好きなアロマで自分だけの香水を作ろう!
好きなアロマを使って、自分だけのオリジナルの香水を作ってみませんか?最近は、 天然のアロマを使った香水作りが注目を浴びています。アロマの香りによって、ポジティブになった自分に巡り会えたり、時にはハワイに来たような気分になったり、使い方はさまざま。これからアロマを使い、天然香水のレシピなどをご紹介します。ぜひチャレンジしてくださいね!
フレグランスとアロマは違うの!?
アロマとは
アロマとは一言で言えば香りを楽しむもの。 エッセンシャルオイルを使ったものがアロマオイルです。このアロマオイルの原料となるものは、主に「水蒸気蒸留法」を使って抽出したもの。濃度が濃いため直接肌につけると刺激が強いとも言われています。
フレグランスとは
フレグランスとは「香り」という意味です。コスメで使うフレグランスとは、人工的な香りを作って商品化しているものが一般的です。 そもそもアロマとフレグランスは、 意味の違いがほぼありませんが、天然成分・人工的成分で使い分けると良いでしょう。
手作りアロマの保存と消費期限に注意!
アロマエッセンシャルオイルを使うことは、お肌にも体にも良く、心のメンテナンスにも良い影響を与えてくれます。しかし人工的な添加物保存料を一切使われていないため、なるべく早期に使い切る必要があります。 保存方法は、なるべく日光が当たらない涼しい場所に保管してください。また容量にもよりますが、なるべく早めに使い切ってくださいね。
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方①】トップノート(精油)を決める
「トップノート」とはその名の通り、アロマ香水を付けたとき最初に感じる香りのことをいいます。アロマ香水の第一印象を決めるものではありますが香りの持続時間は短く、付けたときは「ちょっと香りがきついかも…」と思っても徐々に落ち着いてくるのが特徴です。
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【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方②】ミドルノート(精油)を決める
トップノートに使用する精油は柑橘系やハーブ系といった、フレッシュな香りがおすすめ。柑橘系なら「オレンジ」「グレープフルーツ」「レモングラス」「ベルガモット」「マンダリン」「ライム」、ハーブ系なら「ペパーミント」「スペアミント」「ローズマリー」などを選ぶと良いでしょう。
「ミドルノート」はトップノートが弱まってから感じる香りで、ある意味アロマ香水の核ともいえるものです。ミドルノートに分類されている精油は種類が幅広く、どれを選べば良いのか正直迷ってしまうかも知れません。ちなみにミドルノートの持続時間は、2時間から3時間くらいだと言われています。
ミドルノートに使用する精油は「フローラル系」「ハーブ系」「スパイス系」のなかから選ぶのがおすすめ。華やかな香りにしたい人は、「ローズオットー」「ジャスミン」「ラベンダー」「ネロリ」「ゼラニウム」など、フローラル系の精油を選ぶと良いでしょう。とりわけラベンダーが人気です
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方③】ベースノート(精油)を決める
「ベースノート」はトップ、ミドルともに弱まった後に感じる香りであり、揮発速度が遅いため6時間以上経過しても香り立っているのが特徴です。ブレンド全体をまとめて深みと安定感をもたらす役割があり、「樹脂系」や「オリエンタル系」といった落ち着いた香りの精油が分類されています。
樹脂系なら「フランキンセンス」「ベンゾイン」「ミルラ」、オリエンタル系なら「サンダルウッド」「パチュリ」「ベチバー」あたりを選ぶと良いかも知れません。ほかにも「ヒノキ」「ブルーサイプレス」「シダーウッド・アトラス」といった樹木系の精油を使用しても、落ち着いた香りに仕上がります。
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【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方④】精油以外の材料を揃える
オリジナルアロマ香水は「トップノート・ミドルノート・ベースノート」の3つだけで作れるものではないため、精油以外の材料を揃える必要があります。1つ目は「無水エタノール」。水に溶けにくい精油を希釈しやすくするために使用するもので、ドラッグストアなどで購入することができます。
2つ目の「精製水」は精油の濃度を希釈する際に使用するもので、こちらもドラッグストアなどで購入可能です。いずれも購入する際は、手作り化粧水や石けんなどに適したものを選ぶようにしましょう。肌にやさしいアロマ香水を作りたい場合には、「無水エタノール」をホホバオイルに置き換えるのもおすすめです。
