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新井素子の書籍おすすめ|囲碁 素子の碁やぬいぐるみシリーズなど!

2024.02.22

「あたしの中の」で作家デビューを果たしてから続々とニーズを満たす作品、書籍を手がける新井素子のおすすめ作品をまとめました。SF系統の「未来へ」やホラー要素のあるぬいぐるみを用いた作品、囲碁を基にした「素子の碁」など、新井素子のおすすめ書籍、作品を紹介します。

  1. 新井素子とは?
  2. 新井素子の作品の特徴
  3. 新井素子の書籍おすすめ➀あたしの中の……「ライトノベル小説の先駆けといわれる新井素子のデビュー作」
  4. 新井素子の書籍おすすめ➁チグリスとユーフラテス「人生を生きる意味とは」
  5. 新井素子の書籍おすすめ➂くますけと一緒に「心の支えになるぬいぐるみ」
  6. 新井素子の書籍おすすめ➃未来へ...「タイトルがキーになる作品」
  7. 新井素子の書籍おすすめ⑤素子の碁 - サルスベリがとまらない 「新井素子の囲碁実体験記」
  8. 新井素子の書籍おすすめ➅グリーン・レクイエム「緑色の髪をした女性の正体とは」
  9. 新井素子の書籍おすすめ➆ブラックキャット「異色の怪盗集団」
  10. 【まとめ】新井素子の書籍おすすめ
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元日本SF作家クラブ会長の肩書を持つ新井素子は、作家デビューが高校2年生の頃です。そのときの作品「あたしの中の……」が第1回奇想天外SF新人賞に輝く。
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その後、大学に進学してからも「グリーン・レクイエム」「ネプチューン」と2回連続で星雲賞を獲得するなど多くの読者の支持を得る作品を作り上げる。

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「未来へ...」や「あたしの中の……」などのようなSF形式の作品で、口語調の文を用いている傾向がある。また、ぬいぐるみを用いた「くますけと一緒に」のように、ホラー要素を含んだ不思議な世界観で描かれる作品も。
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これらの特徴をはじめとする新井素子の作品は、手軽に読めて楽しめるライトノベルのお手本ともいわれる。
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「あたしの中の……」の内容

物語に登場するのは、どんな傷を負っても正常な状態を維持する田崎京子。彼女は一週間で二十九回も事故に遭ったというのに、命に危険が迫るどころかダメージすら見当たらない。どうして、こんなにも事故に遭うのか、なぜダメージを受けないのか。そんな彼女の行く末などを収録したお話。
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「あたしの中の……」について

ライトノベル小説のパイオニアとも言われる「あたしの中の……」は、新井素子のデビュー作でありながら、世に大きな変革をもたらした代表作。収録内容は「あたしの中の…」「ずれ」「大きな壁の中と外 」「チューリップさん物語」の全4作品からなる短編集。
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「チグリスとユーフラテス」の内容

舞台は惑星「ナイン」といわれる、地球から移民してきた者たちがたどり着いた場所。人々はそこに根を張って安定した生活を送ろうとした矢先に、謎の人口減少に直面する。その中で人類最後となった子供のルナが誕生する。それに気づいたルナはこの状況をどう思うのか、そんなルナの人生について描かれる物語。
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「チグリスとユーフラテス」について

皆さんは何を目標に日々を過ごしていますか?子供なら野球選手などのプロスポーツ選手、大人はビジネスでの出世、家庭を築くなど人それぞれ何らかの目的地を描いて生活していると思います。目標がなくても、人やモノと接している内にいつの間にかできていることもあるはずです。同作品は何を目指して生きるのかを考えさせてくれる一冊となるでしょう。
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「くますけと一緒に」の内容

「くますけ」と名のつくぬいぐるみを四六時中持ち歩く、小学4年生の成美を主人公にした物語。成美は両親を事故で失ったことから、母が仲良くしていた友達の裕子の下で育てられることとなる。
実は成美はぬいぐるみと一緒でないと落ち着かない、それどころかそれ以外に心を開かない少女だったのです。このぬいぐるみとは一体何なのか?成美は周囲に心を開くことができるのか?
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「くますけと一緒に」について

