「賭ケグルイ」の中で、夢見弖ユメミのマネージャー、沙織(さおり)の声優を演じるのは、庄司宇芽香(しょうじうめか)さんです。1985年8月20日生まれ、神奈川県出身です。所属事務所は青二プロダクションです。青二塾東京校25期生で、東京アートスクールの出身です。2008年「美肌一族」の美肌紗羅役で声優デビューをしました。趣味は猫を見ること、宝塚の観劇です。
少女役からお姉さま、ショタ役まで幅の広い役をこなせる声優です。小学校から高校まで女子校に通っていたため、出会いが無く、恋愛シミュレーションゲームの「ときめきメモリアル4」の収録で恋のあこがれを発散していました。清涼飲料水のDAKARAを愛飲しています。
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」では、ねこ娘役の声優をしている庄司宇芽香さんは、もともと猫好きです。猫好きとしては憧れの役ですが、実はオーディションで受けていたのは犬山まな役でした。まな役のオーディションが終わった後に「ねこ娘のオーディションも受けさせてください」とお願いしようとしたら、スタッフの方から先に「ねこ娘のオーディションもやってください」と言われたのでした。
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「気持ち悪いんだよあの豚ども!」夢見弖ユメミはそう言って、握手会のファンに握られ、手汗にまみれた手を消毒し、うがいを済ませて机を蹴り飛ばしたのでした。ユメミのマネージャーの沙織は落ち着いた表情で「せめてライブ後の握手会だけでも取りやめにする?」とユメミに聞くのでした。
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「だめ、ライブだけじゃなくて、個人的な繋がりを得てこそ、あいつらは太客になるんだから」ユメミは沙織にそう言ったのでした。「それにしたって…」沙織は少し心配げにユメミを見ました。「大丈夫よ沙織、夢のためなら屁でもないわ。この位平気でこなせなきゃ、とても達成できないもの」そう言って蛇喰夢子の写真を手に取り沙織に聞くのでした。
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「それより夢子への申し込みはいつするの?」マネージャーの沙織は「明日にでも豆生田さんの手配で、予算は確保出来たから」と答えるのでした。「夢子ちゃんには人生を賭けてもらうよ」そう言って、ユメミは目を輝かせて蛇喰夢子とギャンブルをすることを、心待ちにするのでした。
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ユメミの控室の前で、蛇喰夢子はマネージャーの沙織にこう切り出しました「こちらの鈴井さんも一緒でよろしいですか?」沙織は「男性ですか?まあいいでしょう」とちょっと困った顔をしましたが、蛇喰夢子の申し出を承諾したのでした。
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沙織は「入室前に身体検査をさせて下さい。まれに控室に、カメラや盗聴器を仕掛けようとする不届き者がいるんです」と言いました。蛇喰夢子は素直にこれに応じ、入室を許されたのでした。「いらっしゃい。私、夢見弖ユメミ。アイドルやってます」ユメミは笑顔で蛇喰夢子に挨拶をしたのでした。
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「一流アイドル決定戦 バトっていいとも!」これがユメミが蛇喰夢子に提案したギャンブルでした。元々はテレビ用の企画だったものですが、夢子と共演出来るならやりたいと、ユメミが申し出たのでした。ユメミは「ライブの後にみんなの前でね」と言ってから、掛け金は5000万円、ユメミが勝てばユメミと一緒にアイドルユニットを組むこと。と矢継ぎ早にギャンブルの条件を蛇喰夢子に話すのでした。
ユメミの話すアイドル生活を黙って聞いていた蛇喰夢子は、ファンの笑顔のためにと言ったユメミに「そんな建て前はよして下さい、夢見弖さんはファンが嫌いなんでしょう」と凄みのある声で言ったのでした。「何言ってるのそんな訳ないでしょう?」とアイドルらしい可愛い声で答えるユメミに、蛇喰夢子は、ユメミが破り捨てたファンレターを突き付けるのでした。
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そしてファンレターを読み上げる蛇喰夢子に「もういい」と感情を露わにして「あんたの言う通りよ」とファンが嫌いなことをあっさりと認めるのでした。蛇喰夢子の後ろで聞いていたマネージャーの沙織は「ユメミ」と震える声で呟くことしか出来ませんでした。
