メダカを元気に長生きさせるために理解したい「メダカの死因」
メダカの寿命は約1年だと言われています。非常に短い命のメダカですが、適した飼育環境で育ったメダカは3年を超えるような長生きすることもざらなので、メダカを飼育する時の目標は3年以上生きる元気なメダカを育てることを目指してほしいと思います。そのためにもまずはどのようなことがメダカの死因になってしまうのかを理解する必要があります。
考えられるメダカの死因①:「水温上昇」
メダカの飼育適正水温が約15~25℃ほどです。夏などではこの水温を超える温度上昇が起きる可能性が高いので注意が必要です。また、温度上昇による水中の酸素量低下が死因にもなってしまいます。夏の暑い日は日陰に移動させたり、エアポンプを使うようにしましょう。
考えられるメダカの死因②:「水質悪化」
餌の与えすぎによる食べ残し、メダカの排泄物、コケは水質悪化という状況を招いてしまうので気を付ける必要があります。また、水槽の水が汚れたからと、全ての水を丸々交換してしまうと急激な水質変化によるショック死してしまうことがあるので注意して下さい。
考えられるメダカの死因③:「肉食(雑食)の虫の混入」
メダカの稚魚が発育しやすい環境は天敵となる他の虫たちにとっても住み着きやすい環境だと言えます。メダカを捕食する恐れのある虫を例に挙げると、ヤゴ・ボウフラなどが有名なところです。ボウフラはメダカの稚魚には餌となるので問題ないともいえるのですが、ボウフラが成長し大きくなった時に立場が逆転し稚魚がボウフラに捕食されてしまうので気を付けなければいけません。
考えられるメダカの死因④:「ストレス」
メダカは水流のない穏やかな所を好みます。そして、流れに対しては逆らって泳ぐ習性があるので、飼育する水槽の中で強い水流を作ってしまうとメダカが流れに逆らい泳ぎ続けてしまうので体力を消耗しすぎて死んでしまうことがあります。
他のストレスになる要因としては過密飼育が挙げられます。メダカは縄張りを作る性質もあるのでメダカの数が多いと狭い中でお互いにストレスを感じてしまいます。
【死因を知り良い水草をレイアウト!】水草の重要性
水草の重要性としては、メダカの生存率を上げる非常に大事な働きがあります。水草を水槽にレイアウトすることによって、水の流れを穏やかにすることができるので、強い水流に体力を消耗しすぎてしまうことを避けることができます。また、縄張りを作る性質があるメダカは臆病な魚でもあるので、水草によって姿を隠すことができるのでストレスを軽減して生存率が更に上がります。ストレスなどで死んでしまう可能性を水草が下げてくれるという働きがあるのです。
【死因を知り良い水草をレイアウト!】水草をレイアウトする時の注意点
水草をレイアウトする上で気をつけたいのは、自然の水草には害虫や寄生虫などがついている可能性あるので、信頼できるショップで水草を購入するか、消毒などの対処で害虫や寄生虫を除去するようにしましょう。また、あまりにもたくさんの水草をレイアウトしてしまうと昼間は光合成を行い酸素を作り出してくれた水草も夜になると呼吸を行い二酸化炭素を作り出してしまうので夜間の酸素量が低下してしまいます。少しの水草なら問題ありませんが、水面を覆うほどの水草はメダカを弱らせてしまい、最悪死んでしまうこともあるので注意して下さい。
このように水草レイアウトすることによってメダカが元気に育ちやすい環境を作りだすことができるので、水槽とセットで水草を購入することをおすすめします。それを踏まえた上でおすすめの水槽と掃除方法を紹介していきます。
メダカの水槽のおすすめセット【水草レイアウト】①:「テトラ (Tetra)・ホワイトアクアリウム スリム 420」
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71vVIgYcjUL._SL1024_.jpg
薄くコンパクトではありますが、こちらの水槽は高さがある分、水草や装飾物などをがよく映えます。また、コンセントを入れるだけのワンタッチフィルターがセットになっているので、別で買い揃える必要がありません。画像のようなレイアウトだとフィルターからの水流を弱めてくれることが期待できます。
テトラ (Tetra) ホワイトアクアリウム スリム 420
価格
¥ 2,250
メダカの水槽のおすすめセット【水草レイアウト】②:「テトラ (Tetra)・ LEDハーフムーンアクアリウムライトHM-4LS
