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尾崎紅葉のおすすめ作品&逸話|代表作金色夜叉や多情多恨など!

2024.02.22

尾崎紅葉のおすすめの作品といえば、金色夜叉や多情多恨など、代表作が有名です。内容もさることながら、文明開化が盛んな時代において多大な影響を与えたという逸話も多くあります。今回はそんな尾崎紅葉のおすすめ作品を紹介していきます。

  1. 尾崎紅葉のおすすめ作品は?
  2. 金色夜叉や多情多恨など!代表作と逸話の多い尾崎紅葉のおすすめ作品:金色夜叉
  3. 金色夜叉や多情多恨など!代表作と逸話の多い尾崎紅葉のおすすめ作品:多情多恨
  4. 金色夜叉や多情多恨など!代表作と逸話の多い尾崎紅葉のおすすめ作品:二人比丘尼色懺悔
  5. 尾崎紅葉のおすすめ作品は逸話も多い
尾崎紅葉といえば、金色夜叉が有名ですが、それ以外にもさまざまな代表作を生み出していました。明治時代を代表する小説家の一人であり、内容だけでなく、文章も文語体と口語体を組み合わせたような文章を使用しており、文明開化が盛んであった明治時代において、文学の世界でも文明開化を起こすような取り組みもしていたという天才でもあります。35歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、それでも彼の残した作品は、多くの作家に影響を与え、そして現在でも多くのファンをとりこにしています。尾崎紅葉の作品は読みづらい文章とはなっていますが、この読みづらさもまた、彼の作品の醍醐味でもあります。
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尾崎紅葉を語る上で金色夜叉は欠かせない作品です。代表作とはいわれていますが、実はこの作品が完結する前に尾崎紅葉が他界し、彼の門下生によって完結された、いわゆる未完の作品としても知られています。主人公の間貫一と彼の婚約者であったお宮のやり取りを元にこの作品は進んでいき、特に前半は、結婚目前にしてお宮がとある大富豪と結婚してしまうということが起こり、それに怒った貫一はお宮と言い争いとなります。その場面のひとつである、貫一がお宮を蹴り飛ばす場面は、まさに金色夜叉の象徴でもあり、非常に有名です。話の進み方もそうですが、文章の言い回しなども非常の独特であり、テレビがなかった当時の人々にとってはかなり興奮する作品でありました。
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尾崎紅葉の作品の中で唯一、話し言葉に近い文章で書かれている作品が、この多情多恨です。内容としては、鷲見柳之助という極端に人の好き嫌いが激しい男が主人公であり、妻と友人の葉山以外は嫌いだという変わった人です。そんな彼が最愛の妻をなくしてしまったというところからこの作品は始まります。かなりめんどくさい性格ではあるものの、どこか憎めない部分があるため、友人の葉山も思わず世話を焼かずにいられないという葉山の純朴さもまたこの作品の面白さのひとつでもあります。文章についても、人の情を取り上げるためにあえて話し言葉に近い文章を多用しているのではないかということもいわれており、内容以外にもさまざまな部分で読者を引き込むために試行錯誤をしている尾崎紅葉のチャレンジ精神も伝わる作品となっています。
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尾崎紅葉の出世作としても知られている二人比丘尼色懺悔です。なんとこの作品を作った当時、彼は21歳という若さでした。しかしその内容は、とても21歳の若者が書いたとは思えないほど情に溢れた内容であり、また、当時としてはかなり攻めた文体を多用しているなど、尾崎紅葉が天才作家といわれている理由がよくわかる作品となっています。また、この作品の前書きの部分で、色々試行錯誤を繰り返し、独自の文体を作り出しました、ほめられることではありませんが、その部分も含めて感想が欲しい、というような文章も書いていたりと、作家というより、ある意味発明家のような部分も垣間見える作品となっています。
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いかがでしたか。尾崎紅葉の作品は、作品の内容だけでなく、いかに読者をとりこにするかの取り組みも含めて攻めていることがわかったと思います。現代の小説の基礎ともなった文体の基礎を作り上げた作家といえば、多くの人は二葉亭四迷を思い浮かべるはずですが、それよりも前から独自の文体を生み出したり、作品ごとにより読者にわかりやすい文体を選んだりと、作品の内容以外の部分にも気を配っている、まさに天才作家でした。当時としては当たり前となっているものも、その当時はかなり珍しいものでした。そんな当時の様子を思い浮かべながら読むのもまた良いものです。
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サムネイル画像は下記より引用しました。
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