増えているオーブントースターですが、そもそもオーブントースターとは何でしょうか？電子レンジやオーブンレンジと何が異なるのでしょうか？オーブントースターでのアルミホイルの使用可否は、実はこれらの違いに大きく関係します。様々な機能を備えた調理機器が増えているからこそ、しっかりと違いを把握しましょう。
『オーブントースター』とは？アルミホイルは使える？
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オーブンとは、庫内で熱した空気もしくは側面から発する赤外線などの熱によって、食材を焼いたり、加熱したりできる調理器具のことを言います。そして、オーブントースターとは、電気トースターのうち、そのオーブン形式で加熱できる電気式の調理器具のことを言います。焼くことができるので、カップケーキやグラタンなども作ることができます。
アルミホイルは使える？
熱で調理をするため、問題なく使うことができます。ただし、アルミホイルは燃えやすいので、電熱部分に長時間接触していると発火する恐れもあります。天板からはみ出ないよう注意しましょう。
『電子レンジ』とは？アルミホイルは使える？
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電子レンジとは、電磁波により食材の中の水分を振動させて、その摩擦熱で食材を加熱する機器のことを言います。直接熱しているわけではなく、食材を発熱させているのです。
アルミホイルは使える？
電子レンジでは、アルミホイルを使用することはできません。電磁波が金属に当たると電気が発生して、火花が飛び散ってしまいます。最悪の場合、火事につながる恐れもあるので使用しないようにしましょう。
『オーブンレンジ』とは？アルミホイルは使える？
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オーブンレンジとは、直接加熱をするオーブン形式と摩擦で加熱をするレンジ形式の両方の機能を有している調理機器のことを言います。食材を温めることからケーキを焼くことまで幅広く使用することができます。
アルミホイルは使える？
オーブンレンジの場合は、オーブン形式である「オーブン機能」もしくは「トースト機能」であれば、庫内にあるヒーターが直接加熱をするので使用することができます。ただし、注意したいのが、「レンジ機能」を使用する場合です。こちらは、形式が異なり電子レンジ同様に電磁波により食材を温めるので、アルミホイルを使用することができません。同じオーブンレンジでも、オーブン形式とレンジ形式のどちらを使用するかによって、アルミホイルの使用可否が異なるので、注意が必要です。
『ウォータートースター』とは？アルミホイルは使える？
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シャープのヘルシオなど、ここ最近「トーストが美味しく焼ける」ということで、人気が上がってきている調理機器です。内蔵されているヒーターで水を加熱して発生した水蒸気をさらにヒーターで加熱をすることで、熱量の多い過熱水蒸気を作り出します。その過熱水蒸気で調理を行うのが、ウォータートースターです。余計な油や塩分を流すことができるので、そのヘルシーさで高い人気を誇っています。
アルミホイルは使える？
こちらも、オーブンレンジと同様、オーブン及びウォーターオーブンでは使用が可能です。ただし、レンジ形式での使用はできないので注意してください。
トースターでアルミホイルを使う時の注意点
①電熱部分にアルミホイルが当たらないようにする
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アルミホイル自体は、金属なので耐熱温度は高いのですが、それでもホイルの先がヒーター部分に長時間当たると発火する可能性もゼロではありません。必ず天板内に収まるよう調整してください。
②食材の油が流れないようにする
肉や魚のホイル焼きを作るときなど、その食材の油が包んだ隙間から流れでないようにすることが大切です。アルミ自体は燃えづらくても、油は燃えます。しっかり包んだり、心配な場合は、網ではなく付属品のオーブン皿の上に乗せるようにしましょう。
トースターでアルミホイルが燃えた時にチェックすること
万が一、オーブントースターでアルミホイルを使った調理をしている時に庫内で発火してしまったら、チェックするべきことは、その食材です。多くの場合、アルミホイル自体が燃えているのではなく、それが包んでいる食材がヒーター部分にこぼれ落ちていたり、食材から油が滲み出ていることが発火の原因になっています。
トースターでアルミホイルの代用品になるものは？
オーブントースターで調理したいのに、アルミホイルが切れてしまった！そんな時に代用品になり得る、オーブントースターで使用できるものご紹介します。
クッキングシート
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魚のホイル焼きなどの場合、おかし作りでよく使用するクッキングシートで代用できます。クッキングシートの耐熱温度は250度程度です。クッキングシートのほうが、アルミホイルより破れにくく火の通りにムラができにくいというメリットもあります。ただし、シートが天板からはみ出ると焦げたり燃えてしまう可能性があるので、しっかり包むように注意しましょう。
ホーロー容器
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ホーロー容器とは、アルミや鉄など金属素材の表面にガラス質の釉薬を焼き付けたもののことを言います。見た目の可愛さから最近人気があります。臭い漏れがしづらく風味が落ちにくいので、常備菜のストックに使用する人も多くいます。熱に強いので、トースターでの使用も直火もOK。グラタンやラタトュイユなど幅広い料理に対応しているので、アルミホイルの代用としてホイル焼きのように食材をふっくら加熱することもできます。
金属製容器
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アルミ製やステンレス製などの金属素材の容器は、トースターでも使用できます。１つ持っておくと、アルミホイルが切れてしまった時にも便利です。ただし、アルミ焼けやステンレス焼けなど色が変わってしまう可能性もあるので注意してください。
その他耐熱製表示のある容器
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“耐熱製”という表示があれば、陶磁器やガラス容器でも使うことができます。ホーロー容器や金属製容器同様、様々な料理に使用することができます。そのまま食卓に出せるので便利ですね。
トースターでは使えないものは？
シリコン製容器
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簡単に蒸し野菜やパスタを電子レンジで作れるということで、最近人気が上がっているシリコン製の容器ですが、オーブントースターにはやや不向きです。耐熱性はありますが、直火のオーブトースターでは、溶けてしまう恐れがあります。低い温度と短い時間であれば、大丈夫なこともありますが、おすすめできません。
プラスティック容器
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プラスティック製の容器は、そもそも熱に弱く溶けてしまうので、使用することができません。
木製の容器
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燃えてしまうため使用することができません。
紙製の容器
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燃えてしまうため使用することができません。
サランラップ
電子レンジでよく使用するサランラップは、耐熱性はありますが、直火のオーブントースターの場合は、溶けてしまいます。耐熱容器の蓋としての使用も、容器にこびりついてしまう恐れがあるので、使わないようにしましょう。アルミホイルの代用としては使用できません。
ガラス容器
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“耐熱製”の表示があれば、問題なく使用できますが、それ以外のガラス製の容器は、ヒビが入ったり割れてしまうので、使用することができません。
まとめ
いかがでしたか？オーブントースターでは、アルミホイルが使用できますが、複数の機能を併せ持った高性能なオーブントースターやオーブンレンジでは、やや注意が必要でした。ポイントは、オーブン形式とレンジ形式の違いを把握することです。また、アルミホイルの代用として、クッキングシートや耐熱容器も使用ができます。食パンを焼くだけではなく、様々な料理が楽しめるオーブントースター。性能が高い反面ややシステムが複雑化しているので、安全に正しく使用していきましょう。