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51Ybwoeye7L._SY450_.jpg
専用のLEDライト、超小型のフィルターがセットになったこちらの水槽はそのコンパクトさで置く場所を選ばない、インテリア性の強いおすすめの水槽です。テトラの魅力はコスパにも優れているので、アクアリウム初心者にもおすすめできます。小さい水槽なので、1つの水草でもしっかりと隠れられるような水草をレイアウトしましょう。
テトラ (Tetra) LEDハーフムーンアクアリウムライトHM-4LS
価格
¥ 2,230
メダカの水槽のおすすめセット【水草レイアウト】③:「金魚鉢で簡単飼育!掃除も簡単」
体の小さいメダカは金魚鉢のような小さな水槽でも飼育可能で、そのメリットは部屋に置いた時のインテリアとしての存在感と、その小ささによる掃除の簡単さにあります。大きすぎる水草をレイアウトしないようにだけ気を付けましょう。
メダカの水槽のおすすめセット【水草レイアウト】④:「風情のある睡蓮鉢」
睡蓮鉢での飼育は風情があり、水草が映えるのが良いところです。注意が必要なのはヤゴやボウフラが発生する可能性があるので、日頃からしっかり観察してあげて下さい。
メダカの水槽のおすすめ掃除方法【水草の虫除去も】①:「水の交換」
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水槽掃除の基本は水の交換です。水槽の水全てを交換するのはタブーなので絶対にやってはいけません。突然水が変わるのはメダカにとって非常にストレスになってしまうので1ヵ月に1回ほどのペースで3分の1だけの水をカルキ抜きした水と入れ替えるようにしましょう。
メダカの水槽のおすすめ掃除方法【水草の虫除去も】②:「コケの除去」
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水槽にはどうしてもコケが発生してしまいます。鑑賞するという意味でもこのコケは見づらくなってしまいますし、コケが多くなりすぎるとメダカに悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、コケではなく植物プランクトンということもあるので、緑色のコケは全てが悪影響のあるもの、というわけではありません。
メダカの水槽のおすすめ掃除方法【水草の虫除去も】③:「砂利などの底辺の掃除」
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底部分にはメダカの糞や餌の食べ残し、コケなどが溜まってしまいます。水槽の水を換える時に一緒に掃除をするのが好ましいでしょう。ゴミなどを吸引する専用の器具を使うと安全に掃除が行えます。
メダカの水槽のおすすめ掃除方法【水草の虫除去も】④:「濾過フィルターの掃除」
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濾過フィルターの効果としては水質悪化の予防、改善の効果が期待できます。フィルターの掃除、交換することによって水槽内の掃除にもつながります。濾過フィルターは消耗品なので、それぞれ有効期間があります。定期的な交換が必須です。
メダカの水槽のおすすめ掃除方法【水草の虫除去も】⑤:「水道水による水草の消毒」
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水道水には塩素(カルキ)が含まれるので、適度な消毒効果が期待できます。新しい水道水を洗面器に溜めてそこでやさしく水草を洗い落としてあけます。虫の種類によっては肉眼でも確認できるので、しっかりと確認しながら洗っていきましょう。
メダカの水槽のおすすめ掃除方法【水草の虫除去も】⑥:「水草消毒剤」
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上記でも述べたように、自然の水草には害虫や寄生虫が付着している可能性があります。水道でやる方法が心配の人はこのような専用の薬を使うと良いでしょう。
【メダカの水槽のおすすめや掃除法は?死因を知り良い水草をレイアウト!】まとめ
メダカの水槽の基本は「水槽と水草のセット」です。水草はメダカが元気に育つためにも多くの影響を及ぼすものなので、レイアウトなどにも気をつけて下さい。そして掃除の方法などにも気を使い観賞しやすい状況とメダカの快適な環境を作ってあげましょう。