しらすの旬について徹底解説!
おつまみに、どんぶりの具に定番のしらすには、美味しく食べられる旬というものがあります。しかし、しらすの旬はいつか、ということは意外に知らない方も多いのではないでしょうか。そこで以下では、しらすの旬について大特集!静岡や鎌倉、江ノ島でのしらすの旬やお得情報などもまとめました。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】①旬のしらすの特徴
栄養価が高い
旬のしらすですが、何といっても栄養価が高いという点が魅力。しらすは基本的にはほぼ通年獲ることができますが、旬のしらすはカルシウムやビタミンなどの栄養価がより高くなっています。特にカルシウムの高さは、同じ分量で比べると牛乳の約5倍とまで言われており、骨粗鬆症を予防する効果などを期待することができます。
生で楽しめる可能性あり
旬のしらすは、「生で楽しめる可能性がある」のも嬉しいところ。生のしらすは、釜揚げにしたしらすと違って、ねっとりとした食感や、生独特のしらすの風味を楽しむことができます。旬の時期にとれたしらすでないとこの生しらすは楽しめないので、旬の時期にはぜひ食べたい一品と言えるでしょう。
旬のしらすは味わいも格別
旬のしらすは、味わいも格別で、とろけるような食感や、プリッとした食感など処理によって色々な表情を見せてくれるのも嬉しいところ。栄養だけでなく味わいも良い旬のしらすは、生でも釜揚げにしても非常に美味しくいただけます。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】②静岡のしらすの解禁期間や特徴は?
静岡では3月21日から1月14日までが解禁期間
静岡のしらすの解禁期間は、3月21日から1月14日まで。それ以外の時期は、「禁漁期間」と呼ばれてしらすの漁はいったんストップします。この禁漁期間は、しらすの漁獲高をキープするためにも重要なもの。静岡で新鮮なしらすを食べたい時には、禁漁時期を外すようにこころがけましょう。
静岡のしらすは栄養価が高く漁獲量も多い
静岡は、しらすの漁獲高が日本一の地域。駿河湾で天敵もいないまま育ったしらすは、栄養価が高く味が良いと評判となっています。駿河湾はしらすの餌となるプランクトンも豊富で、プリプリとした食感のしらすは、ぜひ一度ご賞味いただきたい一品と言えるでしょう。漁獲量が多いため、釜揚げの技術も発達しており、静岡産のしらすは鮮度の面でも格別と言われています。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】③鎌倉のしらすの解禁時期や味の特徴
鎌倉では1~3月が禁漁時期なのでそこを外す
鎌倉でもしらすは禁漁時期というものが設けられており、1~3月はしらすを獲ることができません。そのため、旬のしらすを味わうためには、それ以外の時期を狙って出かけるようにしましょう。特に鎌倉でしらすが美味しいと言われるのが禁漁時期が空けた直後と、秋の時期。春と秋がしらすの旬となります。
都内からアクセスしやすいため鮮度のよいしらすが楽しめる
鎌倉は都内からアクセスしやすいため、ちょっとしたお出かけにもぴったりな場所の一つ。都内からだと1~2時間ほどで到着するため、とれたてのしらすを手軽に楽しむことができます。旬の時期を狙えば、とれたての生しらすが楽しめる可能性も高いでしょう。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】④茨城のしらすの特徴は?