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【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方⑤】使用する道具と容器を用意する
オリジナルアロマ香水を作る材料が揃ったら、使用する道具と容器を用意しましょう。必要な道具は「ビーカー」「ガラス棒」「遮光ビン」の3つ。ビーカーは5mlのメモリが入っているものを選ぶと使いやすいです。ガラス棒は代用品があれば必要ありません。アロマ香水を入れる容器の口によっては、スポイトやじょうごがあると移し替えるのに便利です。
アロマ香水を入れる容器には「香水ボトル」「小瓶」「スプレーボトル」などさまざまなものがありますが、精油の濃度によって選ぶことをおすすめします。たとえば、精油の濃度が高い場合はしっかりとふたが閉まる「香水ボトル」や「小瓶」、濃度が低い場合は使いやすい「スプレーボトル」というように使い分けると良いでしょう。
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方⑥】順番にブレンドする
まずはビーカーではかった10mlの無水エタノールを遮光ビンに移し、「ベース・ミドル・トップ」の順番で計20滴(1滴=0.05ml)の精油を少しずつ加えて行きます。時間の経過に合わせて香りの変化を楽しむには、4:4:2または3:5:2のバランスでブレンドするのがベストとされているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
精油をすべて入れ終わったらふたをしてしっかりとかき混ぜ、最低1週間は冷暗所でなじませてから使うのがおすすめ。精油の濃度が低い「オーデコロン」を作る場合は、精油を入れ終えた後に5mlの精製水を加えればOKです。ちなみにオーデコロンは香りをなじませる必要がないので、すぐに試すことができますよ。
手作りしたアロマ香水は直射日光・蛍光灯の当たらない冷暗所で保管し、大体2~3週間を目途に使い切るようにしてください。特に精製水を加えるオーデコロンは傷みやすいので、2週間以内に使い切るのがベストです。残ってしまったアロマ香水は玄関口や下駄箱、トイレなどの芳香剤として使用すると良いでしょう。
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方⑦】リラックスできる香りレシピ例
疲れを癒してリラックス気分にさせてくれる香りのレシピは、「ネロリ」「ラベンダー」「サンダルウッド」の組み合わせ。トップにあたる「ネロリ」はストレスに、ミドルにあたる「ラベンダー」は気分転換に、ベースにあたる「サンダルウッド」は心を深く落ち着かせたいときに効果のある精油です。ラベンダーの人気の秘密はここにあったんですね
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方⑧】やる気が出てくる香りレシピ例
やる気が欲しいときにおすすめなのが、「ペパーミント」と「ローズマリー・シネオール」の香りレシピです。こちらはトップとミドルだけで作るアロマ香水で、「ペパーミント」には眠気覚ましのほかにひらめき力を与えてくれる効果が、「ローズマリー・シネオール」には気分を一新して集中力や記憶力を高めてくれる効果が期待できます。
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方⑨】女性らしい上品な香りレシピ例
女性らしさを感じさせる香りのレシピの1つに、トップの「ローズウッド」とベースの「フランキンセンス」だけで作るものがあります。バラの香りに似た華やかで甘い香りを持つ「ローズウッド」と神に捧げる香りとされてきた「フランキンセンス」の組み合わせは、上品でありながら神秘的な女性の香りを演出してくれますよ。
【おすすめレシピで作る!オリジナルアロマ香水の作り方⑩】清潔感のある香りレシピ例
夏場の時期に活躍してくれるおすすめのレシピは、「レモン」と「ラバンサラ」の組み合わせです。トップとミドルだけで作るアロマ香水で、「レモン」のフレッシュな香りと「ラバンサラ」の爽やかな香りが清潔感や清涼感を与えてくれます。ちなみに、「ラバンサラ」は免疫力を高める働きがあるため、風邪やインフルエンザの流行る時期に使うのもおすすめです。
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まとめ
今回はおすすめレシピで作るオリジナルアロマ香水の作り方をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?「既製品だと香りがきつくてちょっと…」という人も、手作りアロマ香水なら自分の好みに合わせて自由に濃度や香りを調節できるので安心です。精油のブレンドレシピはたくさんありますから、いろいろと試してみることをおすすめします。