中国語の表現
中国語で気持ちを伝えてみたい、気軽にこんばんはなどの挨拶をしたい、自己紹介をしてみたいなど、思ったことありませんか?今回は、そんな時のために、簡単に覚えられる自己紹介や挨拶のフレーズをまとめてみました。発音はピンインでも表記しています。
中国の人たちはフレンドリーな人が多く、よく話しかけてきてくれます。そんなときに中国語で自己紹介ができると、会話も弾み楽しいですよね。良い思い出になるのはもちろん、国境を越えた友達ができることも。
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中国語の自己紹介や挨拶などの例文集①「自己紹介」
「自己紹介をさせてください」
我 来 自 我 介 绍 一 下 ⇒ 【wǒ lái zì wǒ jiè shào yī xià】(ウォ・ライ・ ズー・ウォ・ ジエ・シャオ・イーシャ)
分中にある「一 下」という単語は、「ちょっと」というような軽い気持ちの表現を付け足したいと言うような時に使える、便利な表現です。
「一 下」を付けずに「我来自我介绍」だけにすることもできます。ただ、その時は、「自己紹介をさせろ!」というような、きついめの印象を与えてしまいますね。
中国語の発音
中国語の発音を勉強するのに必須なのが、ピンインと呼ばれる中国語の発音記号。正しい発音を聞きながら、ピンインをガイドライン的に利用してください。
「中国語、発音良ければすべて良し」…中国語学習者がよく耳にすることばです。それほど中国語学習では発音がやっかいであり、そしてまた、「文法構造はわりに簡単だから発音さえ身につけば後はなんとかなる」、という意味でもあります。 中国語の発音は、日本語にない音がやや多く、覚えにくく感じるかもしれませんが、何事も道案内に沿って一歩一歩ていねいに学んでいけばなんとかなります。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集②「名前」
「私の名前は田中太郎です」
我 叫 田 中 太 郎 (wǒ jiào tīan zhōng tài lǎng) ⇒ 【ウォ・ジァオ・ティエン・ジョン・タイ・ラン】
中国人にとって、日本人のフルネームはあまり馴染みがありません。このフレーズを使う際には、はっきりと発音をしましょう。
苗字だけの挨拶
「私は田中です」と言いたいときは 你好,我姓田中(nǐ hǎo,wǒ xìng tīan zhōng) ニーハオ・ウォ・シン・ティエン・ジョン 「叫」の時はフルネームでしたが、「性」の場合は名字だけでもOKです。
上記のフレーズで、「你好」の代わりに、「大家好」(みなさんこんにちは)と言っても良いですね。歓迎ありがとう的な言葉やこんにちはの代わりにこんばんはとしてもグッドですよ。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集③「出身地」
「私は北海道から来ました」
我来自北海道 ⇒ 【wǒ lái zì běi hǎi dào】(ウォ・ライズ・ベイハイダオ)
直訳した場合、「私は北海道から来ました」という意味になりますが、ニュアンス的には、「北海道出身です」という感じですね。
ピンインって何
ピンインとは、中国語のローマ字による表記法の1つです。1958年に中国で公布されました。
「nǐ hǎo」←ピンイン・声調、「你好」←漢字
ピンインとは「中国語の発音表記法」のことで、簡単に言うと漢字の読み方をアルファベットなどで示した一種の発音記号です。日本語のひらがなで書いた読み仮名のようなものです。中国語の発音は、このピンインと、音の上げ下げを示す声調を使って表します。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集④「年齢」
「今年40歳になります」
今年四十岁(jīn nián sì shí suì) ⇒ 【ジンニェン・スーシー・スェイ】
年齢を伝えたい時の簡単なフレーズです。今~歳ですと言わずに「今年~歳になります」という言い方を、中国語では良く使います。「今年40歳になります」ということは、今は39歳という意味ですね。
覚えておきたい基本単語「ありがとう」
外国を訪れる際に、基本必須の簡単単語が「ありがとう」です。中国語では、「谢谢」⇒【xièxie】となります。
更に、より敬意のある「ありがとうございます」なら、「谢谢您」⇒【xièxie nín】となります。
中国語の「ありがとう」は、いろいろな言い方があり、状況に応じて使い分けをします。覚えてしまえばそんなに難しくありませんが、難しいのは「ありがとう」という感謝の表し方の文化の違いです。日本では言うのに中国語では言わない、中国語ではこういう意味で使うのに日本語ではそんな意味にはならないなどなど…。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集⑤「中国語を勉強」
「1年間中国語を勉強しています」
我学汉语学了一年了 ⇒ 【wǒ xué hàn yǔ xué le yī nián le】(ウォ・シュエ・ハンユィ・シュエラ・イーニエン・ラ)
中国語を勉強している人なら、このような表現ができますね。覚えておくと便利なフレーズです。文中最後にある「了」を取ってしまうと、「一年間中国語を勉強していました=今は勉強していない」という意味になってしまいます。英語で言う過去完了の形ですね。