茨城のしらすの旬は9~10月ごろがおすすめ
茨城のしらすが美味しい時期は、9~10月ごろ。特に茨城は大洗のしらすは評判が高く、秋には「しらす祭り」というものも開催されており、大変にぎわっています。
茨城は大洗のしらすは1艘ひきで鮮度抜群
茨城は大洗のしらすは、一艘引きをしているのが特徴の一つ。一艘引きで揚げられたしらすは、鮮度が高く身が崩れていないと評判となっています。短時間で引き上げる一艘引きならではの新鮮なしらすは、普通のしらすとまた違った味わいとなるでしょう。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】⑤江ノ島では旬の時期は生しらすが楽しめる
江ノ島で人気の生しらす
江ノ島で人気なのが、新鮮な「生しらす」。鎌倉と並んでアクセスしやすい江ノ島は、とれたての生しらすを楽しむことができます。江ノ島を歩くと至る所にしらす丼や生しらす丼を出す店があるため、気に入ったお店を探してみるのも楽しいでしょう。
入荷していないこともあるので事前に確認を
江ノ島で楽しめる生しらすは、漁の状況によって店に出されていない可能性もあるので要注意。どうしても食べたい時には、電話などで漁の状況を確認するようにすると安心です。というのも、生しらすの期限は冷蔵で1日ほどのため。とれたてでないと、生しらすはすぐに悪くなってしまうのです。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】⑥春と秋のしらすの味の違い
春のしらすはさっぱり味
しらすの旬は1年に2回あるのは、前述したとおりですが、その時期によって味にも違いがあることはご存知でしょうか。春にとれるしらすの特徴は、「さっぱりしている」ということ。成長の真っただ中であるしらすが多く、滑らかでほのかな甘みを感じられると言われています。しらすの繊細な味わいを楽しみたい時には、春を狙いましょう。
秋のしらすは脂がのっている
秋しらすの特徴は「プリプリとした食感」。秋しらすは、春しらすと違って成長が進んでいるため味が濃く、身の食感を程よく楽しむことができます。内臓が形成されているものも多く、ほのかな苦みを感じられて奥深い味わいとなるとも言われています。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】⑦しらすには禁漁時期と解禁時期がある
しらすは禁漁時期というものが設定されている
しらすを楽しむときに注意したいのが、少し前述したように「禁漁期間と解禁期間がある」ということ。しらすを目的に静岡や鎌倉に行ったのに、禁漁期間中で新鮮なしらすを食べられない、なんて事態にならないように用心しましょう。どの地域も1^3月ごろに禁漁期間を設定しているため、「しらすは真冬は避ける」とざっくりと覚えておきましょう。
解禁されてすぐがねらい目
しらすは解禁時期が空けた直後がねらい目。さっぱりとして繊細な春のしらすは、特にファンが多い一品と言われています。
【鎌倉や静岡のしらすの旬】⑧旬のしらすを使った美味しいレシピ
シンプルにご飯にのっけるしらす丼
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/5245009/m/cec6c9b151c0e141df01d5fc7b3134ca.jpg?u=17465154&p=1536579404
【材料】しらす適量、ごはん、薬味、しょうゆなど
作り方.熱々ご飯にしらすをのっけて、薬味をちらしたらしょうゆをぐるりとかけたら完成!
新鮮な旬のしらすが手に入ったら、まずはこちらの「しらす丼」がおすすめです。シンプルにご飯にのっけるだけですが、程よい塩気のしらすと熱々ご飯の相性は抜群です。新鮮な旬のしらすは、コクや甘みが感じられるため、何もかけなくても美味しくいただけるでしょう。
しらすの味を堪能できるしらす汁
引用: https://jp.rakuten-static.com/recipe-space/d/strg/ctrl/3/8c74a4b9bf09a4043a6fbfdf9873fb69d2192ecd.83.2.3.2.jpg?thum=58
【材料】しらす適量、出汁汁2カップ、溶き卵1つ、みつば少々、塩、しょうゆ
作り方1.鍋に出汁、塩小さじ3分の1、しょうゆを入れて少し温め、沸騰したらしらすを加える。
2.溶き卵を入れたら火を止めて、少しかき混ぜたら完成!
しらすのふんわりとした味と食感を楽しめるのがこちらのしらす汁。しらすをの出汁が程よく出て、普通の澄まし汁よりもさらに味わい深いものとなります。しらすにはあらかじめ塩みがあるため、少し塩やしょうゆを控えめにしておくのがポイントです。
しらすの旬や解禁時期を知って秋の味覚を楽しもう!
以上、しらすの旬や、静岡、江ノ島、茨城などしらすで有名な地域によって美味しい時期などをご紹介いたしました。旬のしらすは、生でも楽しめたりと格別な味わいがありますよね。禁漁時期に当たってしまわないように注意し、美味しいしらすを楽しんでみてください。