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「アカデミー賞が欲しい」ユメミは蛇喰夢子にそう話しました。これが、ファンが嫌いなのにユメミがアイドルを続ける理由でした。蛇喰夢子はそれを聞いて「素晴らしい目標です」とユメミを褒めたのでした。ユメミは咳を切ったようにファンの悪口を口から吐き出し「アイドルも大変なんですね」と蛇喰夢子に言われて、ようやく落ち着きを取り戻したのでした。
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「覚悟しておいて、あなたもやるのよ」とユメミは蛇喰夢子に言うのでした。「でも私だけでなく、お互いに人生を賭けなければ、ギャンブルの面白みに欠けますよね」そう言って蛇喰夢子は、マネージャーの沙織にいきなり抱きついて、沙織のポケットの中から、こっそり入れて置いたボイスレコーダーを取り出したのでした。
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「今のやりとり録音させて頂きました」蛇喰夢子はそう言って、ユメミがさっき話したユメミのファンに対する悪口の数々を再生してみせるのでした。「何で、何で沙織がそんな物を?」「いや違う、はっ」沙織は入室前の身体検査の時に、夢子にボイスレコーダーを、ポケットに入れられたのだと、気づいたのでした。
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夢子は「夢見弖さんにはこのボイスレコーダーも賭けてもらいましょう」と言ったのでした。「渡せ!」と言って沙織が、ボイスレコーダーを取り返そうと夢子に飛びつきますが、あっさりかわされ、沙織は床に転がってしまいました。「ご安心下さい、コピー何て無粋な真似はしませんから。私はギャンブルが出来ればそれでいいんです」そう言い残して、夢子はユメミの控室を後にしたのでした。
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床に転んだまま泣き伏す沙織は「ごめんなさい、本当にごめんなさい。私のせいでユメミの、私たちの夢がぁ」と泣きじゃくりながらユメミに謝るのでした。しかし、ユメミは大笑いをしながら「上等だよ、上等。私を舐めたこと絶対に後悔させてやる」そう夢子に宣言するのでした。
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夢見弖ユメミのマネージャー、沙織の名字は残念ながら分かりません。夢見弖ユメミのファンクラブ会長に、真能寺と言う名字とは逆に名の分からない人物がいます。また伝統文化研究会の会員で熊楠(くまぐす)と言う、やはり名字だけしか分からない人物もいます。誰かが沙織を名字で呼んでくれる事を願っています。
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「賭ケグルイ」の物語は完結していないので、先で沙織の名字が、明かされる可能性はあるかも知れません。蛇喰夢子の過熱してゆくギャンブルと共に、「賭ケグルイ」の中で、ユメミのマネージャーをこれからも続ける沙織の動向を、楽しみに見てゆくことにしましょう。
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夢見弖ユメミのマネージャー、沙織の性格は、真面目で几帳面。そして何より夢見弖ユメミに心酔しており、ユメミの夢を私たちの夢と話して、心からユメミの夢が叶うことを願っています。蛇喰夢子に、ボイスレコーダーを仕込まれた時は本当に悔しがり、涙ながらにユメミに謝っていました。律儀な沙織の性格が表れています。
これまでアイドル夢見弖ユメミのマネージャーの沙織を、見てきましたが、ユメミの夢を自分の夢と信じる一途な心は、本物のようです。マネージャーとしてもよく仕事をこなし、ユメミも信頼を置いています。ただ、蛇喰夢子の策略で、ユメミの弱みを夢子に握られてしまった時は、涙してユメミに済まない思いを強くしたのでした。
ボイスレコーダーによって、ユメミのファンに対する本音が暴かれてしまいましたが、ファンはむしろ本音が聞けて良かったと、ユメミを見捨てることなく、これからも応援すると約束してくれました。ユメミはアイドルを続けていけることになりました。沙織もユメミのマネージャーとして、これからもユメミを助けていくことになるでしょう。