攻殻機動隊とは
攻殻機動隊
攻殻機動隊は1989年に連載が始まった士郎正宗さん原作の漫画作品、及びその派生作品です。1995年には劇場版となる攻殻機動隊のアニメーション映画が公開され、2002年にはテレビアニメが放送されました。そして2015年には最新作となる劇場版攻殻機動隊が公開されており、今もその人気を高め続けています。
攻殻機動隊のストーリー
21世紀の日本では科学技術が飛躍的に高度化し、その中でも電脳化技術とサイボーグ技術が発展・普及しました。その結果、多くの人々が電脳によって直接インターネットにアクセス出来る時代が到来し、生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在し犇めく社会となりました。攻殻機動隊はそんな日本で起こる犯罪を事前に察知し、被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性公安警察組織『公安9課(通称:攻殻機動隊)』の活躍を描いた物語です。
サイトーの所属する攻殻機動隊
攻殻機動隊はサイトーや本作の主人公である草薙素子が所属している内務省・首相直属の防諜機関・攻性組織(非公開組織)であり、表向きは国際救助隊という名目で設立されています。攻殻機動隊は電脳化・義体化の普及により凶悪化の一途を辿る犯罪に対応するために、憲法を超越する戦闘能力が付与されています。
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犯罪の芽を事前に探し出し、これを除去するために法に縛られない行為や暴力装置の使用が認められている公安9課(攻殻機動隊)は、思考戦車という『殻』を着て戦う『攻性』の組織であることから『攻殻機動隊』と呼ばれています。
【攻殻機動隊】サイトーとは
サイトー
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サイトーは公安9課(攻殻機動隊)のメンバーの中でもほぼ生身のトグサの次に身体の義体化率が低い人物です。サイトーはその持ち前の狙撃技術で幾多の作戦に貢献しています。
サイトーの義体化
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公安9課(攻殻機動隊)の中でもトグサに次いで義体化率の低いサイトーは、電脳化の他に左眼部と左腕部だけがサイボーグ化した部分となります。攻殻機動隊S.A.C.Solid State Societyの序盤から中盤にかけて海外任務で出払っていましたが、この任務のためにサイトーは心肺機能にも義体化を施しました。
【攻殻機動隊】狙撃のプロフェッショナル・サイトー
サイトーの性格
サイトーの性格はスナイパーらしく冷静沈着で寡黙です。そのため必要なこと以外はあまり語らず、口数も少なめです。しかし例外もあり、サイトーを主軸に据えたストーリーの時は喋りっぱなしのときもあります。そんなサイトーはタチコマとの絡みが多く、任務中に楽しんでいたタチコマに怒ったり、時には論したりしています。
攻殻機動隊ARISEのサイトーはギャンブラー
攻殻機動隊S.A.C.シリーズではクールな仕事人として定着していたサイトーのキャラクターですが、攻殻機動隊ARISEでは打って変わり、金とギャンブルに目が無いというインモラルな俗っぽいキャラクターとして描かれています。元海兵隊のエーススナイパーでありましたが、大戦終了後には電脳空間で電脳ギャンブル漬けとなり、自堕落な生活を送っていました。
【攻殻機動隊】『鷹の目』を持つサイトー
サイトーの戦闘力
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狙撃のプロフェッショナルであるサイトーは左目の義眼であり『鷹の目』と呼ばるシステム支援を持っています。この鷹の目は狙撃する際に人工衛星とリンクして狙撃の為に必要なさまざまな情報を取得することが出来ます。しかしサイトーはこのシステムによる支援が無くても狙撃手としての能力はとても高く、狙撃のみならずオールレンジで戦闘が出来ます。
サイトーのライフル
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サイトーが主に使用しているライフルは50経口のセブロ狙撃ライフルです。ボトルアクションのスナイピングシステムを採用し、フローティングバレルにより精度を保持、さらにバイポッドとモノポッドにより銃の安定性が保持されているため長時間の狙撃任務でもストレスが最小限に抑えられます。
【攻殻機動隊】サイトーの来歴
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サイトーは元傭兵であり、かつてはメキシコ暫定政権義勇軍『赤いビアンコ』に参戦し、多くの戦果を残しています。敵である国連軍側であった草薙素子に一対一の接近戦に持ち込まれ、一瞬の心理戦の末に敗れたサイトーは左目と左手を失います。この時草薙素子にスカウトされたサイトーはこの最初の命令を受け、素子たちの仲間になりました。
攻殻機動隊ARISEシリーズでは先程記述した通り、サイトーは元海兵隊のエーススナイパーでした。草薙素子に脅される形で部隊入りしますが、素子と敵対したバトーはサイトーの前に多額の金をちらつかせサイトーはあっさり寝返ります。
サイトーは攻殻機動隊の全シリーズを通して寝ていることが多く、狙撃の待機中だろうがウトウトと微睡んでいます。これに関しては『相変わらず電脳空間でギャンブルをしている』と脚本の沖方さんは語っています。
【攻殻機動隊】サイトーのかっこいい名言集
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数多ある漫画作品の中でも心に響く名言がたくさん詰め込まれている攻殻機動隊。中でも公安9課(攻殻機動隊)の課員の言葉は奥が深い言葉が盛りだくさん。今回はサイトーのかっこいい名言をご紹介します。
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『戦場での殺し合いは、誰が誰を殺したかは分からない。だがその中で一つだけ例外がある。それはスナイパーだ。狙撃には、その行為自体に始めから名刺が付いちまってる。だからスナイパーだけは捕虜になれない。自分達の仲間や指揮官を殺した仇として、必ずその場で殺される運命だ。』
『スリルという土産と引き替えに給料分の仕事をしてやろうと考えた。』
『そう腐るな。特別休暇だと思えよ。』
『ムダな殺生をしたな・・・』
『オレに断る権利は残されていなかった。それは少佐からの最初の命令だったからだ。』
【攻殻機動隊】サイトーの声優:大川透
豪華声優陣が勢ぞろいの攻殻機動隊ですが、サイトーの声優を担当するのは大川透さんです。20~30代の青年役として有名な大川さんの声はとても落ち着いていて、まさにサイトーにぴったりの声です。そんな大川さんの代表作は『ひぐらしのなく頃に』の富竹ジロウや『鋼の錬金術師(2003年)』のロイ・マスタング、『東京喰種』の真戸呉緒などが有名です。
【攻殻機動隊】ARISEのサイトーの声優:中國卓郎
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攻殻機動隊ARISEは公安9課(攻殻機動隊)設立前を描いたストーリーであり、声優が一新されました。サイトーの声優は中國卓郎さんが担当しています。代表作は『Angel's Feather』の上杉凪や『MAJOR 4th season』のバトラーなどがあります。
【攻殻機動隊】PS用ゲームのサイトーの声優:檜山修之
アニメ版攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXを原作としたゲームでは、檜山修之さんがサイトーの声優を担当しています。檜山修之さんといえば『幽☆遊☆白書』の飛影や『勇者王ガオガイガー』の獅子王凱などが有名です。
まとめ
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今回は攻殻機動隊の狙撃のプロフェッショナルであるサイトーの声優や名言などについてご紹介をさせていただきました。豪華な声優陣で色づけられた攻殻機動隊はまるで未来を描いたかのような世界感で観る人を楽しませ、心に響く名言や考えさせられるような言葉を残した名作です。今では日本だけでなく世界中の人々に愛され、数多くのファンに支持される大人気作品となっています。まだ見たことのない人は是非一度、攻殻機動隊をご覧になってみてはいかがでしょうか。