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中国のお正月【春節・旧正月】2020年はいつ?歴史や料理・過ごし方を知ろう

2024.02.25

中国のお正月である春節・旧正月について、2020年はいつなのか、期間はどのくらいか、歴史や料理・過ごし方についてまとめました。2020年はいつになるのかなど中国の春節・旧正月について知っておくことで、中国により親しみを感じることができますよ。

この記事に登場する専門家

Z5arbwple1w55jobdhly

vivre専属ライター

ヒロ兄

趣味は登山。海外の山、登りたい。

  1. 中国の春節・旧正月とは?
  2. 中国のお正月ー春節・旧正月とは?ー
  3. 中国のお正月ー春節の歴史ー
  4. 中国のお正月・2020年はいつ?期間は?
  5. 中国のお正月【春節・旧正月】ー帰省ラッシュ・春運ー
  6. 中国のお正月【春節・旧正月】ー春節の風習ー
  7. 中国のお正月【春節・旧正月】ー春節の過ごし方ー
  8. 中国のお正月【春節・旧正月】ー春節の期間ごとの過ごし方ー
  9. 中国のお正月【春節・旧正月】ー春節の料理ー
  10. まとめ 中国の歴史と文化を知ろう
同じアジアの国として日本とも関係の深い中国。日本の正月が終わって暫くすると、爆竹をならしてお祝いをする中国の風景をニュースで見かけますよね。中国の春節・旧正月と呼ばれるものですが、この春節・旧正月について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、中国の文化・歴史を知るために中国の春節・旧正月についてまとめました。
春節とは、旧暦の正月つまり旧正月のことです。中国で最も重要とされる祝祭日になります。中国では、新暦の正月よりも盛大に祝賀されます。
中国のみならず、アジア諸国では春節の風習があり、シンガポールや韓国、台湾、北朝鮮、ベトナム、インドネシア、ブルネイなど9ヵ国で数日間の祝日が設定されています。
中国の春節・旧正月には、4千年余りの歴史があります。起源とされているのが、殷・商時期の年末年始の神や祖先を祭る活動です。長い歴史の中で春節にはいろいろな意味を持ち、紀元前200年頃には「立春」の意味を持っていました。また、5世紀の南北朝時代には春の季節のことを「春節」と呼んでいた歴史があります。
1949年、中華人民共和国建国時の中国人民政治協商会議で西暦の採用が決定し、旧暦の正月を春節とすることが決定しました。
では、中国のお正月である春節・旧正月はいつなのでしょうか。また春節の期間はどのくらいなのでしょうか。

旧暦なので毎年日付が変わる

日本のお正月は日付が決まっていますが、中国のお正月である春節は旧暦を使用しているため、毎年日付が変わります。

2020年の春節はいつ?

2020年の春節は、1月25日です。

春節の期間は中国政府が祝日を発表

春節の期間は、毎年12月10日頃に翌年の祝日の予定が中国政府から発表されます。中国の春節の休みは1週間とされています。

2020年の春節の期間は?

2020年の春節の期間は、例年通りであれば春節の前日からの一週間です。つまり、1月24日~1月30日までとなります。

2020年以降の春節は?

参考までに2020年以降の春節がいつなのかをご紹介しておきます(2040年まで)。
2020年1月25日 / 2021年2月12日 / 2022年2月01日 / 2023年1月22日 / 2024年2月10日 / 2025年1月29日 / 2026年2月17日 / 2027年2月06日 / 2028年1月26日 / 2029年2月13日 / 2030年2月03日  
2031年1月23日 / 2032年2月11日 / 2033年1月31日 / 2034年2月19日 / 2035年2月08日 / 2036年1月28日 / 2037年2月15日 / 2038年2月04日 / 2039年1月24日 / 2040年2月12日
中国の春節では、都会で暮らしている人々もふるさとに里帰りするため、日本と同じく帰省ラッシュがあります。中国の帰省ラッシュは、春運と呼ばれ、旧暦の12月15から1月の25日までの約40日間で、のべ37億人の大移動があり中国の交通機関は大混乱となります。
中国の春節では、どのような風習があるのでしょうか。中国の風習についてまとめました。

