モザイクアートとは
「モザイク」とは「小さなかけら」と言う意味です。石・ガラス・タイルなど、様々な素材を組み合わせてイメージを表現する事を「モザイクアート」と言います。
日本ではあまり馴染みがありませんでしたが、実は紀元前から続く美術工芸で、海外では馴染み深いものです。
一見一枚の作品に見えるが、よく見てみると異なる多数の図柄が 一枚の図柄を形成している作品のことで、モザイク写真やフォトモザイクとも呼ばれる。
やり方や表現方法は自由なので、アート作品として作ろうと思えばこんな物にも。
個人で楽しむのもやり方は決まっていませんので自由にデザインして楽しめるのが魅力です。
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モザイクタイルアートとは
モザイクタイルを使って作品を作るだけでなく、小物を作ったりキッチンなどにタイルを敷き詰めたりするDIYも人気です。DIYで作る小物などは「タイルクラフト」とも言われます。
自宅やお店の玄関先をモザイクタイルでデザインするやり方もよく見かけます。
モザイクタイルアートのやり方
モザイクタイルを好きな物に貼り付けてオリジナルの小物を作ったり、家具やかべに貼り付けてお家をリメイクしたりしましょう。
まずは何を作るかを決めて必要な材料を準備します。タイルの形や色はいろんな種類があります。100均でも手に入れる事ができますのでまずは材料集めから楽しむ事ができます。
簡単なやり方
まずはシンプルなやり方です。材料はすべて100均で揃える事ができます。タイルキットも店舗によって売られている種類が違うので色々まわってみて好みの物を探すのも楽しいですね。
材料
・タイル
・土台(張り付けたいもの)
・強力接着剤(あればタイル専用の物)
やり方
貼る場所を決めたら接着剤を使って一つ一つ貼っていくだけです。置く場所を失敗しても、接着剤が乾くまでなら一度置いた場所から動かす事もできますので好きなようにデザインできます。
タイルを敷き詰めるだけでなく間隔を開けて並べたり、他の素材と組み合わせても可愛いです。100均でタイル以外の材料を探すのも楽しいですね。
目地材を使ったやり方
貼り付けるだけよりは手間のかかる目地材を使ったやり方です。手間がかかる分、仕上がりがキレイになりますし、デザインの幅も広がります。
材料
・タイル
・土台(張り付けたいもの)
・強力接着剤(あればタイル専用の物)
・目地材
・ヘラ
・スポンジ
・タオル(ふき取りよう)
やり方
1.どんなデザインにするか決めたらタイルの裏に軽く接着剤をつけて並べていきます。デザイン通りに並べ終わったら一旦接着剤が乾くまで待ちます。
2.目地材を水で溶き、全体にのせていきます。タイルの上からのせてしまっても大丈夫です。
3.夏場で5分、冬場で20分程放置した後、水を含ませたスポンジでタイルについた目地材をふき取ります。ふき取り作業を数回繰り返すとキレイになります。
4.タイルをキレイにしたら後はしっかりと乾燥させます。表面に粉のような物が現れたらタオルでキレイにするとタイルのツヤが戻ってキレイに仕上がります。
・キットを使った作り方
まずは気軽に挑戦してみたいと言う人におすすめのクラフトキットです。キットなら必要な物がすべて揃っているので、材料を集めに行く時間がないけど作ってみたいと言う人でも手軽に試せます。
対象年齢が6歳以上のキットなら子どもと一緒にも楽しめますね。定番のコースターや写真たてのキットの他、時計やテーブルと言ったキットもあります。
色々な種類のモザイクタイルの詰め合わせだけのキットや初めに用意するヘラやボンドだけを揃えられるキットもありますよ。
・転写紙を使った作り方
転写紙を使えば、食器などの陶磁器にモザイク模様をつける事もできます。
転写紙を使って白い食器などにデザインしていく事を「ポーセラーツ・ポーセリンアート」とも言い、大人の趣味としても人気です。
転写紙自体はネットでも購入できますが、転写し終わった後に760~820度の温度で焼き上げなければいけないので一般家庭で使うのは難しいでしょう。
焼き付けに必要な「キルト」と呼ばれる窯はレンタルもできるようですが買えば数十万円します。本格的にやりたいと言う人以外は体験教室など、焼き付け作業を行ってくれるところを探す方が楽しめます。
・オーブン転写紙を使った作り方
家庭のオーブンでも焼き付けのできる「オーブン転写紙」を使えば、170度の温度で焼成時間40分で家庭でも焼き付けを行う事ができます。
家庭で気軽に始めてみたいと言う人にはおすすめのオーブン転写紙ですが、高温での焼き付けが必要な転写紙に比べてデザインは少なめです。
モザイクタイルアートの作り方例
モザイクタイルアートは基本的には好きな物に貼り付けるだけなのですが、実際に作っている人はどんな材料を使って作っているのでしょう。100均で揃えられるものもあるのでしょうか。モザイクタイルを使って作れる物の例を見ていきましょう。
【モザイクタイルアート】作り方例①コースター
まずはコースターです。100均で買える木製やコルク製ののコースターを使うと作りやすいです。
目地材を使う場合、このような枠のついたコースターを使うと作りやすいです。中に敷いてあるものをはがすとタイルと外枠の高さが揃うのでキレイに仕上がります。
【モザイクタイルアート】作り方例②植木鉢
100均にもたくさん売られている植木鉢も素敵にデザインできます。
雑貨を合わせてさらにかわいく。
【モザイクタイルアート】作り方例③鍋敷き
タイルを使っているのでそのまま鍋も置ける鍋敷きです。実用性と可愛さを兼ね備えています。
【モザイクタイルアート】作り方例④フレーム
写真たてやがくぶちなどはインテリアに合わせて好きなようにアートしやすい。
フレームだけで飾ってもおしゃれです。
壁掛け鏡のフレームもおしゃれに。
【モザイクタイルアート】作り方例⑤トレー
トレーの中にモザイクタイルを敷き詰めるのもおしゃれです。インテリアのアクセントにもなりますね。中に小物を飾ってもかわいいです。
形によってはお皿をモザイクタイルで飾る事も。
色味を変えれば落ち着いた雰囲気にもなります。
【モザイクタイルアート】作り方例⑥ドアプレート
100均の木片を使ってドアプレートを作ってみても。
【モザイクタイルアート】作り方例⑦ティッシュケース
使うタイルによってはキラキラにデコる事もできます。ティッシュケースや小物入れなどに。
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まとめ:まずは小物から!いらなくなった物も簡単リメイク
タイルの種類は様々ですが、見ているだけで涼しくなるようなガラスタイルは夏のインテリアにもピッタリですね。
「不器用だしキレイにできるか不安」「センスがないから作ってもすぐに飽きてしまいそう」と言う人はまずはすぐに取り換えのできる小さな小物や捨ててしまうつもりの古い家具をリメイクしてみてはいかがでしょう。
芸術作品として古くから人気の高いモザイクアート。一度作ってみたらその仕上がりの美しさに夢中になってしまうかもしれませんよ。材料が100均で揃えられると言う手軽さも魅力です。
自分だけのオリジナル小物を素敵にデザインしてみましょう。