髪質が硬いのはどうして？
引用: https://www.bikatsu-lab.com/wp-content/uploads/2017/05/kataikami.jpg
髪の毛にはさまざまな質感がありますが、硬くてごわつくような質感の方は、さらさらしている人を羨ましいと思うときもあるでしょう。では、髪の毛が硬いのはどうしてなのでしょうか。まずはそこから紐解いていきましょう。
引用: https://cdn.toplog.jp/cms/pages/1338/image/jpeg/1f4edfd584.jpg
関連記事
髪質が硬いのはどうして？①遺伝的要素
引用: https://i2-prod.mirror.co.uk/incoming/article10881219.ece/ALTERNATES/s615/PAY-Uncombable-Hair-Syndrome.jpg
髪の毛は、さらさら柔らかい質感の方もいれば、ごわっとした硬い質感の人もいて、細かったり太かったりもします。そしてその中でも、髪の毛が太い方が硬い質感になります。その髪の質に関しては、大きく関係しているのが遺伝的な要素です。髪の毛の構造は、大きく分けて3つの要素から成り立っています。一番中心になるのがメデュラという毛髄にあたる部分。そしてメデュラを包むようにして存在するのがコルテックス。コルテックスのまわりにキューティクルが鱗のように覆っています。
そして、これらのものを構成している主な成分はタンパク質です。この、髪の毛を構成するタンパク質はケラチンというタンパク質ですが、人によってこのケラチンの量が違います。髪の毛のケラチンの量が多く、密度が詰まっているほど髪の毛は硬くなってしまうのです。それは、ほとんどがやはり遺伝的要素なのです。
引用: https://www.atama-bijin.jp/hair_care/wp-content/uploads/2016/09/d85e3e4824c9c0fcb8c323aba86b8abb_m.png
髪質が硬いのはどうして？②アイロン・ドライヤー・パーマなどのダメージ
引用: http://cache-cdn.cosme.net/media/cur-contents/file/parts/I0004123/36e35513628a3f2d444eb9c2fc860cf6.jpg
髪の毛が硬くなっている方は、遺伝的要素の他にアイロン・ドライヤー・パーマなどのダメージが原因になっている場合があります。熱のダメージにより、髪の毛のタンパク質が固まってしまっているということも考えられます。髪は熱にとても弱いです。ドライヤーやアイロンを同じところに熱を3秒以上当続けてると、炭化という現象が起きてしまいます。
お肉や魚も火を通しすぎると焦げてしまい、炭になってしまいますよね。そのような現象が髪の毛にも起きているということです。そのため。さらさらの柔らかい髪の毛の方が、ダメージにより硬い質感になってしまうこともあり得るようです。
引用: https://static.vix.com/es/sites/default/files/styles/large/public/imj/imujer/5/5-trucos-caseros-para-mantener-las-ondas-del-pelo-por-mas-tiempo.jpg?itok=tEdimxu7
関連記事
髪質が硬いとどんなデメリットがある？
引用: http://www.grandha.com.br/wp-content/uploads/2015/08/cabelo-ressecado-ou-cabelo-poroso-artigo-grandha-0-710x492.jpg
硬い髪の毛は、タンパク質の密度が高く、丈夫な髪とも言えます。しかし、髪の毛が硬い方にとってはどんなデメリットがあるのでしょうか。いくつか挙げていきます。
髪質が硬いとどんなデメリットがある？①ボリュームがですぎてしまう
引用: https://t1.aimg.sk/magaziny/QuAF0KfTQ6reWqEOIbENeA.jpg?t=&h=jVT9tmIpeVTHvlLpJo0Lag&e=2145916800&v=4
髪の毛が硬い方は髪の毛が膨らみやすく、全体的にボリュームが出過ぎてしまうというのも1つの特徴です。ロングヘアにする場合毛量を減らすためにすいたりしている方が多いようですが、ショートカットにした場合、広がりすぎてしまって似合わないと髪型で悩まれる方もいます。
髪の毛が細くてボリュームが出ないと悩む方もいる一方、髪の毛のボリュームがで過ぎいてしまい髪型を選ばなくてはいけないということもあるのです。そうなると、ボリュームがありすぎるためにヘアアレンジもやりにくくなってしまうことがデメリットになってきます。
引用: http://delina.hu/userfiles/_others/szepseg/haj/pothaj2.jpg
髪質が硬いとどんなデメリットがある？②クセがつきにくい
引用: https://d3imh5q5dnm5ub.cloudfront.net/press_component/images/000/008/495/b4f705a9f855da7e02a4cca7c7eefcbc732acef7.jpg?1526483171
髪の毛が硬いと、剛毛とも言われるほどしっかりした質感になります。その場合タンパク質が髪の毛の中でしっかりと繋がっているため、密度がたかく隙間が少ないのです。コシがあって健康的とも言えますが、その反面ヘアアイロンなどでカールがつきにくいということが挙げられます。
引用: http://kamihositu.com/wp-content/uploads/2014/12/kansou-3.jpg
髪質が硬いとどんなデメリットがある？③髪が乾きにくい
引用: https://www.kirei-kenkou.com/wp-content/uploads/2015/12/w621_3e7132ee9b748b1f4876a2f545d49e776356522e1361871983.jpg
