【ハイキュー】黒尾鉄朗の基本プロフィール
黒尾鉄朗(くろおてつろう)は音駒高校に通う3年5組の男子生徒で、男子バレーボール部の主将を務めています。
身長は187.7cm、体重は75.3kg。音駒男子バレー部の中では2番目に身長が高い選手です。
誕生日は11月17日。この日の誕生花は「忍耐」という花言葉を持つダイアモンドリリーです。レシーバーとして能力の高い黒尾にピッタリのお花ですよね。
好物はサンマの塩焼き、最近の悩みは寝癖が取れないことだそうです。
【ハイキュー】黒尾鉄朗のいる音駒高校とは?
音駒高校
音駒(ねこま)高校はハイキューに登場するライバル校の1つで、梟谷学園グループの東京にある都立高校です。通称「ねこ」。男子はブレザータイプ、女子はセーラー服のようなデザインの制服です。
音駒男子バレー部は昔から烏野男子バレー部と監督同士がライバルであったことから数年前まで交流があり、遠征に行き合う関係でした。また音駒と烏野の試合は「名勝負!猫対烏!ゴミ捨て場の決戦!」と呼ばれ、近所の人に親しまれていました。
ライバル同士であった音駒の猫又監督と烏野の烏養監督は共に全国で戦うことを約束していましたが、その約束が果たされる前に両監督とも引退してしまいました。そして音駒と烏野の交流もそこで一旦途絶えてしまいます。しかし猫又監督が復帰し烏野顧問の武田が練習試合を頼み込み、再び交流が復活しました。
音駒男子バレー部は天才と呼べる選手はいないものの、1人1人の対応力の高さが武器で、穴がなくしなやかに粘り強くボールを繋ぐ守備力の高いチームです。烏野全盛期の小さな巨人がいた頃ですら烏野は音駒に勝てたことがありませんでした。
応援席に掲げている横断幕の文字は「繋げ」。ジャージ・ユニフォームともに真っ赤で、ユニフォームには黒のラインが入っています(リベロのユニフォームは白字に赤のライン)。
音駒高校の部員、監督の名前は猫に関係している!?
音駒高校の部員や監督の名前には猫に関係する漢字や言葉が使われています。
海信行は「海(ウミネコ)」、夜久衛輔は「夜(夜行性)」あるいは「夜久(イリオモテヤマネコ生息地の屋久島)」、孤爪研磨は「爪」、山本猛虎は「虎」または「山(山猫)」、福永招平は「招(招き猫)」、犬岡走は「犬(対になる動物またはネコ目イヌ科)」、灰羽リエーフは「リエーフ(獅子)」または「灰(灰猫)」、猫又育史監督は「猫、猫又」
そして黒尾鉄朗の「黒」も黒猫から来ていると考えられます。ちなみにハイキュー10巻の折込では黒猫化した黒尾が描かれています。さらにその後「クロ猫」というマスコットキャラクターも誕生しました。
【ハイキュー】黒尾鉄朗とはどんな男の子?外見編
一重の塩顔
黒尾鉄朗は短い釣り眉で一重で塩顔の非目力系男子です。表情から感情が読み取りにくいためミステリアスな雰囲気を醸し出しています。
トサカヘッド
黒尾鉄朗の特徴と言えば髪型です。黒髪で全体的に大胆に跳ねている髪型で烏野メンバーからは「トサカヘッド」と呼ばれています。しかしこの髪型はセットしたものではなく寝癖です。うつ伏せになって枕で両側から頭を押さえて寝るため、起きるとこのような髪型になってしまうようです。最近の悩みからもわかるように本人も寝癖を気にしています。
【ハイキュー】黒尾鉄朗とはどんな男の子?内面編
食えない奴
黒尾鉄朗は表情や言動がコロコロ変わります。普段はお調子者でふざけていることが多いですが、無表情のこともあれば作り笑顔のときもあり、何を考えているかわかりにくいです。悪ふざけしている姿からは想像がつかないほど真面目で頼もしい一面を見せることもあります。烏野の澤村は練習試合前初めて握手したときに、黒尾に対して食えないタイプの奴だという印象を受けています。大人っぽいようで子どもっぽく、不真面目のようで頼りになるそんな掴みどころのないところが黒尾鉄朗の魅力でもあるのです。
面倒見が良くて気さく
普段はふざけていることの多い黒尾鉄朗ですが、バレーに対してはとても真面目です。そのためチームメイトの指導にも積極的で、後輩を気にかけています。またライバルである烏野の月島にも、ゴミ捨て場の決戦を実現させたいという気持ちからアドバイスをします。バレーに本気で取り組んでいるからこそではありますが、威圧感を感じさせず気さくに声をかける姿から元々面倒見がよく人当たりが良いのでしょう。
【ハイキュー】音駒男子バレー部主将としての黒尾鉄朗
黒尾鉄朗は主将としての力量のある男の子です。普段は不真面目ですが主将として男子バレー部のことを誰よりも気にかけ、技術的指導や試合中の指示はもちろんのこと態度や言動なども注意をします。
高い技術や能力を手に入れていてもなお努力を惜しまず練習に励み、後輩や他校の選手にも積極的に声を掛けて一緒に練習をします。
試合中もチームメイトに目を配り冷静に判断し指示を出し鼓舞する司令塔としてチームを支えています。
そして高齢のためいつまで監督として現場にいられるかわからない猫又監督のためにいちはやくゴミ捨て場の決戦を実現したいと思っており、その気持ちを烏野の選手にも公言しています。
黒尾鉄朗は責任感が強く、仲間を信じ仲間から信頼を寄せられる主将なのです。
【ハイキュー】黒尾鉄朗はどんな選手?
