コーヒー豆の種類や味の違いとは?ランクも含め一覧解説
アフリカのエチオピアを原産地として始まったコーヒー豆の生産は今や全世界60数か国に広がり生産されている愛される飲料物の原材料です。
そんなコーヒー豆の種類は上げようとしたら数百種類を越えるほど改良されています。この原因はコーヒー豆の栽培地の環境などにより育つ環境の違いがもろに影響をもたらしているためであり、味も違いが出てくるわけです。
今回はそんなコーヒーの豆の種類に焦点を当てて有名なものを味の違いなどを含め解説していきたいと思います。またコーヒー豆にあるランクのお話もしますので最後までお付き合いください。
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コーヒー豆の種類一覧「エメラルドマウンテン」
コロンビアはアンデス山脈のふもと辺りが原産地となる過酷な環境下で生産されるのがこのエメラルドマウンテンです。
生産される場所は急斜面など山の傾斜を利用した栽培がされているほか、斜面に機械を投入出来ないせいでほぼ手作りによる愛情込めた栽培がおこなわれている特徴があります。
味の違い
エメラルドマウンテンは甘い香り立ちにコクのある飲み心地、豊かな酸味と甘みの調和によるハーモニーが生み出される種類です。
コーヒー豆の種類一覧「ブルーマウンテン」
カリブ海に浮かぶ四方を海に囲まれしジャマイカのブルーマウンテンを原産地としたコーヒー豆。ジャマイカ自体がほとんど山で構成される国ですが、その中でも一部の限られた地域で栽培されるのがこちらの種類です。
限られた土地で限られたロットしか生産されないため希少価値も高く値段が上がりがち、人々からは王様と称されるくらいです。

引用: https://www.instagram.com/p/BiZH90mHGVA/?tagged=%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3
味の違い
コーヒーにおいて大事な要素の苦み甘み酸味香り全てをバランスよく持った繊細な調和のとれた味になっています。また喉ごしクリアでバランスがいいことから日本人の舌にはよく合います。
コーヒー豆の種類一覧「クリスタルマウンテン」
中米屈指のコーヒー生産地であるキューバで取れる種類のクリスタルマウンテンは水晶の採れる山岳地帯で栽培されることからクリスタルマウンテンといった名前がつけられました。
大きめのコーヒー豆は均一よく愛されて育った印象を持つことができます。
味の違い
フレッシュな甘みを感じる味わいに名前通りのクリアな丸みある心地を楽しめるものになっています。流れる様に飲みながらもコクを感じるることができ、サラリと飲めるでしょう。
コーヒー豆の種類一覧「キリマンジャロ」
アフリカ大陸最高峰にして数々の登山家が登頂に挑むキリマンジャロ。その山のふもとで栽培されるのがキリマンジャロです。寒暖差が激しく豊富な降水の恵まれた環境で大きく育った粒が特徴になります。
味の違い
酸味と苦みがバランスよく混ざり合いコクのある味わいに上品な風味を楽しめるコーヒーです。ナチュラルで香りを楽しみたい人にもおすすめできる一品です。
コーヒー豆の種類一覧「グァテマラ」
中米メキシコのホンジュラスに位置するグァテマラを原産地とした種類です。恵まれた栽培条件により品質高く生産されるのが特徴的。
味の違い
酸味が少々強く感じながら苦みとのバランスも保ったコーヒーです。そのまま飲むことでクリアな香りとコクを楽しめるでしょう。
コーヒー豆の種類一覧「モカ」
イエメン・エチオピアでとれるコーヒー豆の中でも歴史の長い種類です。名前はイエメンの港町が由来。モカには複数の種類がありそれらにはそれぞれ固有の名前がありますが、基本的にはモカという総称が使われています。
味の違い
香りはフルーツを感じさせながら酸味と甘みを持ち、コクも堪能できる味わいです。
コーヒー豆の種類一覧「コナ」
世界有数の観光地であり火山もあるハワイのコナ地区で取れる種類です。歴史が長く、火山のおかげで出来た土壌で作られるコナは徹底した品質管理によって最高級な仕上がりで世に出回ることになります。
味の違い
ホワイトハウスご用達としても知られるコナの味わいは豊かな香りとまろやかなアタック感、さらにフレッシュな後味が心をくすぐる作りです。
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コーヒー豆の種類一覧「マンデリン」
インドネシアのスマトラで取れる高級品種です。
味わい
控えめの酸味に深いコクとほのかな苦みを感じるバランスが絶妙で飲みやすい仕上がりです。カフェオレ用途にも向いた品種として楽しめます。
コーヒー豆の種類一覧「トラジャ」
インドネシアのスラウェシ島の低めの標高の山岳地帯トラジャで取れる種類です。気温差の激しい過酷な環境下で鍛えられながら育った豆は大粒に仕上がっています。
味の違い
ほのかな苦みとコクの味わい深さが特徴的。甘みもフレッシュに感じさせます。
コーヒー豆の種類一覧「ジャワ」
ジャワ島で取れるジャワはアイスコーヒーやエスプレッソに使用される品種です。180年代からの古い歴史を持つ知名度も高いジャワは愛されています。
味の違い
薄い酸味にしつこくない味の濃さを持ち、香りと飲みやすさが魅力的になっています。
コーヒー豆の種類一覧「コピ・ルアク」
ジャコウネコにコーヒー豆を食べさせて体内で発酵されたコーヒーを取り出すという製法で出来た豆です。
味の違い
発酵という過程を得たことで独特の今までにない香りを持ち、生産量も少ないため高価ながら苦みがなくさっぱりとした味わいを楽しめます。
コーヒー豆の種類一覧「コスタリカ」

