【韓国のお盆休み】チュソク(秋夕)とは?
韓国でも日本と同じように、お墓参りやご先祖様に挨拶をするお盆休みがあります。
韓国ではチュソク(秋夕)と呼ばれ、毎年日にちは変わるものの9月や10月の連休がチュソクになります。一般的にはお店はすべてしまり、故郷に戻ってお参りや、親戚の集まりやお祭りなどが行われています。儒教思想が強い韓国では、日本以上にこの行事が重んじられ、チュソクの1か月前あたりになるとお墓はきれいに掃除され、準備もしっかり行われます。
その時期に韓国への旅行が被った場合、お店は空いているのか、また、韓国のチュソクの伝統的な過ごし方などをご紹介いたします。
【韓国のお盆休み】チュソク(秋夕)に旅行!お店は空いてる??
チュソクの期間になると基本的にどこのお店も締まっています。しかし、近年では若者を中心に規制しない人が増えたり、逆に両親がこどもの住んでいる場所に来る逆帰省などが急激に増えています。
日本人が行くような観光地はどうなのでしょうか?
明洞は、普段通りにあいているお店がほとんどです。人通りは少し少なくなりますが、観光客も沢山いるので、人ごみが苦手な人にはむしろおすすめかもしれません。化粧品や服屋さんなど、普段通りあいています。
東大門や、ホンデや江南などの観光地も、あいているお店もありますが、明洞ほどではなく、締まっているお店もぽつぽつありますし、郊外になればなるにつれて、ほとんどのお店が閉まっています。
ど定番の観光地のみ行く方や混み合いたくないという方にはおすすめです!
【韓国のお盆休み】チュソク(秋夕)ならでは、おすすめの食べ物!
チュソクで食べる伝統的な料理や食べ物はいくつかありますが、その中でも有名な食べ物はソンピョンというお餅のようなもの。ゴマや小豆やクリなど秋っぽい食材と松の葉っぱを一緒に蒸していただきます。
松の葉っぱの香りが特徴的で住む地域などによって入れる具材は様々です。
チュソクの時期に旅行すると百貨店などでも販売しているソンピョン。
この時期にしかいただけない食べ物なので是非食べてみることをおすすめします!
ソンピョンとは ソンピョンは漢字で「松餅」と書きます。蒸し器に松葉を敷いて蒸すことからこの名がつきました。うるち米の粉を少量の水で練って適当な大きさにちぎり、中に餡を詰めます。中に詰める餡はゴマ、豆、緑豆、栗などさまざま。形を半月型に整えたら、あとは蒸し器で蒸すだけです。秋夕のときに作るソンピョンは、その年にとれた早生の新米と穀物で作ることになっています。1年の収穫を祝うとともに、ご先祖様に感謝を込めて墓前や祭祀膳にお供えするという意味があります。 白いソンピョンだけでなく、ヨモギ、松の甘皮などを使って色をつけたものもあります。緑色やほんのりピンク色のソンピョンなど、お店ではさまざまな色のソンピョンを見かけます。外側に塗られているゴマ油の香ばしさと、餅のねっちりとした舌触り、そして中からピュッと飛び出てくる餡の甘さが嬉しいお餅です。
【韓国のお盆休み】チュソク(秋夕)で注意すべきこと
先ほどの説明の通り、チュソクの期間は基本的に実家に帰省している人が多いため主要エリア以外のお店はほとんどしまっています。行きたいと思っていたお店が行ってみたら閉まっていたなんてこともよくあります。他にも交通機関はかなり渋滞が発生します。飛行機に向かう高速バスやタクシーが渋滞にはまってしまったりすると、飛行機に乗れない!なんてことも考えうるので時間には余裕をもって行動することをおすすめします。
そんなチュソクですが、お祭りが行われていたり、チマチョゴリで街を歩く現地人がいたり、いつもとは少し違う韓国を楽しむことができます!
韓国に何回も行ったことがある人には、この時期に行ってみるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
是非楽しい韓国旅行にしてくださいね!