【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食と菜食とは?

健康ブームのこの時代、肉食派と菜食派とで健康についての考えは人によって別れています。医者や栄養士などのなかでも考え方は偏りがあるそうです。肉食とは動物が他の動物を食すことを言います。そして菜食は、肉類を食べないで野菜類を食べることを言い、近年菜食にが良いという話も出てきているのです。つまり、人間は肉を食べなくても生きていける、むしろ健康的になれるという考え方です。
もともと人間の食性はどういったものなのかというと、雑食であるとか、草食であるとか、肉食であるとか、いろんな説が多いそうですが、一番の多数派意見は、人間は雑食であるという意見だそうです。

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【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】ダイエット?それとも健康志向?ヴィーガンって?

最近ヴィーガンという人たちが話題を読んでいます。ヴィーガンとはイギリス発祥の完全菜食主義の人のことを言います。肉類を食べずに生活する人たちのことですが、卵は食べるという卵菜食のヴィーガン、肉は食さないけど乳製品は食すというという乳菜食のヴィーガン、卵も乳製品も食す乳卵菜食のヴィーガンというカテゴリーに分かれるそうです。
魚介系なら食すというヴィーガンもいるそうで、完全に草食だからといって野菜のみしか食べないという訳ではないそうですが、中には動物製品は一切口にしないという徹底したヴィーガンもいるそうです。そこには、動物愛護という考えや、健康のための考え方、地球の環境を考慮した今変え方主鏡上の理由など、さまざまな考え方があるそうです。
【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食と菜食のメリット・デメリットとは

では、ダイエットや健康面で考えると、肉食や菜食それぞれのメリット・デメリットはどんなことになるのでしょうか?さまざまな意見が飛び交っていますが、そういった意見をまとめてみました。

【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食のメリット①:肉には身体を構成する栄養が豊富

肉にはとくにタンパク質という人間の身体に大切な栄養素が含まれています。タンパク質は人間の筋肉や内臓の構成要素となっていて、生きていく上で大事な栄養素なのです。タンパク質には肌の組織を形成する効果や、疲労物質の発生を抑える効果、肝機能の働きをサポートする効果もあります。
そして、タンパク質以外にも鉄分、アミノ酸などが含まれており、貧血や風邪の予防、成長促進などの効果が考えられます。筋肉を構成するタンパク質は、ダイエットをする上で言うと、身体の筋肉を育てることで身体が動きやすくなったり、脂肪を燃焼しやすい身体になったり、ボディラインを整えることに大事なタンパク質が豊富だということです。

【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食のメリット②:肉には心の健康もサポートする効果がある

肉には心の健康をサポートする力もあります。タンパク質を構成するアミノ酸にはうつ予防効果があります。必須アミノ酸のひとつである、フェニールアラニンという成分は、抑うつ症状を解消して気分を上昇させてくれるはたらきがあるのです。肉には元気になる効果があると、栄養学的にも証明されていて、セロトニンという疲れを回復させて幸せを感じる成分や、鉄分で貧血改善効果があることなども関係してきます。

【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食のデメリット①:肉食は太りやすい

肉はどうしてもカロリーが高くなってきます。肉の種類は鶏肉や豚肉、牛肉を始め、他にもさまざまな食肉が存在します。そして肉には脂が多く含まれているため、人間に多くは必要ない脂質が余分に身体に摂取される場合が多いのです。身長に見合った体重かどうか判定する数値でBMIという数値があります。健康データを分析した研究では、肉を食べる人のBMIとベジタリアンのBMIでは肉を食べる人のBMIの方が平均が2も多いのです。平均でここまで差が出るというのは、やはり肉を食す場合は太りやすくはなるということになります。

【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食のデメリット②:腸内環境が乱れる

日本人の死因の1位はがんということですが、それが腸内で発がん物質を作る、悪玉菌を優勢な状態にし続けていることが原因とも考えられるそうです。そして、赤身の肉が悪玉菌による腐敗を招くと言われているため、肉は腸内環境を乱してしまうのです。欧米などではとくに肉を日本よりも食べている印象がありますが、日本人は腸が長い特徴があり、長い腸で肉を食べると、腸の中で肉が腐敗しやすいのです。腸内環境が悪化しやすい傾向があると言えます。
【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】肉食のデメリット③:血管系への悪影響

