ミントとは
ミントは、シソ科ハッカ属の送料です。だいたいのミントは多年草ですが、中には一年草の種類もあります。種類はとにかく多く、一度植えたら雑草のように大量に増えていきます。庭に植えるとあっと言うまに庭一面がミントの葉でいっぱいになるほど大量に増えます。プランターなどで栽培しても簡単に増えるのでおすすめですよ。
ミントは日本ではハッカと言われています。すーっとした爽快感のあるハーブで、ガムやキャンディなどに使われていることは有名ですが、他にも化粧品や入浴剤、虫除けなどにも使われています。
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ミントの効能
抗菌効果
ミントにはメントールが含まれています。メントールと言えばすーっとした清涼感のある成分で、強い抗菌効果や清涼作用があります。清涼効果を生かした化粧品や汗拭きシートなどにも使われていますが、肌の弱い人には刺激が強すぎるので、注意して使用することをおすすめします。
抗酸化作用
ミントにはフラボノイドも含まれています。フラボノイドには、強い抗酸化作用があり、細胞の老化防止効果が期待できます。また、ガンの予防にも効果があると言われています。
血圧、血管に作用
ミントに含まれているメンソールは、血管を広げる効能などがあり、フラボノイドは、血圧の上昇を抑えたり、アレルギー症状の改善をしたりするなどの効果も期待できます。
リラックス作用
ミントには、ドーパミンの濃度を高める働きがあります。ドーパミンにはイライラやストレスを感じる気持ちを落ち着けてくれる作用があり、リラックス効果があります。
鎮痛作用
ミントの中でも特にペパーミントなどには鎮痛ざと同じくらいの効果があると言われています。ミントに含まれている麻痺作用や抗菌作用によって、痛みを和らげてくれるそうですよ。
アレルギー症状の改善
ミントにはポリフェノールも含まれています。ポリフェノールは、粘膜の晴れを抑えるなどのアレルギー症状の改善が期待できます。
美容効果
ミントにはビタミンCも含まれているので、美白や美肌にも効果があると言われています。また、免疫力を強化したり、ストレスを和らげたりする効果も期待できます。
ミントを一度に大量消費するレシピと使い方ってある?
ミントは繁殖が早く育ちが早いので、庭にミントが大量になってしまったてことはよくあります。そんなミントを大量に使いたいと思う方、お料理やドリンクに使ってもいいのですが、そんなに一度にお料理などで大量には使えませんよね。そこでおすすめなレシピをご紹介します。
ミントのレシピと使い方-1.ミントウォーター
新鮮なミントの葉を冷水できれいに洗って、お湯で煮詰めます。乾燥のミントの葉を使ってもいいですが、生の方が新鮮な成分がより大量に抽出されます。中には乾燥のミントの葉の方が、ミントの青臭さが出なくて良いって方もいます。乾燥ミントに比べると生の方が抽出しにくいので、大量に入れる必要があります。
使い方
ミントウォーターの使い方は、スプレー式のビンやプラスティックの容器に入れて、しゅっと吹きかけるだけです。消臭や殺菌、防虫効果があります。ミントウォーターは、自然成分なので、体にかけても大丈夫。汗など臭いがきになる時も体の消臭スプレーとしても使えます。また、トイレや床などを掃除する時にしゅっとかけると防虫、消臭、殺菌効果があります。
ミントのレシピと使い方-2.ドライハーブ
ミントを乾燥されるドライハーブは、庭に大量にできたミントを一気に消費できる方法でもあります。乾燥させたドライミントは、冷凍庫で保存もできますので、一度にいっぺんに使わなくてもよく、保管できるのがポイントです。 摘んだミントの葉をよく洗い、水気をとって乾燥します。乾燥する時に洗濯ネットなどに入れて風の当たるところに干しておくと簡単に乾燥させられます。
使い方
ミントを乾燥させると案外いろんなものに使えます。乾燥ミントをミントティとして飲んでもいいですし、素敵な容器に入れてポプリとして香りを楽しむのもよいです。お部屋の消臭効果にもなります。また、他のミントとミックスするレシピもいいですね。自分の好きな香りを作り出すことができますよ。
ミントのレシピと使い方--3.入浴剤
ミントはリラックス効果もあるので、入浴剤として使うのも効果的です。乾燥させたドライハーブをサシェのような小袋に入れてお風呂に浮かべてもいいですし、生や乾燥させたミントをお湯で20分ほど煮出して、そのお湯を湯船に入れても簡易的な入浴剤となります。煮出す際にお部屋の消臭効果もあります。
ミントのレシピと使い方--4.バスソルト
バスソルトは、入浴剤とよく似ていますが、乾燥ミントと入浴剤用の塩を混ぜて作ります。乾燥ミントがバスタブの中で散らばらないようにサシェなどの小袋に入れて置いた方がよいですが、その時に入浴剤用の塩も一緒に入れて、それをバスタブに浮かべるとよいでしょう。塩がなかなか溶けないようならば、手で軽く揉むとミントの成分がバスタブに溶け出します。
ミントのレシピと使い方--5.ミントオイル
材料
ミントオイルのレシピをご紹介します。材料は、新鮮なペパーミントの葉--350g、バジルオイル--200ml(アーモンドオイル、もしくはオリーブオイルでも可)、250mlの容器。
レシピ
ペパーミントを冷水で1枚づつきれいに洗います。ミントの葉をつぶします。スパイスクラッシャーなどを使ってもいいですね。お鍋にオイル200mlを入れて、とろ火にかけ、潰したミントを加えてかきまぜます。ふたをして、ミントの成分が抽出されるのを待ちます。30分たったらコンロの火を止めて冷まします。漉しながらビンに移し替えます。直射日光の当たらない涼しいところに10日間ほど置いておきます。成分が完全に混ざり合うように12時間おきにビンをひっくり返してください。
使い方
ミントオイルは、さまざまな目的の使い方があります。美容面では、ニキビに塗ったり、セルライトがある部分やむくみのある部分をマッサージしたり、消臭としても使えます。健康面では、頭痛や偏頭痛にも効きます。冷湿布にオイルを少量たらして使います。虫刺されにも役に立つし、乾燥した肌にも使えます。
ミントのレシピと使い方--6.ミントアルコール
ミントオイルよりミントアルコールのレシピの方が簡単です。作り方は、ペパーミントの葉を95度以上のアルコールと混ぜて冷暗所に15-20日置いておきます。その後、ミントの葉を漉してアルコールのみを容器に移し替えます。
使い方
使い方は、筋肉痛やリウマチの痛みがある箇所に塗ると痛みが緩和します。また、切り傷や擦り傷の消毒や、汗を描いた時の消臭にも使えます。
ミントの使い方-注意点
ミントはハーブで、薬草の一種です。そのためいろんな効果があるので、中にはミントを使うに当たって気をつけた方が良い人もいます。たとえば、5才以下の乳幼児や授乳中の女性。神経疾患のある人や転換の持病がある人、高血圧症の人などはミントの入浴剤などは避けた方がよいです。
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まとめ
いかがでしたか?ミントにはいろんな効能があります。雑草のように簡単に育てられるのもポイントなので、ぜひお庭やプランターで育ててみてください。お家で作るとオーガニックのミントが作れるのでより安心して、入浴剤などにも使えますよね。消臭、防虫、殺菌効果などがあるミントを使ってより良い生活を目指しまょう!