酒粕は好きだけどアルコールが苦手と言う方に!
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甘酒や酒粕のお漬物など、酒粕はいろんなお料理に使われています。美味しいんだけど、時々つーんとアルコールの香りがするのが苦手な方も多いと思います。特に妊娠中の方やお酒を控えている方、もしくはお子さんなど、アルコールを摂取したくない方には酒粕はちょっと敬遠してしまう食べ物かもしれません。酒粕にはアルコール度数はどれくらい入っているのでしょうか?また、アルコールを飛ばした食べ方や酒粕の栄養成分などをご紹介します。
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酒粕のアルコール度数はどれくらい?
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酒粕は、お酒を絞った後に残った絞りかすなので、もちろんアルコールは含まれています。日本酒の元となるお米を発行する過程で出た絞りカスで、栄養もたくさん含んでいます。お酒を作る工程は、お米を精米して蒸して冷まします。お米の一部を使って米麹を作ります。蒸したお米と米麹、酒母、水を混ぜて仕込み、完成したもろみを絞って日本酒と酒粕にわけます。最終段階で日本酒と酒粕にわけますが、すでにその段階でアルコールが発生しているので、酒粕にもアルコールが含まれていることになります。
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酒粕の中にはどれくらいのアルコールが含まれているのでしょうか?酒粕の種類などにもよりますが、だいたい5〜8パーセントほどのアルコールが含まれています。普通のビールのアルコールがだいたい5パーセント前後なので、ビールより少し多いくらいのアルコールが含まれています。これは、お酒が苦手な人にとってはかなりのアルコール量ですよね。
酒粕のアルコールの飛ばし方
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お料理などに使う時には、ビール以上のアルコールが含まれている酒粕ですが、アルコールの飛ばし方は、加熱することによってアルコール分は、気体となって空気中に飛んでいきます。飛ばし方としては、78℃以上の加熱が必要です。では、甘酒は沸騰させて作るのでアルコール分は含まれていないのか?と言う疑問がありますよね。加熱したとしても完全にアルコールを飛ばすことはできないようです。だいたい1パーセント強のアルコールは残ってしまいます。
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酒粕のアルコールの飛ばし方で、煮切りと言う方法があります。酒粕のアルコールの飛ばし方は、78℃以上で加熱すると話ましたが、その後に沸騰した液体に火をつける方法が煮切りです。液体に火がついて直接アルコールを飛ばす方法になります。よくお料理でお酒をフライパンなどに入れて直接火をつけるフランベと同じようなアルコールの飛ばし方ですね。
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甘酒が大好きな方で、アルコール分が苦手な方や、お子さん、妊娠中の方、運転予定のある方は、酒粕からできた甘酒ではなく、米麹からできた甘酒をおすすめします。
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酒粕の栄養成分
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酒粕には様々な栄養成分が含まれていて、その栄養価は、牛乳や卵、牛肉などと比較してもひけを取らないほどです。最近では、その栄養成分が点滴に似ていることから、酒粕からできる甘酒は「飲む点滴」なんて言われていますよね。酒粕の栄養成分は、100gの中にタンパク質が15g含まれています。これは牛肉80gに相当する量です。心を落ち着かせるのに役に立つビタミンB1はりんご3個分あり、目の疲れを癒すと言われているビタミンB2は、牛乳170gほどに相当する栄養が含まれています。栄養成分だけを見ただけでも健康や美容に良いのがよくわかりませんよね。
現代病と言われる糖尿病や高血圧、肥満、骨粗鬆症などの予防効果もあるほど、酒粕の栄養成分は注目されています。酒粕にはビタミンなどの各種栄養成分が非常に豊富で、健康的な生活を築くのに大きな助けになっています。また、酒粕に含まれる成分が、腸内の余分な脂肪や残った油などを便と一緒に出してくれる効果もあり、体内環境を整える役目もあるので、便秘の改善や肌質の改善なども期待できます。
酒粕のアルコールを飛ばし美味しく食べる食べ方
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酒粕は、アルコールを飛ばす前、生の食べ方の方が栄養価が高いと言われていますが、やはりアルコール分が気になる方はアルコールを飛ばして美味しく食べる食べ方を選びたいですよね。そのためには加熱して食べる食べ方が一番で、一番簡単な食べ方としては、酒粕に水を加えてお砂糖を加える食べ方、そうです甘酒ですね。これが一番簡単な酒粕の食べ方になります。
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酒粕を加熱して、アルコールを飛ばす料理方法として、粕汁もあります。ごぼうや人参、大根など根菜類をいっぱい入れた粕汁は栄養価も高くおすすめです。
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そのほかにも、パウンドケーキなどのお菓子に使う場合も加熱するのでアルコール分を飛ばすことができますね。
まとめ
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いかがでしたか?酒粕の栄養は健康面でも美容面でもかなり優れています。でも、アルコールが含まれていることで食べられない人もいるのは残念ですよね。そんな時はアルコールの飛ばし方に沿ってアルコールを飛ばしてから頂くと良いですね。