そもそも「きんとん」ってどんな意味でしょう
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漢字で書くと「金団」。これは金の布団や金の団子という意味で、商売繁盛・金運をもたらす福の食べ物としておせち料理の定番になっています。より美しい金色を出すために皮を厚めに剥き、くちなしの実と一緒に煮ることがあります。また、料理の定義としてはきんとんとはサツマイモや豆をつぶして裏ごしし、蜜煮にした栗や豆を和えたものという解釈。きんとんは全てが栗きんとんではないという事ですね。
きんとんを種類別に紹介していきましょう。まずは和え衣から。サツマイモを煮てつぶした甘いものだけでなく、いろんな野菜で作るきんとんです。
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長いもで作るきんとんの簡単おすすめレシピ
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長いもを使ったきんとんは独特の舌触りがやみつきになりそう。ほんのりとした甘い味で箸が伸びます。スイーツとしてお茶請けにもいいですね。抹茶パウダーをいれると綺麗な緑に。そのままでは真っ白なのでその対比がきれいですね。具としておせちの黒豆や甘く煮たグリーンピースなどがよく合います。
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食紅でほんのり色を付けるとお正月らしく可愛いきんとんに。長いもの重さの20%重量の砂糖を使っています。甘いのが苦手ならでもっと減らしてもいいでしょう。
ゆり根で作るきんとんの簡単おすすめレシピ
ゆり根もお正月近くになるとよく見られる食材ですね。お吸い物にしてもいいですが、きんとんに仕立ててみてはいかがでしょう。長いもと同様真っ白なきんとんができるので、抹茶や食紅で色付けをするととてもきれいです。
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ゆり根は下処理さえちゃんとすれば、すぐに茹で上がり裏ごしも楽な食材です。一枚一枚ゆり根をはがし茶色く色のついたところを包丁でこそげとることが大事です。裏ごししたら重量30%の砂糖を加えて練ったら茶巾に絞りましょう。上の写真は1/4量をゆずの皮で色付けしたものです。甘い場合は砂糖を減らして調整してくださいね。簡単に作れて上品な味はやみつきになりそうです。
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かぼちゃを使ったきんとんの簡単おすすめレシピ
色鮮やかで手に入りやすい南瓜できんとんを作ってみてはいかがでしょう。基本はお砂糖やみりんで甘い味にしますが、メープルシロップやはちみつでつけたり、バターやシナモンを加えてケーキ風にすると食べやすくなっておやつがわりにも。
かぼちゃのかわを取り除き、ラップをして電子レンジで加熱します。温かいうちにつぶしてメープルシロップかはちみつを少し加えます。甘い場合は調整してください。甘栗を刻んで混ぜ合わせ茶巾に絞ります。とても簡単ですね。10分もあれば作れそうです。おせちの定番として、おやつとして喜ばれること間違いなしです。
こちらはお正月らしく、砂糖・みりんでしっかり甘さをつけたかぼちゃきんとんです。レーズンやクコの実などをあとから混ぜ合わせるのも楽しいですね。いろんなバリエーションができてやみつきになりますね。
さつまいもだけを使ったきんとんの簡単おすすめレシピ
意外と栗きんとんのころもの部分だけが好きという人も多いのでは?そんな人のためにさつまいもだけで作る芋きんとんです。作り方は栗きんとんの時と同様です。厚めに皮を剥いたさつまいもをくちなしの実と一緒に柔らかくなるまで茹でます。裏ごしをしたら、砂糖やみりんで甘味を付けます。よく練って黄金色になったら冷まし、茶巾に絞りましょう。
さつまいもの甘い、甘くないによって加える砂糖の量は調整します。普段のおやつがわりならさつまいもの正重量の1割ほどで十分。バターやレーズンを加えても美味しくできます。バットなどに移して平らにして花形で抜くとお茶請けにぴったり。黒ごまを振りましょう。
栗のかわりにりんごを使ったきんとんの簡単おすすめレシピ
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ここからは栗のかわりに他のもので代用したきんとんを紹介します。まずはりんご。秋から出回る紅玉でつくるりんごきんとんは色鮮やかで甘酸っぱくてスイーツのようでやみつきになりそうです。レーズンやシナモンを合わせると洋風おやつにも。お弁当のおかずにも重宝します。
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春巻きの皮で巻いて揚げたり、アップルパイの具としても使えて、スイーツづくりの材料として応用範囲の広いのがりんごきんとん。パンを焼く人は中に入れて焼くと美味しいさつまいも&りんごパンができますね。美味しくてやみつきになりますよ。
栗のかわりにパイナップルを使ったきんとんの簡単おすすめレシピ
えっパイナップル?と思うでしょうが、その甘酸っぱさはりんごに通じるところがありますよね。りんご同様あっさりとしたきんとんができあがります。その上パイナップルは下処理要らず。季節を問わず作れるのも嬉しいですね。
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ゆでて裏ごししたさつまいもに砂糖とパイナップル缶の甘い汁で味を調整します。よく練って冷ましてからパイナップルと合わせたら完成です。なんとも簡単で美味しそうなやみつきレシピでしょう。もはやスイーツといってもいいですね。
フルグラとヨーグルト、パイナップルきんとんを合わせてパフェ風にしても。ヘルシーなスイーツですね。
栗のかわりにさつまいもを使ったきんとんの簡単おすすめレシピ
芋きんとんとはちょっと違って衣も具もさつまいもです。栗原はるみさんのレシピです。さつまいもを栗の形に切りだし、茹でてからシロップで煮絡めて栗の甘露煮のようなさつまいもを作ります。きんとんはいつものように柔らかくゆでて裏ごしし砂糖・みりんと合わせて練り上げ、冷めたら栗のようなさつまいもと合わせて完成です。
引用: https://www.yutori.co.jp/recipe/images/861_big.jpg
栗じゃなくても十分栗っぽくて美味しそうなきんとんですね。そのアイデアに脱帽です。詳しい作り方は下記に。
さつまいもの旬の時期に作ってみたいレシピです。やみつきになっておせちの定番になるかもしれませんね。甘い栗の甘露煮よりもほっこりして美味しそうです。
栗のかわりに豆を使ったきんとんの簡単おすすめレシピ
おせち料理で炊く黒豆や白花豆の甘煮を栗のかわりにさつまいものきんとんと合えましょう。豆の食感がアクセントになって栗の甘露煮とは違った美味しさでやみつきになりそうです。見た目もミニオンのようで可愛らしくお弁当のおかずやスイーツに喜ばれそうですね。
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白花豆のきんとんは和え衣も白花豆で作りましょう。乾燥豆から水でもどして柔らかくなるまで煮てもいいですし、面倒なら白花豆の水煮を買ってきて作りましょう。柔らかく茹でてあるのですぐに潰せて簡単ですよ。砂糖で甘さを調整し、残しておいた豆をシロップで煮て和えましょう。上品なきんとんですね。
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きんとんを普段から楽しんで!
スイーツのようなフルーツきんとんから、おせち料理として使える本格的なきんとんまで紹介しました。意外な組み合わせもありましたね。パイナップルやりんごを使ったきんとんは普段のヘルシーなおやつとして作っておと便利です。ヨーグルトと合わせたり、パンにはさんだり、アイスクリームに添えてもいいですね。
引用: http://www.bob-an.com/recipes/img/jpg_large/01888.jpg