スペインへ女一人旅は危険?
芸術と世界遺産の国スペインは魅力的な国スペイン。ヨーロッパでも人気の観光地です。女一人旅は、複数で行く旅行の時よりも気をつけるべきことは多いですが、心構えと準備さえしっかりしておけば怖がらずに十分楽しむことができます。ここでは、スペインの一人旅で気をつけるべき犯罪や危険な場所などスペインの治安情報と対策を徹底解説します!
スペインへ女一人旅「気をつけるべき犯罪」1:スリ
スペインは殺人などの重犯罪は少ないですが、スリや置き引きなどの軽犯罪が頻繁に起きています。特に女一人旅の場合は、狙われやすく、被害に遭うと頼る人が近くにいないため対処に困ることになります。そのためにも情報を把握しておくことは心強い抑止になります。
観光中のスリにご注意を
スペイン観光については、最近大使館や旅行情報サイトなどの注意喚起が行き届き、観光客の皆さんがスリなどの軽犯罪に注意を配るようになりました。ところが、それに乗じて犯罪の手口が巧妙で大胆になってきました。観光に集中している人々に近寄り、写真撮影や信号待ちなどの瞬時に悪びれることなく財布や貴重品を抜き取っていく被害も聞かれます。不意打ちをつかれたようにスリに遭うととてもショックです。写真を撮り終わったらすぐにカメラやスマホをバッグに入れすぐに移動します。スリが犯罪を行えないよう機敏な移動、行動を心がけましょう。
他には、場所を尋ねるフリをし新聞や地図に隠れてスリを行う者もいます。スペインのスリは複数で行われることも多く、時には女性や子供と一緒にスリをはたらいているグループも多くいます。女性や子供だと警戒心を解きやすいですが、不自然に密接してくるな、と感じたら即距離を置き、話しかけに応じて立ち止まらないようにしましょう。時間を稼ぐために情に訴えてくることもあります。そんな時は「言葉がわからない」などと理由をつけてその場を立ち去って構いません。
移動中も気を緩めずに
地下鉄の構内や電車、バス内でもスリが多く発生しています。混雑している空間ではスリのグループが取り囲んで犯罪に及ぶことがあります。見ず知らずの人物と目が合ったり、目の前に立ってきたら不自然だと感じ、場所を移動するかバッグを抱えてガードしましょう。人を疑うことを申し訳なく考えずまず第一に身を守りましょう。ポケットには物は入れず、リュックは前でしっかり抱えて持つことが大切です。とにかく相手に隙を与えないことが重要です。
スペインへ女一人旅「気をつけるべき犯罪」2:置き引き
女の一人旅、混む時間のバーやカフェでは席取りが難しいですよね。日本であれば席に荷物を置いてオーダーに行けます。しかし、スペインでは危険、「どうぞ自由に持って行ってください」と言っているようなものです。治安のいいエリアでも置き引きはよく起きるので、荷物管理は気をつけなければいけません。
食事中が多い置き引き被害
置き引きで最も多いのは、カフェやバーのテーブルに置いたスマホや空いた椅子の上に置いたバッグを持ち去られるケースです。荷物を自分の近くに置いていても、犯人は瞬時の隙に何食わぬ顔をして盗んでいきます。コーヒータイムでもバッグは膝の上に置いたりたすき掛けするなど体から離さないようにしましょう。
空港やホテルでも
空港やホテルは安全だろうと思いがちです。しかし、そこを狙った置き引き、盗難の被害が横行しています。空港のバゲージクレームやタクシー待ちの間、ホテルフロントでのチェックインの時もスーツケースから目を離さないようにしましょう。また、たとえ施錠できるホテルの部屋でも100%安全とは限りません。クリーニングなどの出入りもあるため、のちのち事故に繋がらないためにも常にパスポートや貴重品は無造作に放置はしないようにしましょう。外出する際は、大切なものは鍵のかかるスーツケースの中で管理し、部屋は整然と片付けておくようにしてください。
スペインへ女一人旅「危険な場所」1:観光名所
スペインはヨーロッパの中でも有数の世界遺産を持つ国、観光名所もたくさんあります。日本人観光客も多いスペインですが、観光名所ではのスリや置き引きが多発しているため特に注意が必要です。特に華美な服装や高価なカメラや最新スマホなどの所持品は、犯罪者にとっては格好なターゲットの目印となります。観光客だと分かりやすい格好をしているのはとても危ないため十分注意が必要です。
過度に目立たないような行動で
実は、観光客と在住している人たちとでは犯罪に巻き込まれる件数に大きく差があります。在住者は現地の人たちに馴染みやすいからです。女一人旅の際は、おしゃれせずにラフな格好を心がけ、現地に住んでるかのように振る舞うと、スリや置き引きの被害に遭う確率はグッと下がります。人混みの多い観光名所へ出かける時は身軽に、貴重品や現金は必要以上に持ち歩かないことが被害を最小限に抑える秘訣です。
スペインへ女一人旅「危険な場所」2:夜の街巡り
スペインでは夜ご飯が遅いこともあり、平日の夜10時頃でも地元の人たちで賑わうエリアが多くあります。観光客の多い場所では時間帯によっては夜に一人でバー巡りをしても問題のない地域もあります。しかし、女一人旅の場合は、思いがけない事件に巻き込まれることもないとも限りません。女一人での夜の外出は十分計画を立て、無事ホテルに帰れるよう注意が必要です。
都心部では特に昼と夜の顔が違います。暗くなると道に迷いやすく、女性が一人で歩いていると声をかけられた挙句事件に巻き込まれる危険もゼロではありません。見ず知らずの人に声がけをされたら無視し、もし付きまとわれた時は即座に近くのショップやバー、ホテルに入ってしまいましょう。夜に観光に出かけたい場合は、ツアーや移動にタクシーを利用するなど複数行動の方法があります。レストランやバー選びも人気店を選ぶなどし、一人で路地裏を歩くようなことにならないよう計画を立てましょう。
まとめ
スペインで巻き込まれるスリや置き引きなどの軽犯罪は対策さえしっかりしておけば問題ありません。「ここは海外」と常に心掛けて気を緩めないように行動すれば被害を防げますよ。せっかくの女一人旅のチャンス、犯罪ゼロ対策でスペインの魅力を満喫してくださいね!