手作りバラアーチおすすめの作り方!植え方や品種、固定の仕方など
素敵なお家の庭先に大きなバラアーチを見かけることがありますよね。こんな素敵なお家に住みたい!なんて思ってしまいます。でも、手作りでバラのアーチを作ることもできるんです。バラの品種や植え方、固定方法など、小型のものなら手作りで作ってみるのもよいです。バラアーチとは?からバラアーチの楽しみ方までまとめてみました。
【バラアーチおすすめの作り方】1.バラアーチとは?
バラアーチとは、バラのアーチのことで、設置したい場所にアイアン製やプラスティック製のアーチ状になったものを固定して、そこにバラを植え付けて、アーチの形を這ってバラがアーチのようになるもののことを言います。お庭の入り口や玄関先につけるとゴージャスな雰囲気になって、お家の雰囲気がとても素敵になります。かなり大作業に見えるものなので、業者にお願いしなければいけないかと思ってしまいますが、バラの品種を選んで手入れをいれば、手作りでもできます。
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バラは香りが良く、色も様々な色があるので、アーチを通るたびに素敵な香りと鮮やかな色を楽しむことができます。また、お庭が広ければ、ベンチなどを置いて、ベンチの上にバラのアーチを固定してもおしゃれな空間ができます。
【バラアーチおすすめの作り方】2.品種
バラにはたくさんの種類があります。その中からバラのアーチの向いている品種を探さなければいけません。バラのアーチの向いている品種は、アーチを這うように育つつる型のバラがよいのですが、つる型のバラは、大型のアーチに適しています。小型のアーチを手作りしようと思っている方は、鶴形ではなく、樹高1.5mから2mくらいのシュラブ(半つる)系等を選ぶとよいです。つる型のバラは、伸びてきたら収拾がつかなくなることがあるので、手作りではちょっと難しいかもしれません。
シュラブ系のバラの品種がおすすめ
バラの品種は、木立ち性(ブッシュ・ローズ、木バラ)、半つる性(シュラブ・ローズ)、つる性(つるバラ、クライミング・ローズ)の3つのタイプに分けられます。その中でもバラのアーチには半つるのシュラブ系が向いていますが、ステムが長いタイプはまとまりがつかなくなってしまうので、あまりおすすめではありません。シュラブ・ローズは、枝を長く伸ばせば、小型のつるバラとして利用することもできますし、木立ち性のブッシュ・ローズのように利用することもできます。
イングリッシュ・ローズ
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イングリッシュ・ローズは、イギリスのバラの育種家デビッド・オースチンが生みの親です。オールドローズとモダンローズの良いとこどりをしたようなバラで、イングリッシュ・ローズのつる品種は、世界中からつる性植物としてもっとも美しいもののひとつと言われています。そのイングリッシュ・ローズは、地面に近いところまで花が付いてくれるので、アーチなどにするととても美しい形に仕上がります。
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ザ・ジェネラス・ガーデナー
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ザ・ジェネラス・ガーデナーは、ゴージャスな花が咲きますが、花の中心部は濃いピンクで、外側に向かっていくほど淡い色に変わるグラデーションがおしゃれです。香りも強くアーチには適しているバラです。とても品のあるバラなので、アーチにすると優雅さを強調できるような品種です。
【バラアーチおすすめの作り方】3.アーチを作る材料
バラアーチを手作りするのに必要な材料は、バラの苗、バラアーチ、バラを固定したり誘引するための麻ひもやビニールのひもなど。また、風対策も大切なので、アーチがぐらぐらしないようにしっかりと固定するためにブロックやモルタルなどがあると良いです。また、水平に固定するために水平器などもあると便利です。
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【バラアーチおすすめの作り方】4.植え方-1.土台作り
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バラのアーチの植え方ですが、まずはアーチを設置します。最初にアーチを設置しなければ、あとでアーチを避けてバラを植えるのはとても大変です。先にアーチを固定されてからバラの植え方をご紹介します。
