そもそもbluetoothってなに?バージョンがわからない
最近いたる所でよく耳にするようになったbluetoothという言葉。スマートフォンを持っている人は特になじみのあるものではないでしょうか。しかしまだ存在は知っていてもbluetoothを実際に使ったことがない人も多いと思います。まずはbluetoothについてご紹介していきましょう。
bluetoothとは無線通信技術の一つで近距離でパソコンやスマートフォンと接続させて使用します。イヤホンやヘッドホンの他、bluetoothキーボードというものもあり、煩わしいコードがなくなるためこれからますます進化していくことが予想される技術です。音質にも違いがあるのでしっかり確認してください。
プリンターや車の運転中のハンズフリー会話にも使われ、一度設定すると次回から接続が簡単になるので重宝されています。基本的にWi-Fiと違って一対一の機器同士でデータ通信するように作られています。そのため消費電力は少なく、小型のイヤホンにも対応でき、充電回数も少なくて済みます。
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遠くまでは届かない?
注意点としては後で説明しますがクラス2では10メートルまでの距離での使用を前提に作られているのであまり遠くまで通信する時には不向きです。部屋の中で作業する分には、10メートル以上離れることはあまりないので通常問題ありませんね。
bluetoothのバージョン
bluetoothを利用したことがある人もバージョンにまで意識を向けた人は少ないのではないでしょうか。このバージョンを正しく理解していないとbluetoothが使えないこともあります。bluetoothのバージョン4.0はそれ以前のバージョンと互換性がありません。しっかり違いを確認しておかないと商品を購入した後で後悔してしまいます。
bluetoothのバージョン確認方法①iPhone
iPhoneのバージョン確認方法は簡単です。iPhoneは各商品ごとに数字やアルファベットがついていますが、iPhone4s以降はbluetoothのバージョン4.0と互換性があります。しかしこのバージョン4.0はかなり古く今ではバージョン5.0まで存在します。バージョン5.0ではバージョン4.0よりデータ転送速度が最大2倍、通信範囲が最大4倍になっています。
iPhoneSEからiPhone7plusまではバージョン4.2と互換性があります。それ以降のiPhone8からiPhoneXではバージョン5.0が最適です。性能を最大限に発揮するためには同じバージョンを選ぶのが一番です。bluetooth商品を買う前に互換性があるか一度確認してみてください。
bluetoothのバージョン確認方法②iPad
今では動画を楽しんだりゲームを大画面でプレイしたいという理由からiPadを利用する人も多くなってきました。このiPadでももちろんbluetoothは使えます。iPadAir・iPadmini2はバージョン4.0です。iPadpro・iPadAir2・iPadmini4がbluetoothのバージョン4.2に対応可能です。
iPadはBluetoothのキーボードを接続させることで簡単にパソコンのように使用することができます。外出先で仕事をしたい場合の強い味方です。しっかり互換性を確認して使ってみてください。
bluetoothのバージョン確認方法③マックパソコン
マックはシンプルなデザインと直感的な操作で熱狂的なファンが多いことで有名です。アプリケーション を選び、「 ユーティリティ」 「システム情報」「ハードウェア」タブを選択し、bluetooth「bluetooth 低エネルギー(BLE)対応」が「はい」なら大丈夫です。
bluetoothのバージョン確認方法④ウインドウズパソコン
仕事でも使われることが多くパソコンの主流であるウインドウズでは、デバイスマネージャーから確認ができます。デバイスマネージャー→bluetoothで、「Microsoft Bluetooth LE Enumerator」が表示されていれば互換性があります。パソコン設定の変更からワイヤレスを選択で、bluetoothの設定のオンオフができます。
bluetoothのバージョン確認方法⑤ロゴでも確認可能
bluetoothのバージョンはロゴからも確認できます。bluetoothのロゴに「smart ready」と記載されているものならバージョンが古くても互換性があります。手軽に確認できるので確かめてみてください。
バージョンと同じくらい大切・bluetoothのクラスとは
bluetoothにはもうひとつ注目したいクラスというものが存在します。これは電波がどのくらい届くかを表す表示で、クラス1なら100メートル、クラス2なら10メートル、クラス3なら1メートルとなっています。だいたいクラス2が普段使いには最適でしょう。
bluetoothのプロファイルによる音質の違い
さて、ここで気になるのはbluetoothのバージョンが違う場合、音質にも違いがあるのかというところです。bluetoothにはプロファイルという音声データを転送するときに使われる規格があります。このプロファイルが本体と接続機器の両方で同じでなければBluetoothは使えません。音質はこのプロファイルのコーデックによって変化していきます。その差が音質の違いになります。
いままでは一般的にSBCというコーデックが使われていましたが、最近ではもっと性能のいいAACやapt-xと呼ばれるコーデックが使われるようになってきました。こちらの方が音質が良く、聞き取れる音声の遅延も少ないため購入する際にはぜひともチェックしておきたい項目です。音が途切れるなどの不便さも解消されているそうです。
プロファイルで操作内容も違ってくる
双方に対応したプロファイルを使うことにより、操作内容も変化してきます。Bluetoothイヤホン内蔵のコントローラーで曲をコントロールできる機能や車内でハンズフリーできる機能が付いているものもあります。これは製品によって違ってくるので、購入の際には必ず確認するようにしてください。
Bluetoothで確認する項目は3つ・バージョン・クラス・プロファイル
おさらいすると確認項目は3つです。まずは互換性があるかバージョンを確認します。そして通信距離の違いであるクラスを確認、最後に音質の違いであるプロファイルを確認します。
Bluetoothを楽しむためには
Bluetoothはコードレスでとても便利です。最近ではアップル社からAirPodというとても小型のBluetoothイヤホンが販売されています。しかし小型な分こちらが音楽を聴いていることを他人が認識しにくく、自転車を運転している際に使用すると思わぬ事故に繋がる可能性もあります。
Bluetoothを楽しむためには周りの安全を確認し、運転中はなるべく使用しないなどの配慮が必要となります。
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まとめ
bluetoothのバージョンの違いの確認方法と音質の違いをご紹介しました。しかしBluetoothの進化は早くこうしている間にもどんどん新しいバージョンが誕生しています。常に情報を集め、より一層快適なBluetoothライフを楽しんでみてください!