ミントってどうやって保存するの?
お庭やプランターでミントを育てている人のうれしい悲鳴は・・・ミントが育ちすぎて消費仕切れない〜!と言うことではないでしょうか?そんな悩みは、ミントを保存することで解消できます。ミントの保存方法には、冷凍保存や冷蔵保存の他に、乾燥して保存する方法などいろいろあります。なるべくミントが変色しないようにきれいな状態で保存できるといいですね。保存したミントは、お料理に使ったり、ミントウォーターやミントアルコールなど簡単に作って利用できる方法もありますよ。それぞれの保存の仕方によって違う保存期間も合わせてご紹介します。
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ミントを保存するための摘み方
ミントを保存する際の摘み方をご紹介します。冷蔵保存でも冷凍保存でも乾燥保存でも、この摘み方でミントを摘んでください。ミントを摘む時は、花が咲く前に摘むとよいです。花が咲いてしまったら、花に栄養を取られて茎や葉が固くなったり変色したりしてしまいます。摘む時間帯は、朝露が乾く午前10時頃までに摘んでください。全体の3分の2くらいの長さで切ります。必ずよく切れるハサミを使ってくださいね。でないと、茎が傷んでしまいますので。
ミントの保存方法-冷蔵
ミントの葉を摘んで、一枚一枚きれいに洗います。ペーパータオルなどで水分を丁寧にとります。この時にぎゅっと押してしまうとミントの香りが逃げてしまうので優しく拭いてください。また押しすぎると変色の原因にもなってしまいます。ミントの葉を拭き取ったペーパータオルではなく、新しいペーパータオルを湿らせて、ペーパータオルの半分側にミントの葉をのせて、もう半分でミントの葉を覆います。この時もふわっとさせる感じで。ジップロックなどの密閉袋(もしくは容器)に入れて冷蔵庫で保存します。冷蔵庫の中は乾燥しているので、野菜室などに入れるとほどよい湿気があり長持ちします。
湿らせたペーパータオルで冷蔵保存する方法の他に、茎を水に付けて保存する方法もあります。まず茎を斜めに切り水に付けます。この時、葉が水に浸からないように気をつけてください。葉が水に浸かってしまうと、その部分から茶色く変色してきてしまいます。この方法は、冷蔵庫でも保存できますが、常温でも保存できます。この方法は、ミントを育てるような保存方法なので、水は毎日替えるようにしてください。水を替えないと茎の周りに白い藻ができて腐ってきますので気をつけてください。
冷蔵したミントの保存期間
冷蔵での保存期間は、3-4日で使い切るのが理想ですが、約1週間ほど持つこともあります。時間が経つごとに風味が落ちて、香りも弱くなっていきます。ミントの葉は、水滴に触れて数時間経つと茶色く変色していきますので、2-3日に一度湿らせたペーパータオルを取り替えるとより長持ちします。また、変色した葉は早めに取り除くとよいですよ。
ミントの保存方法-冷凍
ミントの葉を摘んだら、水で一枚一枚きれいに洗います。ペーパータオルなどで水分を拭き取って、ラップで密閉して冷凍します。冷蔵保存の場合はふわっと包みましたが、冷凍保存の場合は、しっかりとラップで空気を抜いて包んでください。そして、ジップロックに入れて空気を抜いて冷凍庫へ入れてください。冷凍すると香りが飛びやすくなります。使うときは使う分だけを出して使うようにしてください。何度も解凍すると鮮度が落ちたり、しんなりとして変色したり透き通ったりしてしまいます。
ミントの氷を作って保存する方法もあります。ミントの葉をよく洗って、製氷皿に少しづつ入れます。水を製氷皿の半分くらいまで入れて凍らせます。この時、できることならばミントを水の中にしっかりと沈めた方がよいですが、軽いのでなかなかうまく沈まないことがあります。その場合気にせず、そのまま冷凍してください。製氷皿の半分までの氷が凍ったら、残りの半分に水を入れて凍らせます。これで水からちょこっと出ていたミントもしっかりと氷の中に閉じ込めることができます。四角い氷の他にハート形やかわいい形の製氷皿で作ると、そのままミントウォーターとして飲んだりする時にかわいいですよね。急なお友達の訪問などにも素敵なおもてなしができると思います。
冷凍したミントの保存期間
冷凍保存の場合は、半年ほど大丈夫ですが、香りがどんどん弱くなってしまうので、一ヶ月ほどで使い切るのが理想的です。
ミントの保存方法-乾燥
ミントの乾燥方法は、ミントの葉を摘んで、葉の一枚一枚をきれいに洗います。ペーパータオルなどで水分をよく取って乾燥させます。乾燥方法としては、洗濯ネットなどに入れて陰干ししておくと虫がつくこともなく、簡単に乾燥できます。また、葉だけではなく、茎から取って乾燥させる方法もあります。茎から葉まできれいに洗い、水分を取って、茎の部分を縛って逆さに釣ってドライフラワーのようにして乾燥させても簡単ですよ。その場合、乾燥しきったら、葉を茎から外して保存します。乾燥したら葉は変色しますが、緑色のままでは保存できなので、変色しても普通のことですから心配しなくても大丈夫です。夏場ならば1週間くらいで乾燥します。
乾燥したミントの保存方法は、直射日光の当たらない涼しいところに保管しましょう。乾燥したミントは湿気を嫌うので湿気の少ない温度変化の少ない場所が好ましいです。日に当たってしまうと変色することもあります。変色を防ぐためにも密閉容器に入れてシリカゲルなどの乾燥剤も一緒に入れておくとより良いです。また、乾燥させたミントは、他のハーブたちと見た目があまり変わらなく、見分けがつきにくくなりますので、ラベルを付けておくといいですね。
乾燥させたミントは冷蔵庫でも保存できますが、密閉容器でないと冷蔵庫の匂いが移ってしまうこともあるので注意が必要です。
乾燥したミントの保存期間
乾燥して密閉容器に入れて、乾燥剤などを入れておけば変色はしますが6ヶ月ほど保存できます。
保存したミントの活用法
乾燥したミントの活用法は、お料理やデザート、ドリンクはもちろん、ポプリや入浴剤としても使えます。乾燥させてもフレッシュなミントでもできるのが、ミントウォーターやミントアルコールなどです。ミントには消臭や防虫、殺菌効果があるので、作り置きしておくととても便利です。自然素材なので肌に使っても大丈夫なので活用範囲は広いです。
冷蔵保存したミントの活用法は、ハーブティやお料理も作れますが、フレッシュミントの原型があるので、お料理の飾りにも利用できます。また、お部屋にちょっと置いて香りを楽しんでもいいですよね。
冷凍保存したミントの活用法は、ある程度長い間保存できるので、いつでも好きな時に使えるのが最大の利点です。フレッシュミントとしてハーブティを作ることもできますし、氷にして冷凍したミントは、ドリンクの中に入れるだけで簡単にミントの香り付けができます。もちろんお料理に使っても大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか?さわやかな香りが良いミントの保存方法についてご紹介しました。数日中に使うならば冷蔵保存がいいですし、いつ使うかわからない時やミントの季節以外でもミントを使いたい時などには乾燥保存や冷凍保存がおすすめです。消臭効果や防虫効果、殺菌効果などもあるミントですので、上手に保存して、いつでも使えるようにしておくと便利ですね。