フランスのクリスマス【1】期間
フランスでは11月の半ば頃から、商業施設や家庭のお家でクリスマスツリーの飾り付けが始まります。12月になると街は一気にクリスマス一色に染まり華やかなイルミネーションに心躍ります!普段は、日曜日閉店するお店もクリスマス・イブまでは休まず、営業するほどの気合です。
パン屋さんにおいても、フランスのクリスマスケーキである「ブッシュ・ド・ノエル」に、冬季限定でオリジナルチョコレートも並び、楽しみがさらに増えます!一人用の小さなものから用意されていますので、本場の空気とともに本場の味を堪能なさってください。また、クリスマスと新年がセットになっているフランスでは、12月25日過ぎてもクリスマスケーキは売られ、1月中も店頭に並んでいるのが特徴になっています。
フランスで年末年始を過ごす方はこちらもおすすめ
フランスのクリスマス【2】12月25日に注意
カトリックの国フランスにとっては、1年の中で最大イベントとなるクリスマスは「ノエル」と言います。イエス・キリストの生誕をお祝いする祝日となり、全てのお店、観光スポットは営業しません。夜のイルミネーションは楽しめますが、レストランもショッピングもできませんので、ご注意ください。
例えば、クリスマスの12月25日が旅行ツアーの自由行動という場合、美術館など観光スポットへは入場できません。食事も事前に調達しておくか、ホテルのレストランを利用するか確認されるといいですね。ただ、エッフェル塔、セーヌ川クルーズの観光はできますので、ご検討ください。
フランスのクリスマス【3】クリスマスマーケットへ行ってみましょう!
12月に入ると、広場や商業施設などのあちらこちらで開かれるクリスマスマーケット「マルシェ・ド・ノエル」。規模や開催日時は場所により異なり、週末になるとイベントが行われます。コンサートに大道芸人のパフォーマンス、サンタクロースが現れたりと無料で様々な催しが楽しめます。
旅行などで12月の週末にフランスにいらっしゃる方は、ぜひインフォメーションでイベントをチェックしてみてください。街中がキラキラ華やかに、人も増えて活気づき、年に一度のイベントや雰囲気を楽しむ絶好の機会です。
フランスのクリスマス【4】フランス人流クリスマスの過ごし方
24日のクリスマス・イヴと25日は、家族や親戚と過ごすフランス人にとってとても大事な日です。1ヶ月ぐらい前から、食事会の料理や、家の準備に取り掛かり、通常は実家へ家族全員が集まり、24日の夜に「レヴェイヨン」という食事会が開かれ、1年の中で特別な夜として、豪華な食事会で、夜中や次の25日まで続く家庭もあります。
そして、24日の夜には教会でクリスマスのミサが行われます。食事を切り上げ、みんなでミサへ出かけ、キリストの誕生を祝うのです。ミサが終わり家に戻って、宴の再開となります。25日は遅めに起きて、再び宴会の続きというのがクリスマスの過ごし方です。食事会に招かれた際は、お手土産を忘れずに挑みましょう。食後にみんなで食べられるデザートがおすすめです。
フランスのクリスマス【5】おすすめ観光スポット
■パリ・オペラ座・ガルニエ宮
【パリ・オペラ座・ガルニエ宮】こちらの中に置かれるクリスマスツリーは必見です!街のあらゆる場所にクリスマスツリーは見られますが、こちらの真っ赤なツリーは特別です。大階段を登ると見える、大ホール「グラン・フォワイエ」の入り口にあります。豪華さと優雅さを兼ね備えたさすがオペラ座のツリー。また、オペラ座の内部も観光名所として有名なスポットですね。コンサートやバレエが日本よりもお値打ちに鑑賞できますので、併せてご覧ください。
■オペラ座周辺
【オペラ座周辺】オペラ座の周辺には、フランスを代表する有名百貨店が建ち並んでいます。この界隈を散歩するだけでもウキウキ楽しいイルミネーションが楽しめます。「プランタン」の外壁のイルミネーションは、毎年テーマが異なり、毎回新鮮な飾り付けが魅力です。「ギャラリー・ラファイエット」では、外観はもちろん、店内に設置される巨大なクリスマスツリーもぜひご覧ください。こちらも毎年異なる方法で飾られ、人気撮影スポットの一つです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?フランスのクリスマスの過ごし方をまとめてきました。今からでも楽しくなる大事なイベントですね。この時期は、色々な場所で人も増えますので、貴重品にはお気をつけください。街を歩くだけでも、ロマンチックでうっとりするクリスマス、このシーズンだけの特別な時間をお過ごしください。