肉の種類や調理法などによっても変わってきますが、肉は脂が多く含まれており、インスタントやファーストフードなどのにくるいは特に血液中のコレステロールや脂肪酸を増やし、血液をドロドロにしてしまいます。血液ドロドロになると、血管の壁にヘドロのように余分な物がへばりつき、血管自体が狭くなって血流が悪くなります。
【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】菜食のメリット①:生活習慣病などの改善

先ほどご紹介した肉のデメリットがなくなることで、菜食派の方には生活習慣病などのリスクが軽減され、身体が健康的になるというメリットがあります。菜食となるとほとんどが野菜の生活になりますので、肉類によるカロリーや脂の摂取がおのずとなくなることになります。そうなると高血圧、糖尿病、肥満などのリスクは減らすことができるのです。
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【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】菜食のメリット②:身体がすっきりする

肉や魚などの食事は、消化に時間がかかるため、胃での滞留時間が長いです。そうすると胃への負担が大きく、消化するのにエネルギーを多く消費することになります。食べているときも、肉類を食べると胃がずっしりとして、満腹感が長時間続くのがわかると思いますが、野菜のみの食事になることでそのような負担がなくなるため、胃の中はずっしり重くならず、体は軽い感覚でいられます。消化に使うエネルギーも減らせるため、身体のパフォーマンスが向上します。
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【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】菜食のデメリット①:便通が悪くなる

野菜中心だと繊維質な物を多く取り入れることになり、快便になるイメージもありますが、実は動物性脂肪の不足から、便が腸の中を流れにくくなってしまいます。少なからず人間の体には油が必要で、全くないと弁の滑りが悪子なってしまい、便秘になる可能性があるのです。そのため、食物繊維を増やしたり、植物性のオイルなどで調節したりということが必要になります。
【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】菜食のデメリット②:栄養面での配慮が必要

野菜中心の食事になることで、オメガ3脂肪酸、鉄分、亜鉛、カルシウム、ビタミンB12などといった栄養素が不足しがちと言われています。これは、肉類などの動物性食品に豊富に含まれる栄養素のため、菜食になることで摂取が難しくなってくるためです。こういった問題は卵、チーズなどの食品を食すことができる乳卵菜食のヴィーガンであれば問題はないですが、ヴィーガンの方は特に注意が必要になってきます。
【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】菜食のデメリット③:すぐお腹が空いてしまう

先ほども出てきたように、肉と違い野菜は胃の中での滞在時間が短いです。体は軽くなり良い効果もありますが、お腹が空きやすくなるというデメリットにもなってしまいます。野菜中心の食事だとどうしても腹持ちが悪くなってしまうということです。こちらも乳卵菜食のヴィーガンだと、補えることが多いです。大豆を使った大豆ミートなどで代用して、ボリュームを出したりとそういった工夫が必要ですね。
【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】ダイエット・健康志向の食事は何が良いの?

肉食にも菜食にもさまざまなメリットデメリットが出てきました。これ以外にも深掘りしていくとさまざまなメリットとデメリットが出てくるかと思います。さまざまな意見が黄砂する中で、やはりたどり着くのは、ダイエットにしろ健康思考にしろ、栄養バランスを考えた食事をとることが一番ということ。大豆ミートや乳製品などをうまく使って組み合わせて肉を食べなくても肉に含まれるタンパク質やアミノ酸、鉄分などを摂取することができる場合は、動物愛護の考え方からしても菜食はおすすめです。
しかし、なかなかそういった工夫ができないという方が大半でしょう。その場合肉と野菜をバランスよく組み合わせ、良い部分を補うことが大事になってきます。肉には肉の良さ、野菜には野菜の良さがあるため、良質な肉、良質な野菜を組み合わせることが一番大事なのではないでしょうか。
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【肉食と菜食のメリット、デメリットは?】ダイエットも健康思考も考え方次第!バランスよく食事を摂ろう!

健康やダイエットに関しては人それぞれの考え方がありますし、太りやすい肉の中でも、種類があります。ささみや胸肉、脂の少い豚肉などは、良質なタンパク質が含まれていてダイエット向きです。また野菜も栄養素があまり含まれていない野菜から、栄養豊富な野菜もあるため、自分がどのような物を摂取すべきなのか、自分の身体の状態を知ることも大事です。