髪の毛が硬いという方は、髪の毛全体のボリュームがどうしても多くなってしまいます。そのため、髪の毛をシャンプーで洗って乾かす時には時間がかかってしまう傾向があるのです。また、髪の毛がダメージを受けている場合も、必要以上に水分量が足りておらず、濡れた時に水分を必要以上に吸ってしまうようです。ドライヤー時間もながくなってしまいがちなので、傷まないように注意が必要です。
引用: https://hips.hearstapps.com/cjp.h-cdn.co/assets/16/48/2048x1363/gallery-1480336113-gettyimages-465173251.jpg?resize=768:*
硬い髪質を柔らかい毛に改善する方法は？
引用: https://www.easihairpro.com/wp-content/uploads/2017/02/Lady-with-very-long-strawberry-blond-hair-flowing-in-the-wind.jpg
硬い髪の毛の原因やデメリットをご紹介してきましたが、太く硬い髪の毛は柔らかいさらさらの髪に改善する方法もあるようです。その方法をご紹介していきます！
硬い髪質を柔らかい毛に改善する方法①シャンプーやトリートメントを見直す
引用: https://www.labelingenue.fr/wp-content/uploads/2014/07/ft_49502c041104f299dd2abf896416ff29.jpg
まずは毎日使っているシャンプーやトリートメントを見直してみましょう。熱で硬くなってしまった髪をさらさらと柔らかくする効果があるシャンプーや、ごわつきのある髪に柔軟性をもたせてくれるシャンプー、クセやうねりを整えてくれる効果のあるシャンプーなどもあります。髪の毛が人それぞれ質感が違うように、シャンプーもさまざまな種類が発売されているため、自分の髪質に合ったものでシャンプーすると良いでしょう。
アミノ酸系統のシャンプーを選ぶとさらさらの質感に近づけます。市販のシャンプーはアルコールの洗浄成分を利用したものが多いですが、こういった成分は髪にハリやコシを与える効果があるのです。髪の毛が硬い方には逆効果になってしまうため、タンパク質に影響を与えずらいアミノ酸系のシャンプーを使うと良いでしょう。
引用: https://beautifulhair01.com/wp-content/uploads/2018/02/img_1534101_thumbs_600x400_1814761-718x369.jpg
硬い髪質を柔らかい毛に改善する方法②アイロン・ドライヤーの設定温度
引用: https://www.atama-bijin.jp/hair_care/wp-content/uploads/2015/09/Fotolia_86950856_XS.jpg
ヘアセットをするときの温度を見直してみましょう。髪にクセを付ける場合は通常160℃から180℃に設定をする場合が多いですが、少し温度を低めに設定するようにすると、熱によるダメージで髪が硬くなってしまうことが防げます。コテやアイロンをよく使うという方は特に気をつけてみましょう。
そして、ドライヤーの設定温度も下げてみるのもひとつの方法です。ドライヤーの熱も髪の毛の水分量を減らして硬い毛にする要因になります。高音であればあるほど水分も蒸発しやすくなりますので、少し低めの60℃以下くらいの温風で髪を乾かし、熱によるダメージを抑えるのも良いでしょう。
引用: http://cdn.skim.gs/image/upload/v1456339399/msi/woman-getting-her-hair-done_kot9ou.jpg
硬い髪質を柔らかい毛に改善する方法③流さないトリートメントを使う
引用: https://www.cosme.net/clipkit_uploads/item_images/images/000/503/466/medium/765abfd7-2863-4c26-947f-2cabca92eed6.jpg?1487643517
お風呂でのシャンプーやトリートメント以外に、お風呂を上がったあとの洗い流さないトリートメントでケアをすることが大事です。ヘアオイルやクリームタイプのトリートメントを使うと、髪の毛の水分が蒸発しないように閉じ込めてくれます。そして、オイルやクリームによっては硬い髪の柔軟性を高めてさらさらした質感に導くトリートメントや、広がりやすい髪をまとめやすくする効果のあるトリートメントもあります。
そして、水分蒸発を防ぐ他にも熱から保護する効果もあります。髪の毛を洗ったあとにお風呂を出て、タオルドライしてから洗い流さないトリートメントをつけてドライヤーをする、アイロンを使う前にトリートメントをすることで、髪の毛をコーティングして守ってくれるのでぜひ使ってください。
引用: https://hari-comeon.com/wp-content/uploads/2018/04/beautifulloil3.jpg
硬い髪の毛も、柔らかくする方法はある！
引用: http://beauty-note.jp/wp-content/uploads/2016/07/shutterstock_199141433.jpg
いかがでしたか？髪の毛はひとそれぞれ特徴が違い、メリットやデメリットもかわってきます。ボリュームがなく細くて柔らかい髪の毛で悩んでいる方も、ごわついていて広がる髪で悩んでいる方もいるのです。やはろ、ちょうど良いさらさらした質感、ツヤ感、ボリュームなどは難しいですが、ケア次第で硬くゴワゴワした髪の毛も改善できるということがわかります。
毎日のケア方法で髪の毛の質は良くも悪くも変わるので、シャンプーを変えてみたり、流さないトリートメントを使ってみたり、アイロンやドライヤーの使い方を変えたみるのも良いでしょう。温度調節ができるアイロンやダメージを与えにくいドライヤーに変えてみるのもおすすめですよ。
引用: http://belta-cafe.jp/wp-content/uploads/2015/01/%E9%AB%AA%E3%81%AE%E6%AF%9B%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%83%A95.jpg
