銀魂のハタ皇子について
ハタ皇子は銀魂の初期から登場しているキャラクターです。
アニメでは結構出番の多いハタ皇子ですが、原作では10巻の登場以降は銀ノ魂篇に入るまで登場しませんでした。
無類の動物好きで、珍しい動物を地球に連れ込んで毎回トラブルを起こしすハタ迷惑な存在です。
ムツゴロウこと畑正憲さんが名前の由来なので、ハタ迷惑からハタ皇子とつけられたわけではないようですようですが。
地球人を下等生物と見下していて最初の頃は嫌な奴という印象が強かったですが、神楽に命を助けられた際は体を張って恩を返そうとしました。
争いが嫌いな平和主義者という面もあります。
銀ノ魂篇では、まさかの重要な役割を果たすことになりました。
ハタ皇子の声優情報やエピソード、兄弟のことなどについてご紹介します。
銀魂のハタ皇子とは
ハタ迷惑で嫌な奴なのは間違いありませんが、ハタ皇子の言動はどこかコミカルに描かれていました。
また、地球側からもかなりバカにされている感じで、テレビに呼ばれた時などはキャスターからも普通にバカ皇子と呼ばわりされています。
このため、どこか憎めない感じなユーモラスなキャラクターになっています。
動物に対する知識や愛情は本物のようで、地球で放送された生物関連の番組にゲストとして登場したこともありました。
アニメオリジナルストーリーでは好きになったエビのために、体を張って争いを止めました。
動物のためには、普段の彼からは考えられない行動に出ることもあります。
この行動に感心した桂小太郎は、爆弾テロをあきらめています。
この愛情を好きな動物以外にも向けて欲しいですが。
銀魂のハタ皇子の声優は坂口侯一さん
銀魂のハタ皇子を担当している声優は坂口侯一さんです。
坂口さんは東京出身で1968年2月10日生まれです。
現在は81プロデュースに所属しています。
声優としてだけでなく、ナレーターや舞台俳優としても活躍しています。
器用に声を使い分けることができる坂口さんは、一つの作品で複数の役を演じることも珍しくありません。
銀魂でも新八の父志村剣や武蔵っぽい人の声などを担当しています。
百獣戦隊ガオレンジャーでヤバイバを演じてからは、スーパー戦隊シリーズでゲストの悪役キャラの声優をすることが増えています。
銀魂のハタ皇子がアフレコをしたバカ皇子吹き替え事件とは
ハタ皇子の声優坂口侯一さんは、複数の役を演じることで定評のある声優さんです。
銀魂ではあくまでハタ皇子としてですが、一人で全てのキャラを演じたこともあります。
ハタ皇子が「余も一度アフレコしてみたかったのじゃあ」ということでアニメ銀魂75話では、高杉晋助のセリフがハタ皇子の声になる事件が起こります。
銀さんと神楽の二人は大爆笑しましたが、ドラマCDでは視聴者から苦情が殺到したとも語られました。
これが第一次バカ皇子吹き替え事件です。
その後、人気投票上位5人のセリフをハタ皇子が吹き替えた第二子バカ皇子吹き替え事件。
「劇場版銀魂 新訳 紅桜篇」CMの全セリフをハタ皇子が担当した第三次バカ皇子吹き替え事件が起こりました。
さらに新訳紅桜篇完全生産限定版には、本編のセリフを全てハタ皇子が担当すると言うハタ皇子吹き替え版が特典DVDとして付属しました。
これが第四次バカ皇子吹き替え事件です。
声優のクレジットがすべてハタ皇子になるという衝撃の展開になっています。
原材料では出番が少なくなったハタ皇子ですが、アニメではこのように大活躍していました。
名コンビ?銀魂のハタ皇子とじいや
ハタ皇子にはいつも行動を共にする側近ネス、通称じいやがいます。
じいやは元々はハタ皇子に忠実な人物として描かれていました。
しかし、途中からだんだんとハタ皇子をないがしろにするようになり、最終的には本人の前でバカ皇子呼ばわりするような人物になっています。
ある時はハタ皇子のコレクションを大切に運ぶように言いつけ、傷一つつけたら許さないと言っていたのに自分で壊してしまいます。
その時のセリフは「早く片付けるぞ バカにバレたらことだ」です。
忠誠心皆無なのがよくわかりますね。
怪物に襲われた時はハタ皇子を囮にして逃げようとしたこともあります。
それでも、首にもされず側近をしているのはハタ皇子の器大きいからなのでしょうか?