爆竹と赤い色

中国の春節では爆竹と赤い色で新年を祝います。これは中国で昔、正月が近づくとやってくる猛獣を赤い着物を着た物乞いの老人が、パチパチとはぜる音を鳴らして追い払ったことから、爆竹や赤い色で春節を祝うようになったとされています。

圧歳銭(ヤースイチェン)

中国のお正月である春節には日本のお正月と同じような風習があります。それが、日本でいうお年玉の「圧歳銭(ヤースイチェン)」です。
もともとは家長が子供たちに銅銭を歳の数だけ与えて祟りを防ぐ厄除けともいえる「圧祟銭」でしたが、今では厄除けの風習は薄れています。圧歳銭は、中国政府の1人っ子政策によって1人に集中するようになり、その額は数万円ともいわれています。

年画(ねんが)

中国の春節では、年画という風習もあります。年画とは中国の絵画で、版画にしたものを春節に部屋に飾ります。年画も歴史の長い風習で、起源は漢の時代といわれています。年画のデザインは、カラフルな色彩なものや素朴なものなど様々で、いずれも中国を感じさせるものです。
ここでは、中国の春節の過ごし方についてご紹介していきます。
中国では春節が近づくと年越しのために買い物に出かけます。大晦日には大掃除をして、春節に備えます。新しい年を祝い健康や豊年を祈る言葉などを書いた「春聯(しゅんれん)」を家の門や入り口に貼ります。また、「福字」と呼ばれる福の字が書かれた飾り物を家の門や壁に貼ります。
中国の春節には、期間ごとに名称(日本でいう大晦日など)があり、期間ごとの過ごし方があります。

春節の過ごし方 小年(シャオニエン)

小年は、旧暦の12月23日、24日、25日に行われます。小年に行われる伝統行事「祭竃節(さいそうせつ)」では、囲炉裏や台所にかまど神を祀ります。小年では大掃除などの年越しの準備も始めます。

春節の過ごし方 除夕(じょせき)

除夕は、日本の大晦日にあたります。中国では魔よけとして年越しの夜には爆竹を盛大に鳴らして花火を楽しむ習慣がありました。しかし、現在では大気汚染の原因になるとして中止されているようです。また日本の紅白歌合戦のような番組が放送されています。

春節の過ごし方 大年初一(旧暦1月1日~1月4日)

大年初一は日本の元旦にあたり、新年を迎え親戚にあいさつ回りをします。

春節の過ごし方 正月初五(旧暦1月5日)

正月初五は、お金の神様である「財神」がやってくる大切な日とされています。花火や爆竹を盛大に打ち上げて神様を迎えいれる習慣があります。

春節の過ごし方 元宵節(がんしょうせつ)(旧暦1月15日)

元宵節は、春節のしめくくりの日です。春が来たことをお祝いする行事で、新しい年の最初の満月の日になります。灯篭を飾り中華白玉である元宵を食べます。
中国の春節では、どんな料理を食べるのでしょうか。

水餃子

春節では、大晦日にあたる除夕から餃子を作り、水餃子にして食べます。これは、餃子の形が金子や銀子に似ていて縁起が良い食べ物といわれているためです。

魚料理

春節では、大晦日の夕食に魚料理を食べます。「年年有魚」と呼ばれ毎年良い収穫があるという縁起物です。

春巻(春餅)

春巻も春節の料理とされています。春巻は春餅とも呼ばれ、春の象徴です。肉と野菜の餡を包んだ春巻を、頭から尾まで食べて、終始一貫という縁起が良い意味があります。

鶏肉

鶏肉は、すべてが吉という縁起物として春節に食べられます。

麺料理

麺の形状が細長いことから長寿になるという縁起物として食べられます。
中国の春節はいつなのか、春節の料理や過ごし方、歴史についてご紹介しました。中国の春節も日本の正月と同じように新年をお祝いします。風習の違いはありますが、新年をお祝いする気持ちは万国共通のようです。

お正月についてもっと知りたいあなたへ

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BfNNVtcnk-r/?hl=ja&tagged=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%98%A5%E7%AF%80