『水草とは、陸上に進出・適応・進化した高等植物のうち、浸水・水没しても長期的に生存可能となった種の総称である』

水草には光の要求量の違いがあり特に成長の早いロタラ系などの有茎草は強い光を必要とします。逆に成長の遅いアヌビアスなどの陰性と呼ばれる水草はそこまで光の強さが無くても成長できるのです。 編集

水草はCO2を添加すれば成長スピードが上がり色も鮮やかになりますが添加をしなくても育成出来る水草は沢山あります。さすがにCO2添加時には劣りますが十分その水草の美しさを堪能出来ると思います。

水草は基本的に弱酸性のpHを好む種類が多いですが中には酸性からアルカル性まで幅広い水質に適応出来る丈夫な水草も存在します。そういった水草は水質の適応も早いので水槽に入れて適応できずにすぐ溶けてしまうというようなことも少ないです。

水草の中では最もポピュラーな種類で、丈夫で育てやすいことで有名。 代表的な入門種と言えますね。 夏場の高水温にも強い種類なので、アクアリウム初心者にもオススメ! ゆっくり成長していくので、ヒゲゴケが付着しやすいのですが、コケを食べるヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスを入れておくとコケの発生予防につながります。 （アヌビアスの仲間は他にアヌビアス・バルテリー、アヌビアス・ナナゴールデンなどが知られています。）

有茎草の代表的な種類です。 明るいライトグリーンの葉がとても美しく、非常に人気の高い水草です。 栽培も比較的簡単！ ある程度の光があれば育てる事ができますよ。 写真では赤枠内のモサモサっとしている水草です!

アヌビアスと同様、石や流木に活着させることができます。 日本の石垣島、西表島に自生しているんですよ。 成長も遅めなので、トリミングに追われることもなく、手がかからないのも魅力です。 ただ一つ弱点があります。。 それは暑さ！ 丈夫で扱いやすいのですが、温度管理には注意してくださいね。 写真では赤枠内の後ろの方でニョロっとしている水草です。

ボルネオ島に自生していてサトイモ科に分類されている植物です。認知されはじめたのは割と最近で水槽内では珍しく花が咲き様々なバリエーションがありコレクション性が高いのでコアなファンもいます。 特徴として水槽内で仏炎苞というサトイモ科特有の花を咲かせ、石や流木に活着するのでレイアウトの素材としてメイン、サブどちらでも使えるという点が挙げられます。

パールグラスは明るい緑の有茎草でレイアウトに使用される機会も非常に多い人気の水草です。 基本的にはCO2添加必須と紹介されることの多い水草ですが僕はCO2無しで育成したことが何度もある水草なので今回のリストに加えました。

パールグラスはアクアリウムでは非常にポピュラーで人気が高い水草です。水中では直立して20cm以上に生長します。グロッソスティグマとの相性が良く、グロッソスティグマを前景に、パールグラスを後景におくと非常にキレイなレイアウトができます。光合成による気泡も魅力的です。密植することにより、美しさがあらわれる水草です。アクアリウムのレイアウトでは中景に密植すると雰囲気を和らげる効果があります。

名前の通りねじれながら上に向かう深緑の水草です。とにかく丈夫でどんな水槽でも育てやすく安価でもあるので草姿が気に入れば、細かいことは気にせず気軽に入れて大丈夫な正に初心者向きな水草です。 近い種でバリスネリア・ナナという葉が極細なタイプもあり、こちらも育成は容易で水草レイアウトで見る機会も多いです。

ライトグリーンの細かい葉を色々な方向に伸ばす育成が簡単な水草です。水面を覆うように成長する為メダカやグッピーなどの卵を産みつけるうってつけの場所になります。四方八方に新芽を伸ばす為、整然としたレイアウトには若干使いにくいですがビギナー水槽にとりあえず緑が欲しいときに一株入れておくような使い方がいいかと思います。 ちなみに～スプライトと名前が付く水草は数種類あり中でもラオススプライトは葉が繊細なので綺麗な水草です。

水草の植え方は、水草の種類によって異なります。正しく処理をし、植えないと正常に成長しません。 また、底床に植え込むにはピンセット、流木などに活着させる為にはビニタイやナイロン糸などが 必要になる為、事前に用意しておきましょう。

植栽する際には、水槽の前面から前景、中景、後景と植えていきます。基本的にこのように植栽することによって、全ての水草をバランスよく楽しむことができます。