魅力的な声優やキャラクターデザイン、続きが気になるはらはらする展開が魅力的な攻殻機動隊。もともとは1991年に士郎正宗原作で発表されたマンガが原作で、その後、アニメ化されました。
アニメキャラクターになってからいろいろなキャラクターが出てきたり、オリジナルキャラクターが出てきたり、ポリスアクションのテイストが強いストーリー性で人気を集めていました。
引用: https://twitter.com/d0ad0a/status/992402887966838785
押井守監督の映画、地上波アニメシリーズは神山健治監督の作品となっていますが、今回は黄瀬和哉が担当するのがARISEというアニメーションです。
ARISEは監督もキャストもキャラデザインも全て一新した新しい攻殻機動隊で賛否両論を巻き起こしました。
タチコマはデザインだけではなく存在も変わってしまいました。タチコマ以外にもアニメキャラクターたちもデザイン、声優が全て変更され入れ替えが行われました。
次項で一覧を示しますが草薙素子役で好評だった田中敦子が外れてしまっていることから、多くのファンは待ち焦がれていた攻殻機動隊の新作がキャラクター入れ替えで、しかも声優まで違うということが判明し、がっかりしたのです。
一覧で示しますが、キャラクターが変わるだけではなく声優も変わってしまうのは悲しいことです。
草薙素子:坂本真綾(旧:田中敦子) バトー:松田健一郎(旧:大塚明夫)
荒巻大輔:塾一久(旧:阪脩) ボーマ:山口太郎(旧:中井和哉 )
トグサ:新垣樽助(旧:山寺宏一 ) パズ:上田燿司(旧:小野塚貴志)
イシカワ:壇臣幸(旧:仲野裕 )サイトー:中國卓郎(旧:大川透 )
タチコマはロジコマに変更されて、キャラクターそれ事態が変わってしまいました。そして、アニメキャラクターは坊主だったサイトーがモヒカン系の髪型になったり、草薙素子の作画が違い過ぎたりととにかく全く違うアニメキャラクターで作られる攻殻機動隊のメンバーになっていました。
ここまで変えた理由としては、攻殻機動隊の時系列の中で一番古い歴史を描くのでとにかく新しいキャラクターをということで声優も一新し、アニメキャラクターも全て一新したといいます。ファンとしてはがっかりする人も多いかもしれませんが、押井守監督、神山健治監督の作品でも多少作画やストーリーは異なりますので、目をつぶるのも良い選択でしょう。
攻殻機動隊のメンバーの三羽がらすとも言える、草薙素子、バトー、トグサの声優について一覧ではなく少し掘り下げた内容を書いていきたいと思います。トグサとバトー、そして草薙素子も変更入れ替えられています。公安9課に限らず、ARISEキャラクターは全て入れ替えられ変更されて、一新したアニメが誕生しているのです。
草薙素子の坂本真綾は、黒執事のシエルファントムハイヴ役などを担当しており、すごく人気の女性声優です。歌もとても上手で、歌手活動をしていて嚴島神社でライブ活動をするなどしていて、集客力もある素晴らしい声優です。クールな草薙素子に適任かどうかは人によって分かれますが、実力的に不足はないといえるでしょう。
バトーは見た目がごついということはあまり変わっていませんが、デザインも一新されてもちろん声優をも入れ替え変更が行われました。バトーは草薙素子のように全身サイボーグにしているわけではありません。
全身をサイボーグにしているわけではなく、一部を義体化しているのです。バトーは素子に恋心を抱いていたり、ジョークを飛ばして素子にあきれられたりと結構ひょうきんな性格でロマンチストでもあります。彼は、大塚明夫が声優を務めていましたが、松田健一郎の声優が入れ替えられました。
新しい声優は、ブレードランナー 2049のイギー役をしています。まだ代表作と言えるキャラクターは少ないようですが、これから伸びていく声優ということですね。
