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イヤホンが断線した!買い替え前に修理する方法!ハンダなしでも修理出来る?

2024.02.25

「イヤホンが断線してしまった!」そんな時にぜひチェックして欲しい、イヤホンの分岐点などの断線しやすい部分の紹介や3極・4極といったイヤホンの種類について、ハンダなしの修理方法に、断線を防ぐための100均グルーガンを使った簡単修理法など、たっぷりご紹介します!

この記事に登場する専門家

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vivre専属ライター

ヒロ兄

趣味は登山。海外の山、登りたい。

  1. イヤホンが断線した!自分で修理できる?
  2. イヤホンの断線しやすい箇所
  3. イヤホンが断線した時の修理に必要な道具
  4. イヤホンの仕組み
  5. 基本的なイヤホンの修理方法
  6. ハンダなしで断線したイヤホンを修理する方法
  7. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫6選!
  8. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫①|100均グルーガン
  9. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫②|ボールペンバネで補強
  10. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫③|八の字巻きで保管
  11. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫④|イヤホンケース
  12. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫⑤|100均プラスチック粘土
  13. 修理回避!イヤホンが断線しないための工夫⑥|ハンダ付き収縮チューブ
  14. まとめ
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毎日音楽を聴く人にとっては、イヤホンは必需品といっても過言ではありません。しかし、イヤホンを長く使用していると、大事にしていても起こってしまうのが断線です。イヤホンが断線してしまったらやむを得ず新しいものを購入していたという人も少なくありませんが、実はイヤホンは自分で修理することもできます。特に高いイヤホンやヘッドホンを購入した時には頻繁に買い替えすることは難しいので、ぜひ自分で修理する方法を覚えていきましょう。

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イヤホンには断線しやすい箇所というものが存在しています。

プラグの根元

スマートフォンなどに接続する部分の根元は、無意識に折り曲げてしまったりと負荷がかかりやすくもっとも断線しやすい箇所です。

分岐部分

イヤホンは基本的には両耳に装着するようになっているので途中で分岐しています。その分岐の根元部分も断線しやすい箇所の一つです。分岐部分は音楽を聴いている最中にも負荷がかかりやすい部分なので丁寧な取り扱いも大切です。

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ハンダごて

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基本的なイヤホンの修理のマストアイテムがハンダごてです。ペンのような形状をしていて、先端部は金属になっています。ハンダを金属の部分で熱して溶かしながらパーツの取り付けなどに使用します。中学校の授業などで使用したことがある人も多いのではないでしょうか。このハンダごては、断線以外にも使用することができるので、一つ持っておくと便利ですよ。

ハンダ

Tuloka はんだ50g ハンダワイヤ 半田錫リード線 ロジンコア 溶接ワイヤーフラックス,線径1.0mm
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鉛とスズを主成分とした合金です。ひも状になって売られています。このハンダをハンダごてで溶かして接続したい部分を継ぎ合わせることをハンダづけと言います。

ワイヤーストリッパー

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ケーブルを切ったりする時に使用します。

グルーガン

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グルーガンは、スティック状の樹脂を溶かして接着する道具です。ハンダづけした後の補強などに使用します。グルーガンは100均でも購入することができます。

熱収縮チューブ

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熱を加えると縮むチューブです。補強に使用します。断線したケーブルと同じ太さのものを使用します。

プラグ

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イヤホン修理では一度プラグを切落とすので、新しいものが必要になります。電子部品を取り扱っているお店やイヤホン専門店などで購入することができます。

また、イヤホンプラグには2極・3極・4極・5極などの種類があります。違いはプラグの金属部分にある絶縁体となるリングの本数でわかります。2極が1本、3極が2本、4極が3本です。よく使われるのが3極と4極で、一般的な音楽プレイヤーには主に3極が用いられますが、スマートフォンやタブレット、イヤホンマイクなどでは、「3極+マイク1極」の4極が使用されます。4極では1本で音声出力と音声入力が可能となります。

引用: https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/img/goods/020/10402/0000000000112744_2.jpg

また4極には“CTIA”と“OMTP”という2種類の規格があります。4極は種類を間違えて接続するとマイクが使えない、音が出ないなどの不具合が出るので、修理をする際には事前確認が必要です。主にOMTP規格は海外モデルや2011年頃までのXperiaに、CTIA企画はiPhoneに対応していて、日本では主流になっています。

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イヤホンは大きく3つのパーツに別れています。音のなる部分(耳の接着部分)とプラグ、そしてそれらをつなぐケーブルです。音のなる部分は乾電池のプラスマイナスのように極性があり、左右ぞれぞれにプラスとマイナスがあります。つまり、Lの+とLの−、Rの+とRの−があります。修理する時にはそれぞれをショートしないよう接続する必要があります。

