ソウルの物価は高い?
皆さんはソウルの物価についてどのようなイメージを持っていますか?
以前は、ソウルの物価は安いと言われていましたが、実はソウルの物価は現在高くなっています。中には、日本よりも高いものもあり、日本からソウルに旅行に行った人も思っているよりも物価が高かったと言っている人が多いです。
今回は、そんなソウルの物価が現在も高い理由や、具体的なソウルの物価をご紹介します。
ソウルの物価が現在も高い理由
ソウルの物価が現在も高い理由は、韓国の第19代大統領のムンジェインの政策によるものだとされています。ムンジェイン大統領は、2018年7月に最低賃金の引き上げを行いました。それに加え、猛暑や原油価格が上昇したことにより、外食費や農産物、ガソリン代など、全体的に価格が高騰してしまいました。最低賃金引き上げにより人件費が高くなったため、物価が現在も高くなっています。私は2017年、2018年、2019年と3年連続で訪れていますが、2017年に比べると物価が高くなっているのは実感として感じます。
ソウルの物価「韓国料理編」
とても美味しいものが多く、日本でも韓国料理が好きな人も多いですが、韓国料理の物価はどのくらいなのでしょうか。物価上昇で、農作物の価格も上がっているソウルでは、韓国料理の価格値上げに影響しそうです。ここでは、人気のある韓国料理の価格をご紹介します。
サムギョプサル
サムギョプサルは、豚のサムギョプサル1枚10000ウォンから15000ウォンが相場です。二人前からしか注文できないお店も多く、他にご飯やお酒を頼むとなると、1回の食事で40000ウォンくらいからになることが多いです。
お粥
お粥は具材によって料金は違いますが、だいたい7000ウォンから10000ウォンくらいが相場です。他のアジアに比べるともちろん物価は高いですが、お粥でもこのくらいの値段です。朝ご飯に食べることも多く、朝ご飯に1000円ほどかかるのは東京と比べても同じ位です。
タッカンマリ
タッカンマリは、韓国料理の中でも比較的安い料理だと言えます。まるまる一羽の鶏が入っていながら二人前で20000ウォンからなので、お腹いっぱい満足できるまで食べても安いのが魅力の韓国料理です。
マッコリ
マッコリは韓国で人気のお酒ですが、750mlで1500ウォンから2500ウォンあたりと、フレーバーによって値段もさまざまです。物価の高い韓国でもマッコリは比較的安い部類にはいりそうです。
ソウルの物価「韓国コスメ編」
韓国ではコスメがとても人気で、女性の間では韓国コスメはお土産の定番となっています。韓国コスメは低価格コスメも人気があるため物価が上昇してもまだ影響は受けていませんが今後が心配です。ここでは、種類もさまざまな韓国コスメの物価をご紹介します。
フェイスマスク
フェイスマスクはブランドや効果などによってピンキリですが、安いものなら1枚30円ほどで手に入れることができます。高いものでも1枚1000ウォンから2000ウォンで購入することができます。日本の価格よりも安いためまとめ買いする人も多くいます。
BBクリーム
日本人に人気のBBクリームですが、だいたい1本10000ウォンあたりからと日本で販売されている似たような化粧品とそんなに変わらない価格帯です。ただし同じ商品を日本で買おうと思ったら韓国で購入したほうが安いです。
かたつむりクリーム
かたつむりクリームはサイズはブランドによって値段が違いますが、18000ウォンくらいから販売されています。かたつむりクリームは、物価の高い韓国のコスメの中でも高価なもので、これから物価上昇の影響を受けてしまうとなると買いにくくなってしまいます。
ソウルの物価「日常生活編」
コンビニエンスストア
ソウルのコンビニは全体的に日本よりも高い印象でした。カップラーメンは一番安いもので900ウォン、弁当は平均的に4000ウォン程度、お菓子はほとんどの商品が1500ウォンを超えていました。日本のコンビニでは100円で購入できる商品が多くありますが、ソウルで1000ウォン程度で購入できる商品はあまりありません。
物価が高いことを一番感じたのはコンビニのドリンク類です。コカコーラの小さいサイズの缶で1200ウォン、500mlのものだと2000ウォンします。スプライトや他の定番ジュースも同じ価格帯でした。水は900ウォン程度であったので日本と同じくらいです。ソウルのコンビニは日本と同じ価格帯の商品か、ほとんどが少し高い商品です。
マクドナルド
私は朝に行ったので、朝マックの値段をご紹介します。日本にもある朝マックの定番「ベーコンエッグマフィン」と「エッグマフィン」のセットは4000ウォン。他の商品も4000ウォン前後でした。日本だと400円前後なので、マクドナルドの商品の値段はほとんど同じです。マクドナルドに限らず、世界展開をしているお店の価格帯は日本とほぼ同じという認識でいいと思います。
地元の商店街
コンビニとは違って地元の商店街は比較的安い印象でした。私は昔からある地元のマーケット「Mangwon-dong World Cup Market 」に行きました。ここではキンパやトッポギなど、様々な韓国料理を食べることができます。また、お土産店や魚屋さん、八百屋さんもある地元の商店街という雰囲気です。ここの価格帯は串類一本1500ウォン前後から、韓国料理も観光地にあるお店よりも1000ウォン程度安い印象がありました。観光客ではなく、地元の方向けの値段設定です。
タクシー
ソウルのタクシーの初乗りは3800ウォンなので、東京や大阪よりもかなり安いです。タクシー以外の交通手段である、電車やバスも日本の約二分の一程度、場合によってはそれ以上安いです。ですので、ソウル内での移動にはあまりお金はかからないと思って大丈夫だと思います。特に、電車が安いので予算を抑えたい方は電車の利用をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?ソウルの物価事情を少しでも理解いただけたのではないでしょうか。
ソウルの物価が現在も高い理由や、ソウルの物価をジャンル別にご紹介してきました。韓国は日本からも近く、料理がおいしいため、韓国に頻繁に行く人も多いですが、今後さらに物価が上がっていくことも考えられます。近々韓国に行く人であればほしいものはまとめ買いしておいてもいいかもしれません。
しかし、日本からの航空券の値段は現在もなお、お手頃な価格なので、韓国は気軽に行ける国です。
週末にも行けるので、次の休みに訪れてみていかがでしょうか。