「あるけどない」アンティークの定義。発想を転換すれば、「自分なりの定義」を作り出して、それを基準に判断すればいいと言えますよね。例えば、「人の手をわたって大切にされてきたもの」であればアンティークだと思う人もいれば、それだけでなく、「収集家に人気のあるもの」でもなければダメという人もいるでしょう。 また「『時を経て味わいを増したおかげで、アート性も兼ね備えたもの』が私にとってのアンティーク」というのだってありですよね。ラベルなどに書かれた、誰かが決めた「アンティーク」ではなく、自分基準のアンティークの定義をしっかりさせて商品選びにも役立てると、満足のいくお買いものができるようになるはずですよ。

古代ギリシア建築までさかのぼる、歴史ある装飾建材モールディング。そのモールディングを使って装飾した壁は、浮彫りになった陰影が美しいのはもちろん、アンティークらしい格調高さも感じさせます。

こちらも古代ローマの時代から高い品質を持っていたといわれるレンガ。そのレンガ風の壁を使ったコーディネートもアンティークインテリアにピッタリ♪白いレンガ風の壁なら違うテイストのレイアウトもできそうです。

室内でも靴を履く習慣のある欧米では、特に足元から腰までの高さが汚れやすく、腰壁を貼る事が多いようです。その腰壁をインテリアに取り入れる事で、欧米のアンティーク等とも相性が良いレイアウトになると思います。

カントリースタイルやシャビーなアンティークインテリアには、漆喰やプラスター（西洋漆喰）珪藻土などの塗り壁もおすすめです。このときホワイトよりもくすみのある色を選べば、ノスタルジーな雰囲気が高まります。

16世紀には、ヨーロッパの主要国で広く普及していたというデザインをプリントした壁紙。輸入壁紙をアクセントウォールに使ったインテリアコーディネート。装飾が施されたメタリックな縁の鏡と合わせて重厚な雰囲気に。

昨今では、日本に広く普及しているフローリング（木材の床）ですが、フローリングの色や組み方にまで拘ると、よりアンティークインテリアと相性の良いものに。こちらはヘリンボーン貼りの床。繊細な組み方が素敵ですね。

大理石の床は、ロココ調やヴィクトリアン調などゴージャスな雰囲気のアンティークインテリアをつくるのにぴったりの床材です。ホワイトベースならロマンチックな雰囲気のコーディネートになりますよ。

赤い絨毯を敷いたオリエンタルな雰囲気のインテリアコーディネート。ノスタルジーでエキゾチックな雰囲気を作るなら、こんな床もおすすめです。アンティーク家具とも合いますがレトロなチェストとも相性ピッタリです。

アンティークインテリアに欠かせないのがアンティークの家具や雑貨です。ミラー、キャンドル、ランプ、食器に机や椅子と様々なものがありますが、なかなかの値が張ることも。一つだけでも取り入れると上質さがUP。

こちらのイギリスのアンティークチェア。一脚でもあればたちまちお部屋が可愛くなりそうですね。生地や背もたれなどのデザインはとっても可愛いらしいのに、アンティークらしい物から滲み出る温かみが癒されますね。

デザインや色は違えど、木製のアンティークチェアなら同じテーブルに並べてもインテリアコーディネートが決まります。丁寧にあつらえたであろうアンティークの品々は、飾り気が少なくとも上品な佇まいがありますね。

まるで絵画の額縁のように凝った装飾が施された、置くだけでゴージャスな雰囲気のアンティークミラー。その立派な縁が所々剥げてしまったり、錆びているのがまた新品では味わえないアンティークの魅力の一つですね。

こちらはシンプルなデザインの木製の縁のアンティークミラー。シンプルなデザインは現代のインテリアコーディネートとも難なく合わせやすそうです。今の製品にはない時を経た風合いが、他の家具を映えさせます。

シャビーシックな塗り壁に、ゴールドのシャンデリアを吊るした素敵なアンティーク風インテリア。アンティークのシャンデリアを実際に使用するのは難しいですが、最近ではこういった商品もあるので利用したいですね。

アンティーク風のシャンデリアは古い風合いをもっているので、古民家風の建物やお部屋とも相性よくインテリアコーディネートできます。優しい明かりが灯ったお部屋は、心から落ち着けそうですよね。

生活の必要品、チェスト。引き出しについた丸みのあるハンドルがアンティークらしいデザインで可愛らしいのに、程よい大きさで家具としても使いやすそうなのが魅力的ですね。本やランプを置いてより趣深い演出に。

シェル（貝型）のハンドルがとってもキュートなチェスト。傷などの使い込まれた感じが深みを感じささせるアンティークですが、その時代に流行ったであろうデザインも合わせて楽しめるのが、また奥深く味わえますね。

こちらのチェストもハンドルや蝶番がとても変わっています。扉や引き出しにあしらった枠も、よく見ると不均一でとても味わい深いです。あえて対照的でメタリックな照明や幾何学模様の絵と合わせればスタイリッシュに。