イタリア南部の気候
気温と服装
イタリア南部は地中海性気候なので冬は比較的暖かく降水量が多く、一方夏は乾燥し25℃以上を超える日が続きます。特に顕著なのが日本人にも人気のシチリア島です。夏に旅行の際は日焼け及び乾燥対策をお忘れなく。とはいえ6月~9月以外は朝晩15℃を下回ることもあるので温度調節のできる羽織物を1着は準備していくことをおすすめします。一方でイタリア南部でも、アペニン山脈沿いは大陸性気候のため冬には雪が降りますので、観光先によって服装には十分気を付けてください。
海水浴のできる時期
6月~9月は気温が20℃を超えるので海水浴が楽しめる時期ですが、地中海の海水は暖まりにくいので冷たいです。そのためシュノーケリングや海に入って楽しみたい方は7月~8月での計画をおすすめします。ぜひ地中海の美しい海で海水浴を楽しんでみてください。
イタリア南部の治安
基本情報
イタリアでは北部に比べ南部に行くと治安が悪くなると言われていますが、実際はそのようなことはなく、観光客が北部に比べ少ないのでスリ被害なども少ないのが現状です。ただしヨーロッパの大都市ではどの都市でもあるように治安の悪い地域はあります。危険地域には近寄らない、かばんは前にかけて持ち運ぶなど持ち物は十分に注意する等、基本的なことに注意していれば巻き込まれる可能性は低いかと思います。ただ、ナポリは運転が荒い方が多いともいわれているので、車を運転の際はトラブルには細心の注意を払い、歩行者の方も特に横断の際は十分注意が必要です。
治安に気を付けた方がいい地域
~ナポリ~
中央駅や空港は人が多く集まるのでスリには十分注意が必要と言われています。他にもクアルティエーリ・スパニョーリ(スペイン地区)、フォルチェッラそしてこの2地区を結ぶスパッカ・ナポリ通りからの狭い分かれ道には近寄らないことをおすすめします。
~シチリア島~
イタリア南部のナポリに継ぐ人気観光地シチリア島も観光する際には治安は問題ありませんが、パレルモ旧市街、カターニアは特に夜遅くに1人で歩くのはなるべく避けることをおすすめします。
~カプリ島~
ナポリやシチリア島に比べて危険な地域は少ないですが、カプリ島でも夜の一人歩きは注意が必要です。また、客引きにぼったくられるケースがありますので十分に注意が必要です。
イタリア南部の世界遺産①ナポリ地区
ナポリ地区は街全体が世界遺産となっており、イタリアでは「ナポリを見てから死ね」という言葉があるほど美しい街です。
ナポリのみどころ~ナポリ湾の景色~
ナポリのみどころ~卵城~
ナポリのみどころ~トレド通り~
イタリア南部の世界遺産②青の洞窟
地中海といえば青の洞窟。カプリ島の青の洞窟は世界遺産に登録されています。この奇跡の絶景は海水に含まれる石灰が太陽の光に反射して起こる自然現象です。天候や海の状態が良くないと入れないこの洞窟は、5月~8月の海面が穏やかな午前中がおすすめです。前日に雨が降ると海面が上がって入れないこともあるので、この辺りを目安に観光日を検討してみて下さいね。
イタリア南部の世界遺産③アグリジェント
シチリア島にも世界遺産が7つあります。その中でも人気なのがアグリジェント。紀元前6世紀にギリシャ人によって作られたこの神殿は保存状態もよく見ごたえ満載です。
まとめ
イタリアの南部情報はいかがでしたでしょうか。イタリアと言えばローマやミラノ、フィレンツェ、ベネチアなどが有名ですが綺麗な地中海を楽しむリゾート旅なら絶対南部がおすすめです。特にナポリ、シチリア島、カプリ島は見どころも多く絶景が楽しめる人気都市なのでぜひチェックしてみて下さい。