ぬいぐるみは言葉を発しないはずなのに、いるだけで安心する。そんな気持ちを持っていた人は多かったのではないでしょうか。特に寝るときには隣りに置いて一緒に寝るというケースが多かったと思います。頼れるものがそばにあることで自分を落ち着かせる。それは誰しも願うものでしょう。しかし、いつかは自立しなければならない。そんな心情が読み取れる作品。
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「未来へ...」の内容

はじまりは、若葉の娘である菜苗のひとことから幕を開ける。それは成人式を迎えた日のことだった。「かなちゃんのお仏壇を、だして」。菜苗には双子の姉、香苗がいたのです。でも、事故でこの世を去ることとなってしまう。突然のお願いに驚いた若葉夫婦であったが、若葉はそんな娘の未来へ何かをしようとしていた。ここから、双子姉妹に関するお話が続いていく。
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「未来へ...」について

なぜ、これまで平穏に過ごしてきた中で、香苗について言及したのか。また、若葉がそれに対して何をしようとしているのか、ここから非日常的な出来事が読者の目の前で繰り広げられていきます。タイトルにある「未来へ」というワードがカギを握る。
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「素子の碁 - サルスベリがとまらない」の内容

「素子の素子の碁 - サルスベリがとまらない」(以下、素子の碁)は、新井素子が囲碁を題材にしたエッセイ集です。囲碁をするきっかけとなったのが、週刊少年ジャンプに連載されていた「ヒカルの碁」。夫婦で囲碁をするなど、著者の出来事が連ねられている作品。
この素子の碁は囲碁の新聞ともいわれる「週刊碁」に掲載された内容を読みやすくしたものとなっています。
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「素子の碁 - サルスベリがとまらない」について

素子の碁には、初心者であった新井素子が囲碁をする上で感じた初心者が躓く部分を説明したパートが載っているので、囲碁初心者から読める内容に仕上がっている。慣れていないからこそ感じる囲碁の楽しさが詰まったエッセイ集。
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「グリーン・レクイエム」の内容

主人公の嶋村信彦は、生物学の研究室で助手として働く25歳の男性。信彦はある女性に恋愛感情を持っていました。それは緑色の長い髪をした三沢明日香という一人の女性。
信彦は明日香を見て、過去の出来事を思い出す。7歳の頃に裏山で見た、同じ緑色の髪をした少女の姿を。信彦が気にしていた矢先に、研究者により彼女は研究室に連行される事態に陥ります。
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「グリーン・レクイエム」について

グリーン・レクイエムは3作品が収録された短編集となっています。生に関しての考え方が学べる内容に。上の登場人物である信彦をはじめとした人間、明日香の髪の色が緑という点に着目して読み進めると同作品の伝えようとしていることが理解できるでしょう。
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「ブラックキャット」の内容

1巻の主人公として登場する広瀬千秋は、短距離走が得意な女性だが、スリを好むところがある。そんなある日、スリをして追われているところ、キャットと名乗る女性に助けられ、その仲間として活動することになる。
仲間にはもう一人加えた三人で結成される怪盗集団その名を「ブラックキャット」という。そんな三人をベースに描かれる物語。
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「ブラックキャット」について

それぞれのキャラクターの能力には良くも悪くも個性がある。例えば、千秋はスリは得意だが、他のこととなるとからっきし駄目で不器用な欠点を抱えている。メンバーである他の二人も同様の欠点を持ち、盗みを企てる身として確実性に欠ける。そんな彼らの日常に注目です。

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SF系の作品となる「未来へ...」「あたしの中の……」をはじめ、ユニークなキャラクターが織りなす日常を描く「ブラック・キャット」、ぬいぐるみを用いた「くますけと一緒に」のようなホラー要素のある作品など。新井素子の作品、書籍には様々な世界観を見せてくれるものばかり。
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高校時代から生み出してきた作品は、多くの読者に読まれるだけでなく、読みやすい小説として評価を受けるライトノベルの礎になっているともいわれている。話しかけるような文体の口語文で織りなす新井素子の作品を、今一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://i.pinimg.com/564x/fd/b4/78/fdb478ca73b4ce5caa2714aa1056b57a.jpg