イタリア旅行おすすめグルメその1:ショートパスタ
パスタはイタリアの主食の一つ。 主な原料は小麦粉(特にデュラム小麦)で、他に水、塩、鶏卵などが用いられる。 日本ではスパゲッティのような長い麺の形が一般的ですが、イタリアではその形状に対して名称があり、500種類以上とか。 地方で好みがありますが、イタリア南部へ行くとほとんどが長持ちするからショートパスタが主として食されていました。 ここではショートパスタのメニューでおすすめを数点紹介致します。
ペンネ(Penne)/ ペンネッティ(Pennetti)
ペンの形をしているパスタ。一回り細いのがペンネッティです。 比較的スタンダードで全土で利用されています。トマトソースをからませている事が多いです。 筒の中にソースが入りやすく、ほかにもホワイトソースやグラタンとしてもよく使われます。
コンキリエ(Conchiglie)
貝殻の形をした珍しいパスタです。 見栄えがいいので茹でるだけではなく中に詰め物をして提供する事も多いです。
オレキエッテ (Orecchiette)
耳たぶ型のパスタでもちもちした触感がくせになります。 南イタリアのアルベロベッロという町で有名です。 青野菜と一緒に混ぜ合わせたものが見栄えも良いです。
ファルファッレ(Farfalle)/ フジッリ(Fusilli)
こちらはサラダに合えて使われることも多いです。 ファルファッレは蝶の形、フジッリはねじれた形でいずれも茹ですぎるとのびて軟らかくなりやすいのでサラダに重宝されます。 見た目もかわいらしいです。
イタリア旅行おすすめグルメその2:ロングパスタ
一般的に麺の形をしているものをロングパスタと言います。 イタリアでメニューを見ると「スパゲッティーボロネーゼ」などパスタの名前を示してくることが多いです。 形状が分からない場合はロングパスタ?ショートパスタ?と確認すると間違いないと思います。 中でも是非召し上がっていただきたいパスタを紹介します。
スパゲッティ(Spaghetti)/ スパゲッティーニ(Spaghettini)
紐という言葉がスパゲッティの語源となっています。スパゲッティは断面が円形で太さが2.0mm前後、スパゲッティーには断面が円形で太さが1.6mm - 1.7mmともっともスタンダードなパスタです。 どんなソースにも相性が良く一般的です。
カペリーニ(Capelline)
スパゲッティより幅の細い麺で断面が円形で太さが1.3 mm以下の規格です。 日本では冷たいパスタに使われることが多いですがイタリアでは冷たいパスタはほとんど作られていません。 スープパスタなどさらっとしたソースと合います。
タリアテッレ(Tagliatelle)/ パッパルデッレ(Pappardelle)
幅の広いきしめんのような形のパスタです。 タリアテッレは麺の幅が8mm、パッパルテッレは平麺の幅が20mmの幅広パスタです。 食べごたえがあります。 また、シエナという町にはピチ(PICI)というまさにうどんの太さのパスタもあります。
イタリア旅行おすすめグルメその3:その他の形状のパスタ
リゾーニ(Risoni)
ご覧のようにお米の形をしたパスタもあります。 形は違えどこのように小さなものはスープなどに入れる具としても使用されます。 お子様の離乳食として初めに使われるのもこのようなパスタだそうです。 ほかにも花の形や星の形をしているものはお土産にも珍しくおすすめです。
ニョッキ(Gnocchi)
ジャガイモと小麦粉を使った団子状のショートパスタです。 ジャガイモが加わることでよりボリュームが出ます。 チーズとの相性も抜群です。
ラビオリ(Ravioli)
詰め物入りの生パスタがラビオリです。 中にはいろいろな物が入れることが出来ます。 ひき肉やチーズ、ホウレンソウなど。 これらはスーパーなどで半生状態で購入もできるのでお土産にもお勧めです。
ラザニア(Lasagne)
ロングを通り越して平たい板状に延ばしたものがラザニアです。 重ねて間にミートソースとホワイトソースを挟んだものが日本ではおなじみです。 ほかにもほうれん草を挟んだりアレンジ豊かです。 グラタン皿に敷いて焼き、小分けして頂きます。
イタリア旅行おすすめグルメその4:ピッツア
ナポリ風ピッツア
ナポリ風はもちもちとした記事で厚みがあります。 少し発行させた生地のため熱すると焼いたお持ちのように膨らみます。 すこし焦げた部分の香ばしさと触感がたまりません。 具はお好みでナポリ風・ローマ風共に味わえます。
ローマ風ピッツア
ローマ風は淵がうすくカリカリした触感です。 これも好みで食べ分けます。 どちらも元祖と本家を譲りません。 気分で食べ比べてみましょう。 定番の味としては「マルガリータ」トマトソースベースにモッツァレラチーズを載せてバジルをのせたシンプルな物が最も有名ですが、ベースにトマトを使わない、チーズも使わないものなど種類は豊富です。 好みで色々トッピングも可能です。無限の味をプロデュース出来ます。
