うなぎの旬は夏冬いつ?養殖天然で違うって本当?などご紹介
うなぎと言えば土用の丑の日に食べるのが一般的です。
しかし、旬に違いがあることをご存知でしょうか。今回はそんなうなぎの旬にまつわるあれこれを紹介していきます。いつが旬で、冬にも食べられるのでしょうか。
いつ?天然うなぎの旬は1月2月など冬だった?!
うなぎの旬は土用の丑の日のせいで夏だと思われがちですが、天然うなぎの旬は冬です。
いつが旬かを詳しく言うと、まず天然うなぎは春から冬の5月~12月頃までが漁の期間となります。この中でも特に美味しいうなぎが取れると言われるのは、水温が下がり始める10月以降冬の事。
この時期は冬眠のために栄養をたくさん蓄えたうなぎや、産卵のために体力を持ったうなぎがさかんに動くため、うなぎ自体の質も良くなっているのだとか。
冬、10月以降もそれなりの質は続きますので、だいたい1月2月付近も天然うなぎの旬の季節と言えるでしょう。
ちなみに天然うなぎは養殖とは違い、脂の乗り方や身のぷりっぷり具合など、どれをとっても上位互換になっています。
ただし天然うなぎは年を追うごとに漁獲量が減っていて、それに伴う価格の高騰などもあるためこの先も敷居が高まることが予想されています。いつが旬かというと冬、ですがそれはあくまで天然うなぎの話です。
いつ?養殖うなぎの旬は夏冬(1月2月)いつでもOK?
養殖うなぎは天然うなぎと違い、旬の季節はありません。
一応土用の丑の日に合わせるようにして養殖されることから夏場が旬と言えるかもしれないですが、季節を問わず徹底管理された養殖場で育てられるのでいつ食べても違いはないでしょう。
ちなみに私たちがよくデパートなどで目にするうなぎは、基本的に養殖です。天然ものは非常に高額なので、値段の違いで把握できます。
今後の天然うなぎの減少に伴い、食べられるうなぎもほとんど養殖化が進んでいくことでしょう。養殖うなぎは研究が進行形が進んでいるので、今後さらに値段も安く食べられるようになるかもしれません。
土用の丑の日は旬じゃない?じゃあなぜうなぎが食べられるの?
土用の丑の日はうなぎの旬とは言えないのに、なぜ食べられるようになったのでしょうか。これは現代的に言えばビジネスマーケティングのようなものです。
時は江戸時代に遡ります。当時うなぎを商売にしていた平賀源内という人物がいたのですが、うなぎの売れ行きの悪さに悩んでいました。
そんなときに平賀源内が玄関に土用の丑の日と書いた紙を張り付けたところ、うなぎ商売が繁盛したのだそうです。
これは土用の丑の日に「う」がつく食べ物を食べると健康を維持できるという意味合いがあったり、他にも諸説あることによるものです。
それが現代でも続いていて、土用の丑の日があたかもうなぎの旬のように扱われているわけですね。
ちなみに現代でいうとお盆玉なんてものがあります。お年玉は有名ですが、どこかの企業がお盆玉なんてものをテレビで流行させようとしていて、ビジネス戦略として知られています。
うなぎを食べるなら美味しい温め方で!
うなぎを自宅で食べるときはレンチでチンするのが一般的ですが、少し工夫すると更に美味しく食べられます。
その方法は、お酒を振りかけてフライパンで蒸すというもの。これなら香りづけされたふっくらしたうなぎが食べられるということで、レンチンよりも美味しくなります。
他にも、うなぎをアルミホイルで包んだ上でオーブンで軽く焼くのもありです。
いずれにしてもレンジよりもおいしいうなぎが食べられるので、自宅で食べる機会がある方は実践してみてください。
うなぎの旬はいつ?夏冬などでした!
養殖・天然うなぎのそれぞれの旬の違いなどを紹介しました。天然うなぎを食べる際は旬の時期にこだわりを持つのはもちろん、養殖うなぎを食べる方も美味しい頂き方をお試し下さい。