ポジション
黒尾鉄朗のポジションはミドルブロッカー(MB)で、背番号は1番、ジャンプ最高到達点は330cmです。
ミドルブロッカーとは主に相手のスパイクをブロックをする役目を担う選手です。そのため基本的には背の高い方が有利で、チームの中で身長の高い選手がつくことの多いポジションです。また助走なしでより高い位置まで飛ぶことが求められるため、ジャンプ最高到達点の高さも必要です。攻撃に関しては低く速いトスを素早く打つ速攻を主に行うポジションです。またスパイカーたちがよりスパイクを決めやすいように、囮となることもあります。
プレイスタイル
黒尾鉄朗はスパイクもレシーブも巧みでリードブロックの名手としての評価が高い選手です。自主練に付き合わせた烏野の月島や音駒の灰羽には「リードブロックは我慢と粘りのブロックであると同時に、最後に咲(わら)うブロックだ」と説き、2人のその後のブロック技術に大きな影響を与えました。
また技術だけではなく頭もきれる頭脳派選手で、公式でも冷静“策略家”と紹介されており、ポーカーフェイスで煽るのも得意であるため梟谷の木兎には「挑発上手」と言われます。
【ハイキュー】黒尾鉄朗の能力パラメータ
パワー 3
バネ 2
スタミナ 2
頭脳 4
テクニック 4
スピード 4
パワー、バネ、スタミナは突出して高いわけではありませんが、黒尾がチームの司令塔として試合を冷静に客観視し、高いブロック技術やレシーブ力で音駒の守備力を支えていることが、頭脳・テクニック・スピードの数値が高いことからも見て取れます。黒尾が担う役目から見るとやはり高スペックなのです。
【ハイキュー】黒尾鉄朗と孤爪研磨
黒尾鉄朗と音駒2年の孤爪研磨は幼馴染です。そのため孤爪は黒尾の1学年下ですが、黒尾のことを「クロ」と呼んでいます。
黒尾は小学生の頃からバレーをやっており、引きこもりがちだった孤爪を誘い出し一緒にバレーをするようになります。内向的で意欲的なタイプではない孤爪も中学まではそれなりに黒尾と一緒にバレーを楽しんでいましたが、高校に上がり上下関係ありきの部活動にうんざりし、バレー部退部を考え始めます。しかしその時も孤爪に素質があることを強く信じていた黒尾は「お前は絶対にチームを強くする」と励まし、辞めないよう諭したのです。
黒尾は鋭い観察眼を持ち的確な指示を出せる孤爪を「チームの“背骨”で“脳”で“心臓”」と称しています。
孤爪研磨についてはぜひこちらをご覧ください。
【ハイキュー】黒尾鉄朗と夜久衛輔
黒尾鉄朗と夜久衛輔は中学時代からの顔見知りであり、1年生の時は事あるごとに張り合っていた仲です。
黒尾は中学1年生の時の大会で夜久のいるチームにボコボコに倒された経験があるため夜久を知っていました。黒尾が敵意をむき出しにしてその旨を夜久に伝えると「あっそう覚えてねえわ ところで俺を見下ろすな」とこれまた敵意をむき出しにします。
それ以降親睦会で何を食べるかという話になれば魚と肉で対立し、好きな女の子のタイプではロングヘアーとショートカットで意見が別れます。カレーは甘口と辛口、夏と言えば海と山など、黒尾と夜久はとことん噛み合わなかったのです。
しかし部活で目標を聞かれたとき、黒尾と夜久は「全国制覇っス」と同じタイミングで答えたのです。初めて2人の意見が揃った瞬間でした。
黒尾と夜久はプライベートな意見は全く会いませんが、バレーボールに対する思い入れはお互いに強く目指すところも同じです。だからこそ3年になった今、お互いを心から信頼し合うことができているのでしょう。
夜久衛輔についてはぜひこちらをご覧ください。
【ハイキュー】黒尾鉄朗のパニーニ事件とは
黒尾鉄朗は強豪校の主将であり高い技術を持った選手として多くのハイキューファンに注目されていますが、ある事件で全く違う方向で注目を浴びることになりました。
それは「パニーニ事件」と呼ばれる出来事です。
2014年8月8日、ハイキューの公式ツイッターで投稿された古舘先生描き下ろしの絵によってパニーニ事件は起きました。
最新JC「ハイキュー!!」12巻、大好評発売中です!!前回反響を呼んだ、古舘先生描き下ろし「接点の無い2人で宣伝しよう」イラスト。皆さんからの熱い思いを受けて、第2弾が到着です!12巻、是非よろしくお願いします!! pic.twitter.com/xS2eKSj16I
— ハイキュー!!.com (@haikyu_com) August 8, 2014
その絵には黒尾の姿はありませんが話の流れから会話には参加していることがわかります。梟谷の木兎が「ロシア語しゃべれるか?」と同じく梟谷の赤葦に質問したところ、場外で黒尾が唐突に「パニーニ」という単語を呟くというストーリーです。