切り分けピッツア
また、切り分けピザの店も街中には多く、大きさを指定してグラム量りで購入できる店もあります。 お弁当代わりに、電車移動時に最適です。
イタリア旅行おすすめグルメその5:前菜(生ハム・チーズ)・サラダ
実はパスタも前菜のグループに入りますが、他の前菜(アンティパスト)として生ハムやチーズ、野菜類も人気です。 ワインと乾杯したときに頂く前菜の盛り合わせも彩りよく美味しいです。 サラダやスープもこの分野に入ります。
生ハム
プロシュート・ディ・パルマ、パルマ産生ハムは是非現地で一度ご賞味頂きたいハムです。 ただし残念ながら検疫の関係で現地通常販売されているものは持ち帰りは不可です。 お肉屋さんで量り売りで購入するとより新鮮でお店で注文するよりリーズナブルです。
チーズ
イタリアのチーズの種類も豊富です。 ゴルゴンゾーラ(青カビチーズ)や生のモッツァレラチーズ、パルメジャーノレッジャーノチーズは代表的なイタリア名物チーズです。 チーズは真空パックなら日本に持ち帰りは可能です。水気がある場合はスーツケース、手荷物は没収されますので注意。
サラダ
イタリアのサラダは素材にこだわる代わり比較的ドレッシングの種類が単調です。 日本のイタリアンドレッシングと違い、基本的にはワインビネガーかバルサミコ酢、塩コショウとオリーブオイル程度です。 その中でもトマトとチーズにバジルを組み合わせた「カプレーゼ(カプリ風)」はシンプルですが彩りもキレイです。
イタリア旅行おすすめグルメその6:スープ・リゾット
スープ
イタリアのスープといえばミネストローネが有名です。 野菜をしっかり食べるイメージのお食事スープが多く、リボリータというトスカーナ地方の豆とパンの入ったスープも食べ応えがあります。
リゾット
イタリアの米料理、リゾットは水から鍋に煮込んだ雑炊です。 水分がなくなるまで煮込み、お米に粘りがなくやや硬いのが特徴です。 スープを吸い込むので魚介やイカ墨、ポルチーニキノコやトリュフ入りもおすすめです。
イタリア旅行おすすめグルメその7:メイン・肉料理編
パスタやピッツアだけではなく是非メインの肉料理も味わって頂きたいです。 中でも有名な肉料理を数点紹介します。
トスカーナ風Tボーンステーキ
正式にはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、フィレンツェ風ステーキです。 トスカーナ地方は良質な牛肉の産地で骨付きのステーキが大人気です。 脂身は少ない赤身の柔らかい肉を炭焼きします。 キロ単位の注文がお勧めです。 塩コショウだけで頂き、トスカーナ地方の赤ワインと相性バツグンです。
オッソブーコ
子牛のすね肉の煮込みです。 ボリュームもすごいですが、柔らかくとろとろに煮込まれていて必食の逸品です。
ミラノ風カツレツ
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ、ミラノ風カツレツです。 かつてのミラノはオーストリア系一族によって統治されていました、その頃の名残です。 カラッと揚げられたカツレツはあっさりレモンと塩コショウで頂きます。 またサフランで煮込んだミラノ風リゾットも黄色鮮やかで見栄えがいいです。 ミラノセットとしておなじみです。
イタリア旅行おすすめグルメその8:メイン・魚料理編
魚料理は前菜っぽいカルパッチョでもメインの扱いで提供されます。 そしてパスタ料理に使われることも多いです。 メインらしい代表料理を2品紹介します。
アクアパッツァ
魚料理で特に有名なのはアクアパッツァです、ワインや魚介類を丸ごと煮込む贅沢な料理です。 海沿いの街で頂きたい代表的な料理です。
カジキマグロのグリル
南イタリア方面でよく見かけるカジキマグロのグリルも有名な魚料理です。 味付けはシンプルに塩コショウとレモンなどでさっぱりいただきます。
イタリア旅行おすすめグルメその9:ドルチェ・デザート編
イタリアはデザートの種類も豊富で、お馴染みのジェラートやティラミスはもうご存知と思いますが、地方によって店によって多彩な味が楽しめます。 なかでも珍しいものをひとつ紹介します。
ビスコッティとヴィン・サント
こちらは甘い食後酒、ヴィンサントにつけていただくビスコッティです。 最後の締めに甘いデザートはイタリアでは消化のために欠かせません。
イタリア旅行おすすめグルメその10:パニーノ
最後にイタリアのファーストフード、パニーノは町中のカフェや屋台で手軽にいただけます。 中にハムやチーズ、お好みの具材のサンドを選んで注文します。 青空の下でほおばるパニーノも最高です。 すべては無理かもしれませんが、是非イタリアを訪れたらグルメを満喫してください。