また、プラグも3つの箇所に別れていて、Rの+を接続するR線・Lの+を接続するL線・そして中央に左右共通の−側を接続するGRDと呼ばれる部分があります。

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①ケーブルをカット

断線している部分は外からはわかりませんが、断線しかけている状態でケーブルを触っていると、箇所によって音が出たり出なくなったりするのがわかります。その音が出なくなっている部分の上でケーブルをカットしていきます。多くの場合、プラグの付け根部分で断線しています。

②被膜をカット

ケーブルの外側にある被膜部分をワイヤーストリッパーを使用して剥がしていきます。内部には赤・緑or青・ブロンズの3本のコーティングされた銅線が入っています。一般的に赤が右側の音を、緑or青が左側の音を伝える線として機能しています。そしてブロンズはGNDです。

③銅線のコーティングを溶かす

銅線はそれぞれ接触してショートしないようにエナメルでコーティングされています。そのエナメルをライターの火などで溶かしていきます。

④プラグと銅線をハンダづけ

プラグのカバーをケーブルに通し、まずはプラグのGNDにブロンズの銅線をハンダづけします。その後、赤い銅線をR側に、緑or青の銅線をL側に接続します。全てのハンダづけが終わって動作確認をしたら、グルーガンでロウづけして保護します。さらにその上から熱収縮チューブでカバーしてより保護を強化します。

⑤プラグカバーをして完成

最後にプラグカバーをしたら完成です。

動画でチェック!

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ここまでハンダを使用した基本的なイヤホンの修理方法についてご紹介してきましたが、わざわざハンダを購入するのも大変だし、なるべくならハンダなしでもイヤホンを簡単に修理したいという人も多いですよね。そんな人のためにハンダなしで修理する方法についてもご紹介します。ただし、ハンダなしの修理は見た目は強度が劣るので、高価なイヤホンの修理にはおすすめしません。そのことを承知の上で試す場合には自己責任でお願いします。

ハンダなしでイヤホン修理①|アルミホイル

ハンダの代わりにアルミホイルで銅線を接続するという方法です。細かい作業なのでやや難しいのですが、自宅にアルミホイルがあればかなり費用を抑えることができます。

ハンダなしでイヤホン修理②|アロンアルファ

断線していなくてカバー部分に亀裂が入っているだけの状態であれば、アロンアルファをカバーの亀裂部分に塗ることで補強することができます。

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ここからは修理をしなくても済むように、事前にイヤホンの断線を防ぐための工夫について6選でご紹介します。特に高いイヤホンを使用している人は、ぜひチェックしてくださいね。

こちらは断線しそうなイヤホンを100均でも購入できるグルーガンで応急処置をするという方法です。断線したイヤホンをしっかり修理しようとすると、先にご紹介した通りハンダを使用して細かな作業が必要になるので、このグルーガンで断線前に対策しておくと良いですね。

こちらは断線しやすいプラグの根元部分を補強する方法です。使用するのはボールペンを分解した時に出てくるバネです。インクがなくなった古いボールペンを使用すれば費用0円で済むので、ぜひ試してみてくださいね。もし自宅にボールペンがなくても100均で安く手に入れることもできます。

そもそもイヤホンが断線してしまう原因として、そのケーブルの扱いにあります。イヤホンのケーブルをまとめる時に、プラグの根元部分や分岐部分を折り曲げてしまうと断線しやすくなってしまうので、この八の字巻きでケーブルをまとめるようにするとケーブルに負担がかかりにくく、断線を防ぐことができます。

こちらも主にプラグの根元部分の断線を防ぐための工夫です。イヤホンには専用のケースが用意されていることも少なくありません。ついつい使ってそのままクルクルとまとめてしまいガチなイヤホンですが、しっかりケースに収納することでケーブルの断線を防ぐことができます。

断線しやすいプラグの根元や分岐部分に100均のプラスチック粘土を貼り付けて強化するという方法です。ミニチュア作りに使用する樹脂粘土でもOKです。100均には粘土のカラーバリエーションも豊富なので、イヤホンの色に合わせて粘土を選ぶことができるのも嬉しいポイントです。

修理でハンダづけをする時には、ハンダとハンダごてが必要になりますが、実はハンダ付きのチューブというものも売られています。こちらは一見普通のチューブですが、火で熱することで縮んで接続や保護などに使用することができるので、断線しやすいプラグの根元部分や分岐部分を補強してあげることをおすすめします。

いかがでしたか?イヤホンの断線修理について、プラグの根元や分岐部分といった断線しやすい部分についてや断線してしまった時の修理方法、ハンダなしでの対処法、修理を回避するための工夫についてなどをご紹介しました。音楽を聴く人や動画を楽しむ人にとっては欠かせないアイテムであるイヤホン。100均グッズでもしっかり対処できますし、扱い方一つを工夫するだけでも長持ちするので、ぜひ参考にしてくださいね。