意外と知らない?日本酒と焼酎の違い
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日本固有のお酒である日本酒と焼酎。見た目が似ているお酒ですが、日本酒と焼酎にどのような違いがあるかご存知ですか?日本酒も焼酎も好きという人は多いと思いますが、日本酒と焼酎の違いについては意外と知られていない部分もあるかもしれません。日本酒と焼酎は似ているようでも味や度数、カロリーに違いがあり、健康への効能もそれぞれ異なっているんです。
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日本酒と焼酎の違いまとめ!度数・カロリー・健康への効能は?
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今回は日本を代表するお酒の日本酒と焼酎の違いについて解説していきます。味や度数、カロリーの違い、また健康への効能はどんな違いがあるのでしょうか。早速日本酒と焼酎の違いについて見ていきましょう!
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日本酒と焼酎の違い①製造過程
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まず日本酒と焼酎では製造過程に違いがあります。日本酒は「醸造酒」、焼酎は「蒸留酒」というカテゴリーに分類されており、この製造方法にはっきりとした違いがあるんです。
日本酒が分類される「醸造酒」とは酵母の力で穀物や果物をアルコール発酵させたお酒のことで、日本酒はデンプンを糖化させてアルコール発酵を進めて造られています。醸造酒には日本酒の他にワインやビールが含まれます。
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焼酎が分類されるのは「蒸留酒」というカテゴリーです。蒸留酒とは醸造酒を「蒸留」させたお酒のことで、蒸留とは液体を加熱して発生した蒸気を冷やして液体を抽出する作業のことです。水とアルコールが混ざった醸造酒を蒸留することで不純物が取り除かれ、アルコール純度の高いお酒が造られます。
日本酒と焼酎の違い②原料
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製造過程の違いを確認しましたが、日本酒と焼酎の原料はどのように違っているのでしょうか。日本酒の主原料は「米」ですが、焼酎の原料は種類によって様々となっています。焼酎の中でもさとうきびの糖蜜を主原料としたものが焼酎甲類、芋類や穀物類を主原料としたものは焼酎乙類と分かれます。例えばサツマイモを原料としたものは芋焼酎、麦を原料としたものは麦焼酎ということです。焼酎の原料には色々な種類があると覚えておきましょう。
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日本酒と焼酎の違い③度数
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日本酒と焼酎のアルコール度数について気にしたことはあるでしょうか。実は酒税法によって日本酒のアルコール度数について定められており、日本酒は22度未満という規定があります。そのためほとんどの日本酒のアルコール度数は15度前後となっており、度数としては低めのお酒になります。度数が低めということと温度によって味わいが変わることもあり、日本酒は水割りやお湯割りといった飲み方ではなくそのまま飲むのが基本です。
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焼酎は日本酒と比べてアルコール度数が高めです。焼酎のアルコール度数については焼酎甲類は36度未満、焼酎乙類は45度以下と定められており、アルコール度数20~25度前後の焼酎が一般的です。焼酎乙類の一種で沖縄産の「泡盛」はアルコール度数30度のものが多く、古酒では43度という商品も多くなっています。
日本酒と焼酎の違い④味
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製造過程や原料、アルコール度数で違いのある日本酒と焼酎ですが味には違いがあるのでしょうか。前述したように日本酒と焼酎は原料に違いがあるため味わいにも違いが出てくるというのが答えです。日本酒は米を原料としており、甘みがあってまろやかな味わいが特徴です。甘口と辛口でそれぞれのコクや香りが楽しめるのも日本酒の特徴です。色々な日本酒を飲み比べてみて自分の好みの味わいを知ることができます。
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対して焼酎はサツマイモや麦といったように原料に様々な種類があるので、焼酎にはそれぞれの独特な味わいがあります。つまり焼酎は原料によって味わいが変わり、水割りやお湯割りなど割るものによっても味が違います。例えば芋焼酎と麦焼酎では当然味が違いますので、実際に飲んでみて自分の好みを知ってみるのも良いでしょう。