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アーチを埋める穴を掘ります。アーチの大きさにもよりますが、小型タイプならば、最低でも30cmほどの深さがあると良いですが、大型ならば50cm以上の深さを掘る方が良いです。穴はアーチの両側分の2つ掘ります。掘った穴にバラ栽培用の培養土を入れます。庭の土にある微生物と馴染む事によって、根の病気を防ぐことができます。
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【バラアーチおすすめの作り方】4.植え方-2.アーチを設置
アーチを設置する方法は、コンクリートを使う場合と使わない場合があります。大型のアーチや風が強く当たる場所など、固定する必要がある場合はコンクリートを使い、小型のアーチやわりと風が強く当たらない場所ならば、コンクリートを使わなくてもしっかり固定できれば大丈夫です。どちらの場合もアーチを仮置きして、遠くから見て全体のバランスをみると良いです。
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コンクリートで固定する場合
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アーチをコントリークで固定する場合は、穴にブロックを入れて、ブロックの穴にアーチを設置し、コンクリートをに入れて固定します。その際、水平器で水平になるように確認しながら掘った穴に固定していきます。
コンクリートで固定しない場合
小型のアーチならば、コンクリートで固定しなくても大丈夫ですが、風対策はしっかりとしておきましょう。風でアーチが倒れないように固定します。アーチを掘った穴に差し込みます。コンクリートで固定しない場合は、掘った穴の中にブロックなどを入れて、ブロックの穴にアーチの脚を通し、穴の部分に小石などをつけて固定するとしっかりと設置できます。この時も水平器などを使ってアーチがしっかり水平になっているか確認すると良いです。
【バラアーチおすすめの作り方】4.植え方-3.株の植え方
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バラの植え方としては、バラの株をアーチの外側に植えます。植え方の注意としては、接ぎ木部分が地面の上になるように気をつけてください。根の部分に付いている土は取らず、そのまま植え付けます。株を植え付けたら、株を囲むように培養土を入れますが、その時ドーナツ状になるように培養土を盛ります。そのことで、水を溜めておくことができ、根までしっかりと水分を行き渡らすことができ、根の乾燥を防げます。
【バラアーチおすすめの作り方】4.植え方-4.アーチに誘引
バラの枝が伸びてきたら、アーチに誘引していきます。らせん状に左右から誘引してアーチを作っていきます。だいたい1年くらいかかると思っておいた方がよいです。誘引する時は、麻ひもやビニールのひもなどを使いますが、枝が太くなることを想定してゆったりと結ぶとよいです。
【バラアーチおすすめの作り方】5.アーチを作る際の注意点
風に注意
アーチは通常庭や外にあるものなので、雨や風などで倒れないように気をつける必要があります。固定する場所は、家の中でも特に風や雨が強くあたらない場所を選ぶとよいです。
トゲに注意
ほとんどのバラにはトゲがあります。アーチの中を通る場合、小型のアーチだとあまり大きな空間がなくうっかりアーチの際を通ってトゲに刺さるなんてことのないように気をつけましょう。こまめにバラのトゲのお手入れをすることを忘れずに。また、バラの品種によっては、トゲの少ない品種もあるので、そのようなものを選ぶのもよいですね。
サビに注意
ほとんどのアーチはしっかりとしたアイアン製のものなので、サビることがあります。定期的に錆止めなどを塗ってお手入れをすると良いです。また、プラスティック製や木製などのアーチもあるので、周囲の雰囲気と合うならば、そのような素材を選ぶのもよいですね。
【バラアーチおすすめの作り方】6.素敵なバラアーチの例
お家の門全体にバラを這わせるようにして、一体感があるのが素敵ですね。
こちらのアーチは、アーチの下にバラを植え付けているのではなく、周りのバラがアーチをつたって、天井部分にたくさんのバラが咲いています。こういうアーチも素敵ですね。
ガーデニングについてもっと知りたい方へ
まとめ
いかがでしたか?優雅な雰囲気を一気に盛り上げてくれるバラのアーチは、玄関やお庭の入り口などにあると素敵ですよね。バラのアーチの作り方のコツは、土台をしっかりと固定することです。また、土台を作る際にバラ専用の培養土などを入れて、バラが元気に育つお手入れもしっかりしましょう。