引用: https://www.instagram.com/p/BiMBR4ylOln/?tagged=%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC
コスタリカ産のコスタリカは栽培地の標高によってランク付けされる品種です。
味の違い
酸味の香りのバランスを持ちながらエレガントな味が舌を包み込むものになっています。
コーヒー豆のランクとは?
ここまでコーヒー豆の種類について紹介してきましたが、コーヒー豆にはランクというものがあることをご存知でしょうか?このランクというのは簡単につけられるというものではなく、ランク付けの基準が生産地などによって異なるなどするため全てを並べることは出来ません。
今回はランクの基準になるものなどを解説しておきます。
欠点数と大きさによるランク
欠点豆の数と豆自体の大きさでランク付けするものはブラジルコロンビアアメリカなどの基準です。このときよい良いものとされるのは豆が大きく欠点が少ないものになります。
標高によるランク

引用: https://www.instagram.com/p/BiWqJiiADAg/?tagged=%E6%A8%99%E9%AB%98
コーヒー豆が生産される土地の標高によってランク付けされる方法もあります。標高が高ければ高いほどランクは高くなる傾向です。
欠点数って?
欠点数は豆の大きさが不揃いで生産に値しないものや虫食いによって使えなくなった豆の数のようなものです。
ランクが高ければおいしいというわけでもない

引用: https://www.instagram.com/p/BiZbklsF1kd/?tagged=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E8%B1%86
コーヒー豆のランク付けはランクが高いほどおいしいというわけでもありません。そもそも人によって味覚は違うためおいしいかと言えば基準として正しくなくなります。
このランクはどちらかというと標高だったり出来栄えだったりという希少性などによるランクのイメージが強いので、必ずしもおいしさには直結しないのです。
コーヒー豆の種類をたくさん試して自分好みの物を見つけよう

引用: https://www.instagram.com/p/BiZZ8rQDL3t/?tagged=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E8%B1%86
コーヒー豆の種類やランク付けに関する話題を取り扱っていきました。コーヒー豆の種類は数百にも及ぶため今回紹介したのは氷山の一角に過ぎないですが、有名な銘柄などは紹介していますのでぜひ試してみてください。
味も深ければ奥も深いコーヒーの世界に入り浸りましょう。