多分、勘違いだと思いますが。
銀魂のハタ皇子が皇子のままの理由とは?
ハタ皇子という呼び名から国王は存命だと思われていましたが、実はとっくに亡くなっていたことが判明します。
ハタ皇子にはバルカスという兄がいましたが、王が亡くなり継承問題が発生してしまいます。
争いが起こる事を嫌ったバルカスは自分から国を去ります。
本来ならハタ皇子が国王になるはずでした。
しかし、兄と力を合わせて国を守りたかったハタ皇子は、王位につかず兄が戻ってくるのを待っていたのです。
ちなみにこのエピソードが語られた時、若き日のハタ皇子がイケメンだということでも話題になりました。
若いですから髪の量が多いのは当然として、この頃のハタ皇子は目がぱっちりとした美少年で優しそうな顔つきをしています。
兄のバルカスとは意外な形で再会することになります。
銀魂のハタ皇子の兄バルカス登場
ハタ皇子に兄がいたことと若い頃はイケメンだったのはかなり衝撃の事実でした。
更にアルタナ解放軍の紫雀提督がハタ皇子の兄バルカスであることが判明します。
元々地球側につくことを決めていた紫雀でしたが、ハタ皇子に反感を持つ者達によるクーデターが起こりそうになり、自分がバルカスであることを明かします。
クーデターはバルカス皇子派によるものでした。
バルカス皇子の登場により事態は収束するかと思われましたが、さらに意外な人物が登場することになります。
銀魂のハタ皇子の二人目の兄はまさかのあの人?
バルカスの登場で反逆者が大人しくなったかと思われましたが、そうではありませんでした。
なんと桂小太郎のペットとして登場したエリザベスが、死んだはずの央国星の第一皇子ドラゴニアだという話になっていたのです。
最もエリザベスは相変わらず着ぐるみを着ていて、中に誰が入っているのか見えません。
本当にドラゴニアなのか怪しい気もしますが。
頭をぶつけたことで自分がドラゴニアだと思い出した?エリザベスは、圧倒的な力とカリスマで反逆者たちを圧倒。
すでに自分はドラゴニアではなく地球のエリザベスになってしまったと告げた上で、央国星に地球の味方になってやってほしいと訴えます。
すっかり存在感のなくなってしまったバルカスとドラゴニアが地球の味方だということで、ハタ皇子の意思とは無関係に央国星は地球の味方として戦うことになっていきます。
結局シリアスは似合わない銀魂のハタ皇子
兄二人の後押しもあり、地球の味方をすることになったハタ皇子。
解放軍を名乗り地球を侵略しようとする宇宙中の天人に対して、央国星だけで立ち向かうという驚愕の展開になります。
「これ以上の蛮行は宇宙が許しても我らが許さぬ」というハタ皇子の声明は本当にかっこよかったです。
最後に「この央国星のじいやが許さないって言ってました」」と付け加えなければ。
この後誰が責任者かという醜い争いになります。
どう転んでも最終的な責任者はハタ皇子だと思いますが。
結局、アクシデントで皇子の船から主砲が発射され、全面戦争に突入します。
最終的に地球側が勝利しているので大丈夫だとは思いますが、2年後の央国星がどうなっているのか気になります。
銀魂のハタ皇子についてまとめ
アニメでは出番がありましたが、原作者に飽きられたということで長らく出番のなかったハタ皇子。
本人は積極的ではありませんが、最終章では地球の味方になっていました。
まだ2年後の物語では登場していませんが、全く描かれないということはないでしょう。
エリザベスは相変わらずエリザベスのままですが、ハタ皇子が皇子のままなのか気になります。
また、央国星が没落している可能性もあるでしょう。
ハタ皇子がどんな形で登場するのか楽しみにしましょう。