覚えておきたい基本挨拶「こんにちは&こんばんは」
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」は、簡単基本挨拶ワードの代表格です。これは中国語でも同じですね。おはようの言い回しは多々あるのですが、一般的には「你早!」⇒【Nǐ zǎo!】ですね。目上の人や家族間用の違った言い方もあります。「こんにちは」は「您好」⇒【Nín hǎo】、こんにちはの単語はとても良く知られていますね。「こんばんは」は、「晚上好!」⇒【Wǎnshang hǎo】なのですが、ニュース番組で聞くことくらいで、一般ではほとんど「こんばんは」という言葉は使わないのです。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集⑥「職業」
「現在メディア企業でプランナーの仕事をしています」
我现在在传媒公司里面做策划工作(wǒ zài chuán méi gōng si lǐ miàn zuò cè huà gōng zuò) ⇒ 【ウォ・シエンザイ・チュアンメイ・ゴンスー・リーミエン・ズオ・ツォフア・ゴンズオ】
仕事を伝える時に使えるフレーズですね。公司は会社の意味、工作は仕事のことです。
覚えておきたい基本挨拶「おやすみなさい」
「晚安!」 ⇒ 【Wǎn‘ān!】
夜寝る前や別れる間際などに使う言葉ですね。
夜電話を切る時などにこれを使います。以前はほとんど耳にしませんでしたが、最近よく使われるようになりました。これを聞くと「中国人のマナーがだんだん優雅になってきたな」と感じます。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集⑦「~が好き」
「歌を歌うことがとても好きです」
我特别喜欢唱歌 ⇒ 【wǒ tè bié xǐ huan chàng gē】(ウォ・トゥービエ・シーフアン・チャンガー)
好きなことを伝えたい時に使えるフレーズです。
走路时候会突然哼起来了(歩いている時でも突然ハミングを始めてしまうんです)などと、内容に厚みを付けていくと、自己紹介もどんどん広がっていきますね。
中国語の基本用語「すみません」
「劳驾」 ⇒ 【láo ji】
頼みごとがあったり、道を開けて欲しいなどの時に使います。英語の「Excuse me」ですね。軽い謝罪の意味が入る場合は、「不好意思」⇒【bùhǎoyìsi】となります。それにしても、中国の方ってめったに謝罪なんてしませんよねぇ。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集⑧「会えて嬉しい」
「お会いできて嬉しいです」
见到你很高兴 ⇒ 【jiàn dào nǐ hěn gāo xìng】(ジエン・ダオ・ニー・ハン・ガオシン)
英語の「Nice to meet you」と同じように使われる中国語です。
见到は会うという意味で、高兴は嬉しいという意味になります。
中国語の基本用語「申し訳ありません」
「真不好意思」 ⇒ 【zhēn bùhǎoyìsi】 、
「实在不好意思」 ⇒ 【shízài bùhǎoyìsi】 、
「真抱歉」 ⇒ 【zhēn bàoqiàn】 、
「对不起」 ⇒ 【duìbuqǐ】
謝罪の気持ちが入った「すみません」&「ごめんなさい」ですね。
中国語の对不起は全面的に自分が悪いことを認めて言う言葉なので、責任を取らされることも覚悟の上で使う言葉です。日本人が使う言葉の上での”謝罪”とは意味合いが異なりますので慎重に用いましょう。
中国語の自己紹介や挨拶などの例文集⑨「名前を聞きたい」
「あなたのお名前はなんとおっしゃるのですか?」
您贵姓 ⇒ 【nín guì xìng?】(ニン・グイ・シン?)
自分の自己紹介が終わったら後に、相手のことについて聞いてみましょう。
日本と違う挨拶事情
日本語と中国語、挨拶に関してもかなり違いがあるのです。日本語の挨拶は、大抵の場合決まったフレズがありますが、中国語では決まった言葉的なものがないんですよ。
中国語の挨拶の場合、日本語ほどはっきりと「この場面にはこの挨拶」とは決まっていません。中国語にこういう挨拶がないとは言いませんが、こんなに固定化されていないんです。その場に合わせてそれなりの言い回しをすることになります。例えば、「いただきます」にぴったりと合う中国語訳はありません。そのため、「わあ、おいしそう」などを意味する言葉で代替することになります。あるいは、「ニーハオ」という挨拶は農村で隣の人に使うことはまずありません。
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例文を参考に中国語を覚えましょう
今回は、中国語での自己紹介フレーズをまとめてみました。発音はピンイン表記をしていますので、口にもだして練習してみてください。外国語の入門は、まず、ありがとう・こんにちは・こんばんはなどの気持ちを表す言葉や挨拶などの簡単ワードから入るのが基本。単語としての単体だけではなく、フレーズとして簡単な例文を覚えていくと、会話にも入りやすくなります。特に、ありがとうは良く使う言葉ですし、発音共にしっかりと覚えておきましょう。