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日本酒と焼酎の違い⑤カロリー・糖質
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日本酒と焼酎ではカロリーや糖分の量にも違いがあります。日本酒と焼酎でカロリーはどちらが多いのかと言うと「日本酒」です。アルコール100gあたりのカロリーは日本酒が約832kcal、焼酎が約710kcalとなっています。
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糖質については蒸留酒である焼酎は100mlあたり糖質0gなのに対し、一般的な日本酒は100mlあたり3.6g~4.5g程度の糖質が含まれています。糖質の量は日本酒の原料によって異なりますが、焼酎と比べるとかなり高いことが分かりますね。そのため糖質制限中の場合は日本酒よりも焼酎を飲むのがふさわしいということになります。最近では日本酒でも糖質ゼロの商品も増えてきているため、糖質制限をしている人が日本酒を飲む場合は糖質ゼロのものを選ぶのがおすすめです。
日本酒と焼酎の違い⑥健康への効能
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お酒は健康に悪い?というイメージを持っている人もいるかと思いますが、適量のお酒は健康にも良い影響を与えることが分かっています。それでは日本酒と焼酎にはどのような健康効果が期待できるのでしょうか。
日本酒の健康への効能
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日本酒の健康への効能はどんなものがあるのかというと、まず挙げられるのが「ガンの抑制」に効果があるということです。日本酒を飲まない人と比べてガンの発症率が低くなっていることが科学的に解明されています。
また日本酒は「肝硬変」の抑制にも効果があるとされています。日本酒の消費量が多くなるほど肝硬変の発症が少ないことが研究で分かっているんです。ただし肝硬変抑制の効果を期待するためには純米酒を飲むのがおすすめとされています。
日本酒は上記の健康効果に加えて美肌効果も期待できると言われています。美肌専用の純米酒も発売されて人気となっているそうですが、日本酒に含まれる麹菌やアミノ酸の働きにより美肌効果が期待できるということなんです。お酒を飲んで美肌になれるのは女性にとって嬉しいですよね。
このように日本酒には健康への効能や美容効果が期待できますが、飲みすぎは逆効果になりますので適量を守って飲むようにしましょう。
焼酎の健康への効能
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焼酎には日本酒とは違った健康への効能が期待できます。焼酎乙類のみではありますが、焼酎の健康効果で良く知られているのが血液をサラサラにする効果があることです。血液をサラサラにし、血栓を溶かすことで脳梗塞や心筋梗塞といった病気リスクを低くすることができます。また焼酎は日本酒より二日酔いしにくいお酒というのも健康への良い影響として挙げられます。焼酎は蒸留の工程を加えていることで不純物がほとんど含まれないため、肝臓からアルデヒトが出にくくなり二日酔いしにくいと言われています。
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日本酒と焼酎の違い⑦ボトル・ラベル
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最後に日本酒と焼酎のボトルやラベルについての違いをご紹介したいと思います。日本酒と焼酎のボトルの形は似ていて、一般的には縦型のボトルが多くなっています。最近ではワインボトルの形状やスリムな形状の酒瓶に入った日本酒も登場しており、焼酎も様々な形状のボトルが使われるようになっています。焼酎は太い瓶や丸みのある瓶が使われる傾向にあるのも特徴的です。
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ボトルをパッと見ただけでは日本酒か焼酎か分からないという場合もあるかもしれませんが、ラベルには日本酒なのか焼酎なのかきちんと表記されています。「日本酒」か「清酒」とラベルに表記されているものが日本酒、「芋焼酎」や「麦焼酎」、「本格焼酎」などとラベルに表記されているものは焼酎になります。購入の際はラベルもチェックしてみてくださいね。
まとめ
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日本酒と焼酎の違いについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。日本酒と焼酎は似ているようでも製造過程や原料、度数やカロリーなどに違いがあります。健康への効能もそれぞれ期待できるものが違いますので、それぞれの特徴を知って美味しく味わうようにしてみてくださいね。