七夕の気になる物語!織姫と彦星①遠距離恋愛になった理由
仲良く暮らしていた織姫と彦星はお互いのことを思うあまり天の人々のためにしていた機織りと牛の世話をやめてしまいました。そのことに怒った神様が二人を引き離してしまったのです。
しかし、離れてしまった二人は悲しみ泣いてばかり。 余計に仕事をしなくなってしまったので、一年に一度だけ会うことが許されました。 そして、二人は七夕の日を楽しみに、また仕事をするようになったというお話ですね。
深く愛し合っていたからこそ離れられずに、他のことをおろそかにしてしまった二人。 その報いとして、離れ離れになってしまうというのは少し皮肉ですね。 美しい遠距離恋愛のお話とされていますが、それだけに溺れてはいけないという教訓を教えてくれるお話でもあります。
七夕の気になる物語!織姫と彦星②星座で見る二人とその起源
織姫と彦星の物語はある3つの星座をモチーフにしているのを知っていますか?デネブ、アルタイルとベガの3つの星が作る夏の大三角形に昔の人はこの物語を描いたのですね。これがお話の起源となります。
また、織姫と彦星は中国のある神話をもとにしているとも言われています。その神話では7月7日だけカササギという鳥が川に橋をかけるので二人は会うことができると書かれています。そのカササギが星座のデネブ、いわゆるはくちょう座にあたるわけですね。
古来から伝わる物語は、織姫と彦星、天の川といったお話だけではありません。 たくさんのお話が星座から影響を受けています。 星の動きや瞬きから一つの物語が考え出させられるというのはなんともロマンチックなお話ですね♪
七夕の気になる物語!織姫と彦星③七夕に降る雨は催涙雨
七夕に降る雨は、催涙雨と呼ばれています。 洒涙雨という字で表現されることもあります。 七夕は梅雨の最中なので、雨が降ることも多いですよね。
この催涙雨にも諸説あります。 せっかくの七夕なのに、天の川が氾濫してしまって会えなかった涙の雨。 無事に会うことができた喜びの雨。 そして、一時の楽しい再会の時間が終わってしまう、悲しみの雨。 人によって受け取り方も人さまざまですね。
例えば遠距離恋愛をしている方なら、会えた時の喜びの雨を思い浮かべたり。その時の気持ちによって、色々な共感の仕方ができますね。
ちなみに、雨が降ると天の川が渡れなくなるという説があります。 そんな時は、先にご紹介したカササギという鳥がやってきて、普段遠距離恋愛をしている二人のために橋を広げてくれるのです。 羽を広げることで、橋を作ります。
七夕の気になる物語!織姫と彦星④さまざまな起源と風習
七夕、そして織姫と彦星の物語は日本だけのものではありません。 それぞれの国で独自に発展を遂げています。 七夕の日に行う風習などはその国によっても違いますので、何が正解というわけではありません。
例えば日本のものだけではなく、他の国の風習を取り入れてみるのも面白いですよ♪
日本で七夕といえば家族や学校などで行うことが多いのですが、台湾では七夕は恋人の日。 お互いにプレゼントを贈り合うのですが、特に男性は色々な準備を行うことが多いです。 定番となっているのが、画像の「くま束」にチョコレートなどのお菓子を添えたもの。 他にもバラの花束をプレゼントしたりと、素敵な風習です♪
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七夕の気になる物語!織姫と彦星まとめ
今回は七夕の主役といっても過言ではない、織姫と彦星のことをご紹介させていただきました。 こういったお話の内容を知ると、七夕という行事もより身近になるのではないでしょうか。 今年の七夕は、ぜひ空を見上げて二人のことを思い出してみてくださいね。
織姫と彦星の物語は他の国にもあります。 色々な国の起源などを調べてみるのも面白いですよ。