木吉鉄平とは【黒子のバスケ】に登場するキャラクターです。私立誠凛高校バスケットボール部の2年生で、身長193㎝、体重81kg、誕生日は6月10日の双子座で血液型はO型です。好きな食べ物はどら焼き、趣味は花札、特技はハーモニカ、得意科目は世界史です。
誠凛高校バスケットボール部での背番号は7番で、ポジションはセンターです。得意なプレイはリバウンドとパスで、注目している選手は秀徳高校の大坪泰介です。木吉鉄平は、誠凛高校バスケットボール部の創設者でもあります。
座右の銘は「一意専心」です。オフの日は、家で祖父母とのんびりしているそうです。
大きな身体、太い眉、色素の薄い髪の毛と瞳が特徴的です。アニメ版では普通の茶色になっています。
浜田賢二はマウスプロモーション所属の男性声優、ナレーターです。1972年4月12日生まれで福岡県出身です。「ハマケン」の愛称で呼ばれており、青年から老人まで幅広い役を演じることができます。洋画の吹き替えなどでも活躍しています。
木吉鉄平の他に、「機動戦士ガンダムOO」のパトリック・コーラサワー、「博多豚骨ラーメンズ」の重松、「ゴーストハント」の滝川法生、「ハチミツとクローバー」の野宮匠などを演じています。
木吉鉄平はその大きな身体のように、おおらかな性格をしており、チームを明るく励ましたりと優しい性格をしています。青峰大輝に「人のよさそうな顔」と言われるほど穏やかな雰囲気を持っている木吉鉄平ですが、試合では自分が嫌われていることも作戦の一つとして戦ったりと、したたかな一面も持っています。
基本的には天然でどこか抜けており、冗談を真に受けたり真顔でズレたことを言うため相田景虎からは「天然ボケ男」と呼ばれています。しっかりとした自分の考えを持っており的確な言葉でチームを導きますが、普段は自分の本音をあまり表さないため、周囲からは掴みどころのない男に見えるようです。
木吉鉄平は頭が良く、テストの順位は1~5位くらいだそうです。
木吉鉄平は身長も高くバスケの経験も豊富なためセンタ―というポジションにいますが、本来得意としていたのはポイントガードとして「チームを活かす」スタイルでした。そのことで悩んでいた木吉鉄平でしたが、チームメイトの小金井慎二の言葉に発想を得て、ポイントガードのパスセンスを持つセンターというプレイスタイルを確立させました。
木吉鉄平は"無冠の五将の"一人でもあります。どんなに相手が強くても心を折らずにゴール下を守ったことから「鉄心」という肩書があります。正邦高校の岩村も「自分が知る中で紫原を除けばナンバー1センター」と評価していますが、木吉鉄平本人は「鉄心」と呼ばれることを苦手としています。
長い入院期間があったことや怪我が治っていないためスタミナにやや難がありますが、バッシュではなく上履きのまま火神大我と1on1をやり対等に戦えるほどの高い能力をもっています。また、高い洞察力と広い視野を持っているためフィジカル面でもメンタル面でも非常に頼りになる選手です。
メンタル面ではチームの精神的な支えとなっており、厳しい局面であっても笑顔を見せて「楽しんでこーぜ」と仲間を励まします。また、仲間を守るという意識がとても高く、霧崎第一高校と対戦した際に相手が仕掛けてくるラフプレーから体を張ってチームの仲間を守りました。
大きな手と握力の強さを活かして空中のボールを片手で掴みます。また、肩を入れ込み最短距離でボールを捕らえることもできるため、より早くリバウンドを制することが可能となります。相田景虎との特訓や握力を強化するトレーニングをすることによって得た技です。
相手の出方を見てからボールの出し方を変更できます。そのため周囲からは「予測しても無意味」と評される独特のプレイスタイルとなっています。この技もバスケットボールを片手で鷲掴みできるほど大きな手を持つ木吉鉄平だからこそできる技となっています。
中学はバスケの強豪校である照栄中学で、主将も務め全中ベスト4という結果も残しています。大きな身体がコンプレックスだった木吉鉄平でしたが、その身長を活かせるスポーツだと誘われて中学からバスケを始めました。中学一年の終わりごろにはすでに4番のユニフォームを着ていた木吉鉄平は、キセキの世代と対戦したことがあります。