トグサは攻殻機動隊こと、公安9課では異色の存在です。彼は唯一所帯持ちで、そして彼の性格はほかのキャラクターと比べて少し情に流されやすくそして、正義感が強過ぎて冷静な判断を欠いてしまうという部分があったりといろいろ人間らしい性格が特徴です。トグサは入れ替え前、ポケモン映画皆勤賞の山寺宏一が演じていました。山寺宏一は少年テロリストのアオイも担当しており、攻殻機動隊ではダブルキャストでした。
しかし、山寺宏一というビッグ声優を変更し新しく入れ替えられた声優は新垣樽助という声優でした。彼の代表作は、刀剣乱舞の長曽祢虎徹です。彼は江戸時代の刀工という設定で、オンライン版に登場するキャラクターです。
声優入れ替え一覧にも出さなかったタチコマですが、タチコマという存在自体が変更になってしまいました。タチコマはシリーズを通してのマスコットキャラクター的な位置付けだったのですが、そのタチコマがロジコマというキャラクターに変更されてしまいました。
タチコマファンは青いタチコマが緑のフチコマになってしまったことでがっかりさせられたこともありましたが、赤いロジコマになってしまってはもうタチコマの跡形もありません。タチコマファンには悲しすぎるできごとでしょう。
声優も、もちろん入れ替えられて沢城みゆきに変更されました。公安9課メンバーの一覧には載せていませんでしたが、沢城みゆきはベテラン声優で代表作だけで一覧ができてしまうほど大きな役をやっています。
中でも、有名なのがシノンです。ソードアートオンラインに出ている女の子でとてもかわいいですね。
公安9課の実質的なリーダーは草薙素子ですが、本当のリーダーは荒巻大輔です。彼は長年の経験からときには政治的力も利用して公安9課に指示を送ります。彼の声優が逝去したのですが、ここでファンの間で混乱が発生しました。
荒巻大輔役の大木民夫は、攻殻機動隊の映画GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2で荒巻大輔役を務めた声優です。攻殻機動隊メンバーを引っ張ってきたリーダーの荒巻大輔役であった大木民夫ですが、2017年になくなってしまったのです。荒巻大輔役だけあって、一覧で紹介したメンバーの中でも、年配で89歳という年だったので寿命だったのでしょう。
しかし、大木民夫が死んでしまったことに対して、ARISEシリーズの阪脩が死んでしまったと勘違いした人が多発したのです。タチコマを始めとしてキャラクターは総入れ替えを行われたので、阪脩が現在の最新作ARISEの荒巻大輔なのです。
キャラクター一覧に出しませんでしたが、9課の司令塔ではなくもっと上の人物である荒巻大輔。彼はARISEでキャラクターボイスを変更されて阪脩となりました。阪脩も80代と高齢ですが、まだ生きています。攻殻機動隊は最近変更が激しくて、特に荒巻大輔に関しては実写版でビートたけしになってしまったりしたので、今訃報を知るとより混乱しそうです。
攻殻機動隊の人気は1991年に出版された漫画が原作なのにもかかわらず衰えることがなく、リメークを繰り返されています。その中でも、最近最も注目を浴びたのがハリウッド版で実写を取り入れた攻殻機動隊ではないでしょうか。草薙素子をスカーレット・ヨハンソンが演じていて、CGなどを使った近未来が描かれています。
スカーレット・ヨハンソン演じる草薙素子の吹き替えをARISE前のSACシリーズで素子を演じた田中敦子が担当することになったのです。これは、ファンならばすごくうれしいのではないでしょうか。坂本真綾に変わってしまって残念だと思っていた人もいたので、これはうれしい知らせです。
時代とともに、過去の名作も変わっていかなくてはならないという事情は、その作品がその時代で残り続けるためには必要なことなのかもしれません。しかし、過去の草薙素子が好きだった人がいることも事実です。
古い攻殻機動隊も新しい攻殻機動隊も好きでいられたら完璧な攻殻機動隊ファンかもしれませんね。これからの攻殻機動隊にも期待したいです。