パニーニとは料理名であり、イタリアの料理です。言わずもがなロシアを代表するものではありません。そのため木兎は「黒尾ふざけんな!」とツッコミを入れました。
黒尾はいつも通りふざけて大した理由もなく突発的に「パニーニ」と発言しただけでしょう。しかしその黒尾の発言がツイッター上で瞬く間に話題となり、パニーニと黒尾を描いたイラストや合成したコラが投稿されたりしたことで「パニーニ」がトレンド入りする事態まで引き起こしたのです。また同月の8月22日には語呂合わせからハイキューファンの間で「パニーニの日」と呼ばれ、多くの人が黒尾のイラストを投稿するなど盛り上がりを見せました。
パニーニ事件は黒尾鉄朗という1人のキャラクターが世間を動かした瞬間なのです。
【ハイキュー】黒尾鉄朗の声優とは
黒尾鉄朗の声を務めるのは声優の中村悠一さん
万歳!ワールド オブ ファイナルファンタジー!
— 中村悠一 (@nakamuraFF11) November 9, 2016
スターラジオーシャンアナムネシスも夜露死苦!! pic.twitter.com/wsbSOr8MMC
1980年2月20日生まれ、香川県出身の男性声優さんで、愛称は「ゆうきゃん」。
正統派や爽やか系の好青年を演じることもあれば、ヘタレやフェロモン系、悪役などの癖のある役や、男の娘役までこなす多彩な声質を使い分けることのできる声優さんです。
声優・中村悠一さんの出演作品
氷菓(折木奉太郎)
銀魂(坂田金時)
【ハイキュー】黒尾鉄朗の名言
俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ "脳"が 正常に働くために
黒尾鉄朗が試合前にチームメイトたちを鼓舞するためにかけた言葉です。孤爪には中二病染みた円陣コールと言われたものの、チーム全体の士気を上げました。音駒の脳である孤爪が最大限の力を発揮しここぞというタイミングで攻撃に入れるように、ボールを粘り強く繋ぎ続けるという音駒のスタイルを的確に表していますよね。
ボクが親切なのはいつものことです
なぜライバル校の選手なのにアドバイスをくれるのかと烏野の月島達に聞かれた時に、黒尾が答えたセリフです。いつものように悪ふざけも入っていますが、元から面倒見の良い黒尾の照れ隠しも入っていたのかもしれません。どんな理由であれ他校の選手でもこんな風に気さくに接し良いアドバイスができる黒尾の魅力が伝わってきます。
【ハイキュー】黒尾鉄朗のグッズ
ねんどろいど ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 黒尾鉄朗 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
価格
¥ 9,800
アニメ好きの女の子の間で流行っているねんどろいど!澤村に見せた腹黒笑顔が再現されています。
ハイキュー!!セカンドシーズン 背比べボールペン/黒尾鉄朗
価格
¥ 710
黒猫化した黒尾のグッズも人気です!
【ハイキュー】黒尾鉄朗に対するネット上の声
黒尾鉄朗めっちゃずるくない?ガサツなようでいてバレーは凄い丁寧。自由なようでいてあの面倒見の良さ。ブロック後の煽る様な笑い方。しかも主将。圧倒的3年生感。かと思えば髪型は謎の寝方による寝癖。こんなん好きになるしかないやん…。
— 優雨 (@_rains27) January 17, 2018
女の子はギャップに弱いです。黒尾鉄朗はそんな女心を鷲掴みにする魅力満載の男の子なのです。
<黒尾鉄朗>
— 清水 眞 (@shin_simizu) September 2, 2014
背骨で脳で心臓ですの瞬間オーチューニビョーと思ったのですがしなやかなレシーブを見た瞬間純粋にかっけー!と思いました。食えない奴でなかなか掴めないですがその少しミステリアスなところが好きです。#リプきたキャラに対して語る
【ハイキュー】黒尾鉄朗についてのまとめ
黒尾鉄朗は掴みにくい人物ではあるものの良い意味でギャップがあり、選手としての実力も高く面倒見も良いハイキュー登場人物たちにとって尊敬できる良い先輩です。黒尾が居なければ主人公のいる烏野の守備力はここまで上がらなかったといっても過言ではありません。
コート内では敵同士であってもコートを出れば同じ志を持った仲間として接することができる黒尾たちの姿は本当に熱くかっこよく魅力的です。みんなで上を目指し試合では全力で戦おうという雰囲気を船頭を切って作る黒尾鉄朗だからこそ、多くのハイキューファンにも愛されているのです。