その時に同じポジションであった紫原敦に大敗しています。圧倒的な実力差を見せられ、チームを守ることができなかったことは木吉鉄平のトラウマになりました。高校1年の時に「全国大会に出る」と宣言はできても「全国大会で
優勝を目指す」と言えなかったのはこのトラウマが原因だったようです。
木吉鉄平と日向順平は、バスケ部創設者と主将として誠凛高校バスケ部を支えています。木吉鉄平はバスケ部を作るときに、中学卒業以来バスケから離れていた日向順平をバスケに引き戻しました。また日向順平は、木吉鉄平の手術が決まった時に背中を押して、一緒に全国制覇することを誓っています。
この二人がいなければ今の誠凛高校バスケ部はなかったでしょう。普段はボケとツッコミのようなやり取りをしている2人ですが、信頼関係があり試合では頼もしい先輩です。
相田リコは誠凛高校2年生でバスケ部のカントクです。ほかの部員達が苗字で呼び合うことが多い中、木吉鉄平と相田リコは下の名前で呼び合っており、親し気な様子もよく見られていました。
単行本30巻で、読者からの「相田リコは他の部員は君付けなのに木吉だけなぜ"鉄平"と呼ばれているのか」という質問に、作者は「一時期付き合っていたことがあるからです」と回答しています。しかし、いつ付き合っていたのか、何故別れたかなど詳しいことはわかっていません。
とはいえ今はプレイヤーとカントクとしていい関係を築いているようです。
木吉鉄平はコミックス版では7巻、アニメでは19話から登場したキャラです。誠凛高校バスケ部の創立者である木吉鉄平がなぜそんなに遅れて登場したのか。それは左膝の怪我で1年ほど入院していたからなのです。
木吉鉄平は高校1年の時に膝に違和感を覚え始め、その後のインターハイ予選で霧崎第一高校との対戦で左膝が故障しました。膝の故障が決定的になった原因は霧崎第一高校からのラフプレーで、指示したのは同じく"無冠の五将"の花宮真でした。手術をすれば完治はするが、そうなると高校3年間はバスケを諦めなければいけません。
木吉鉄平は「誠凛のみんなと『今』バスケがしたい」という意思を貫き、手術せずにリハビリのみで騙し騙しバスケを続けます。退院後1年はバスケが出来るはずでしたが、予想以上に膝の状態が悪化したため、ウインターカップ優勝後にアメリカで手術を受けるため渡米しました。
"もし1年の心が折れそうになったら俺が添え木になってやる もし2年の心が傷つけられそうになったら俺が盾になってやる 誠凛を守る…俺はそのために戻ってきたんだ!!"
"なあに、ただのピンチだ。終わったわけじゃない。楽しんでこーぜ"
"チームってのは…守るだけのもんじゃねえんだな 守ってくれるのもまたチームなんだ チームがあって一人一人がそれを支えてるわけじゃなく 一人一人がお互い支え合って初めてできるもの それがチーム"
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ソロ曲は"もうすぐ戻るその場所で"、"Strong Heart"、"セイシュンTIP-OFF!!~MVP木吉vre."の3曲です。"HERE WE GO!!"、"ありがとうの代わりに"は日向順平とのデュエット曲になっています。どの曲も木吉鉄平のチームに対する思いと人柄が表れています。
"あの日忘れた未来まで"は木吉鉄平と日向順平、相田リコの誠凛高校バスケ部を支える3人で歌っています。3人のハモリがとてもきれいな曲ですよ。
公式人気投票の結果は第一回13位、第二回3位、第三回16位にランクインしています。ファンブックのセンター部門では2位、黒バス大賞部門では13位にランクインしています。かなり人気の高いキャラであることがわかります。普段は天然ボケですが、ラフプレーから仲間を守る姿にグっときた方は多いのではないでしょうか。
木吉鉄平は普段は天然ボケが炸裂しており、優しく穏やかな人物です。しかし試合になるととても頼りになる存在で、霧崎第一高校との試合で自身はボロボロになりながらも体を張ってラフプレーからチームの仲間を守りました。その姿に感動した方も多いと思います。
木吉鉄平がコートに入って「楽しんでこーぜ」と一声かける、それだけで勝てそうな雰囲気になり、安心感が生まれます。仲間からの信頼感も厚く、誠凛高校バスケ部のチームの中で、兄のように仲間や後輩を大切にする木吉鉄平はとても魅力的なキャラですね。